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黒薔薇の城のアリス [完結]
日時: 2017/02/08 15:10
名前: rara (ID: gIDLNLr/)

【登場人物】

●黒姫様・アリス フロージュ 
     黒薔薇の国の姫君。ユリスを嫌っている。

●白姫様・ユリス フロージュ
     白薔薇の国の姫君。心優しくおしとやか。

●召使い・レオ シュバルツ
     アリスの召使い。命令は絶対守る。



【目次】
♯プロローグ…>>3
♯1…>>9
♯2…>>23
♯3…>>28
♯4…>>38
♯5…>>45
♯6…>>60
♯7…>>82
♯8…>>91
♯9…>>97
♯10…>>132
♯11…>>143
♯12…>>168

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Re: 黒薔薇の城のアリス ( No.25 )
日時: 2011/01/12 17:59
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 何で風邪ってひくのでしょうか。←

むむ、アリスとユリスにこんな過去があったとは…。

白薔薇の国…。感じ的におっとりした国っぽいけど…。ま・さ・か・の!←ウゼェww 
そしてアリスカッコいいな!!国王相手にナイフ投げれるとか度胸ありすぎる!!!←

Re: 黒薔薇の城のアリス ( No.28 )
日時: 2011/09/29 20:20
名前: rara (ID: 9QYDPo7T)

*黒薔薇の城のアリス 3 




 あれから二年の月日が流れ、私は解放された。
 でもユリスはまだ戻って来ない。

 私は10歳、ユリスは8歳。
 ュリスは、幸せに暮らしてるだろうか。
 そう思うと何だか胸が苦しかった。


 私が捕まって、一年経った時だった。
 一人の兵士が柵ごしに話しかけてきた。

「残念な知らせだ。君の両親、飢えて死んだらしい……」

「ち、違う……そんなの嘘よ!」

 私はその言葉を聞いたとき、嘘だと思った。
 いや、嘘だと信じたかった。
 自分に悪いことが起きると、誰だってそう思うだろう。
 嘘だと言ってほしい。
 そんな思いが、頭の中でメリーゴーランドのようにグルグルと回っていた。

 しかし、兵士はその思いを裏切った。

「嘘じゃない。君の家は売りに出されたんだから……」

 その言葉を残して、兵士は去っていった。

 もう4人では暮らせない。
 幸せだったあの頃の思い出が、たった今、儚く崩れ去っていった。
 

 それから私はもの凄く泣いた。

 泣いて泣いて、それでも涙が止まらなくて。

「もう疲れた……ああ、夜空が見たいな」

 だけど、今の私には叶わない夢。


 それから解放されて、家元のない私は黒薔薇の国に売られたのだった。
 そして今に至る。



 もう、あんな過去はとっくの昔に捨てた。
必要ないし、思い出したくもない。

「所詮、私は悲しみの中で生きていくのね」



 そう、これからもずっと。

Re: 黒薔薇の城のアリス ( No.29 )
日時: 2011/01/13 20:33
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 自分の文才の無さに腹が立つ今日この頃。

アリス…なんかアリスが可哀相だ><←同情じゃないけどさ 両親が死んだ…それは本当に信じたくない事実…。哀しいすぎるね

Re: 黒薔薇の城のアリス ( No.32 )
日時: 2011/01/14 22:31
名前: りま ◆pR/HQHYOiA (ID: pnP4WqN3)

やっほぉ!!

らら、きたぜぇ☆

おかえり^^

待ってるよ〜!

Re: 黒薔薇の城のアリス ( No.36 )
日時: 2011/01/15 12:50
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

参照100突破おめでとうです!! うー、うらやましい限りだぜ…。
これからも応援してるよ〜


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