ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ——私のことを理解できる人なんていない
- 日時: 2011/01/12 12:58
- 名前: 翡翠 (ID: pK07DWyY)
此処では初めまして
翡翠というものです。シリアス初心者です。
どうなるかよそうもできません。
もしかするとですね、グロイ表現があるかもなので苦手な方は
やめたほうがいいです。
とか言ってる私もグロイの苦手なんですけどね・・
まぁとにかく頑張るのでお願いします!!
*主人公*
名:スイラ・ソウルデビル
もう一つの名:【純白の死神】
性:♀
見た目年齢:16
性格:冷静、鈍い、優しい…?
容姿:白銀の長い髪に金の瞳。紫と黒の着物で、真っ白な鎌を扱う。
武器:純白の鎌
能力:鎌で斬られた相手は記憶を失い、この世を去る。他にも能力はあるが、謎。
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- Re: ——私のことを理解できる人なんていない ( No.5 )
- 日時: 2011/01/12 15:45
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
更新していたので読みました〜^^
『彼女』が誰なのかすっごく気になります!
また更新するのを楽しみにしています。
・・・文章おかしくてごめんなさい。
- Re: ——私のことを理解できる人なんていない ( No.6 )
- 日時: 2011/01/12 18:52
- 名前: 翡翠 (ID: /gDURow.)
ルナさん
また読んでくれたのですね。
嬉しいです。
そうですねぇ、彼女は誰なんでしょう?
文章おかしくないですよ。
次は、ようやく、登場ですかねぇ、【純白の死神】の。
まぁ、これからも頑張ります。
- Re: ——私のことを理解できる人なんていない ( No.7 )
- 日時: 2011/01/12 19:12
- 名前: 翡翠 (ID: /gDURow.)
——人の世と隔離された何もない場所に彼女はいた。
「…此処には何もない」
紫と黒の着物を着ている白銀髪の彼女は呟く。
・・・呟く彼女に声をかけるものが居た。
『何もない?何を今更知った事だろう?お前は死ぬ事もなく、働き続けるんだ』
声は不思議な響きをしていて、彼女所の耳に焼きつく。
「・・・」
沈黙する彼女に声は更に言い募った。
『お前は純白の死神だろう?』
声がそういった途端彼女の額を一滴の水滴がつたった。
『…忘れるな、お前は人形と変わらない。お前に意思など不要。ただ、言われた事を実行すれば良い。わかったな?』
声を聞いていた彼女は何も言わずに立ち上がる。
『それでこそだ。さぁ、今日も働いてもらうぞ』
声はそれだけ言うと消える。
・・・声が消えた後、彼女は意識の奥底でこう思っていた。
——私は人形なの?
そう考えたがそれに答えるものがいるはずもない。
彼女は声が消えた後、再び【仕事】をするために人の世に降り立つのだった。
- Re: ——私のことを理解できる人なんていない ( No.8 )
- 日時: 2011/01/13 16:10
- 名前: 翡翠 (ID: iKDICmMs)
* * *
パソコンを閉じた彼女は気晴らしに外に出かける事にした。
気晴らしのために外に出たのでもちろん良く場所など決めているはずはない。何となく近くの公園に足を向けたとき、ピチャリ、ピチャリ、水滴の零れる音が響いていた。
「はぁ、まさか、雨が降るとはね…」
水滴の零れる音を聞きながら彼女は呟いた。
「今日はろくな日じゃない…」
そう呟きながらも彼女はどうやって濡れない様に家まで帰るかを考えていた。
そんなのとき、彼女の視界に白い影が映った。
「…何今の?」
白い影は雨の中、全く濡れずに移動していた。
濡れていないどころか、雨のほうから白い影を避けているようにも見える。
彼女は白い影を追いかけるか見なかった事にするかで迷っていた。
だが、迷っていた彼女の耳に悲鳴が聞こえてくる。
その悲鳴を聞いた彼女は一度頭を振ると声のほうへ雨の中走り出した。
——彼女はことのとき選んだのだ、自ら孤独な死神と関わる事を。
もちろん、そんな事を彼女が知るはずもないのだが。
- Re: ——私のことを理解できる人なんていない ( No.9 )
- 日時: 2011/01/16 01:06
- 名前: 翡翠 (ID: 0VC4e9y5)
——人の世に舞い降りた死神の少女は白き刃を片手に今日も人を手にかける。
雨の中、着物に長い髪を持つ少女は傘をさしていないのにもかかわらず、濡れることない。
少女が歩くとそこだけ雨粒のほうが避けていくのだ。
そんな中を少女は歩く。
今日のターデットである人間を追って。
ただひたすらに歩き続ける。
そうして、雨の中をしばらく歩いて少女は立ち止まった。
それは、ターゲットが逃げることをやめたからだ。
「…お願いだ、殺さないでくれ」
逃げることをやめた細身の四十代前半と思われる男性がそう声を絞り出すようにして言う。
・・・そんな男の姿を少女は光の無い瞳で見つめていた。
その瞳には何も映っておらず、まるで人形のようだ。
光の無い瞳のまま少女は純白の鎌を振り上げた。
そして、その矛先は躊躇われる事無く男の胸に突き刺さった。
「う、うわ〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
男の叫びがその場に響き渡った。
だけど、やがてそれもやむ。・・・男のからだは灰と化して消えた。
少女はただその後景を何もすることなく、感情の無い瞳で見つめるだけだった。
——その後すぐに、運命の出会いがあるなど、知るはずも無いのだ。
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