ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 光と闇の迷路 〜chiffon〜
- 日時: 2011/04/30 20:57
- 名前: さっちー☆ (ID: bfLmeFkK)
光と闇の迷路 〜Black labyrinth〜 *chiffon*
作者 さっちー☆
小説はこれで2作目となります☆
もう一つのスレッドも今やっているので、投稿が遅れる可能性がありますがよろしくお願いします☆
1作目はコメディ・ライト系の【恋の水晶玉☆】という小説で、
シリアス・ダークは初めてなので分からないこともありますが、
何かご意見があればどうぞコメントください!
【*注意*】
・コメントは基本自由ですが、荒らし・暴言・悪口など見て嫌な気持ちになるコメントはしないでください。
*コメントの意見は参考程度なので実現するとは限らないです。作者の判断で決めさせていただきます♪
・ホラー系が嫌いな人は戻ることをオススメします。
*ただし、さっちー☆(作者)のようにホラー系は苦手でも、好き、興味がある人はOKですよ☆
・シリアス・ダーク小説なのですが、少しコメディ・ライト系が入るかもしれません。【恋とか♪】
*基本シリアス・ダーク小説なので、シリアス・ダーク系も楽しめると思います♪それでも恋とかが入るのはイヤな人は戻ることをオススメします。
・・・とりあえず、これだけですが、また増える可能性があります♪ルールはきちんと守ってくださいね♪
【*読み方*】
オススメはこのまま下にドラックして読んでいくことです♪(さっちー☆は修正することが多いので;)
でも、途中から読むとき下にドラックするのが面倒臭いという人は下の>>数字をクリックして読んでください♪
【*登場人物*】
名前 シフォン(chiffon)
性別 女
年齢 16歳
概要 光と闇の迷路の精。
名前 星羅 seira
性別 女
年齢 16歳
概要 シフォンの友達。
同じく光と闇の迷路の精。
1話 友情の復讐
名前 英 明里(Hanabusa Akari)
性別 女
年齢 15歳(中学三年生)
概要 受験にむけて勉強中の中学生。
恋に憧れている。
名前 花本 理恵(Hanamoto Rie)
性別 女
年齢 15歳 (中学三年生)
概要 明里の友達で意志が強い。
優等生で花本財閥のお嬢様。
名前 工藤 風紀 Kudo Huki
性別 男
年齢 14歳 中学三年生
概要 明里の幼なじみ。
明るい一面もあるがクールな一面も。
【*小説*】
プロローグ >>1
第1話 友情の復讐
迷路 >>6
一ヶ月前 >>8
嵐の前触れ >>9
思い過ごし・・・? >>11
分からないー・・・ >>12
だから私は前に進む >>14
さて・・・と。>>15
理恵との別れ >>16
- 光と闇の迷路 〜chiffon〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/02/04 20:56
- 名前: さっちー☆ (ID: NiQpbZW/)
次の日・・・
「あっ。おはよう♪明里♪」
「・・・うん・・・、おはよう。」
「どうしたの?元気ないね?」
「そっ・・・そんなこと・・・。」
「あっ、そうだ♪昨日、明里家お邪魔しちゃったし、今日は家来ない?」
「えっ。・・・いいの?」
「うん♪明里・・・、なんか元気ないみたいだし。習い事だってふりかえてもらえば大丈夫だから。」
・・・理恵・・・。
私のためにー・・・。
「・・・ありがとう・・・、理恵。じゃあ・・・放課後ね。」
「うん♪」
・・・ごめんね、理恵。
私が今日元気ないのはー・・・、ただちょっと悲しくなっちゃっただけなのー・・・。
風紀がどこかに行っちゃうんじゃないかって・・・。
だれかに捕られちゃうんじゃないかって・・・。
・・・まあ・・・心配することないと思う・・・けど・・・。
・・・なのに・・・なぜか胸騒ぎがするー・・・。
どうしてー・・・?
・・・これから何が起こるっていうのー・・・?
・・・私の・・・
・・・思い過ごしだったらいいんだけどー・・・。
・・・・・・思い過ごしなんかじゃないよ。
・・・・・・私は・・・・・・
最悪な過ちをおかしていたんだー・・・。
つづく
- 光と闇の迷路 〜chiffon〜 ( No.12 )
- 日時: 2011/02/11 21:52
- 名前: さっちー★☆ (ID: MxG1iUVx)
「うっ・・・。あああぁ・・・!」
「明里さん・・・!」
スッ・・・
シフォンさんが私の背中にそっ・・・と手を当てた。
すると、痛みが少しやわらんだ。
・・・魔法みたいに。
「・・・大丈夫?ごめんなさいね・・・。ゆっくりでいいから。・・・ゆっくり・・・、思い出して。」
「・・・私・・・。」
「・・・いいわ。言わなくて。分かってるから。」
「・・・・・・。」
「・・・ねぇ明里さん。シフォンケーキ食べない?」
「え・・・。でも・・・。」
「味は保障できないけど、きっと少し心が安らぐわ。」
「・・・。じゃあ・・・、一口だけー・・・。」
カチャン・・・
「どうぞ。」
「・・・ありがとうございます・・・。」
フワッ・・・
パクッ・・・
「・・・!」
そのシフォンケーキを食べたとたん、不思議な感覚に襲われた。
目の前には薄い水色の壁紙。
そして私はふわふわなシフォンケーキの上に乗ってる。
下を見れば、私たちの町。
そのシフォンケーキは下へ下へと降りていく。
その時、私はある光景を見た。
『うそ・・・。なんで・・・?』
理恵の家が燃えている。
大きな大きな炎に包まれて・・・。
『・・・なんで・・・理恵の家が・・・!?』
・・・なん・・・で・・・。
フワッ・・・
「・・・明里さん・・・。明里さん・・・。」
はっ・・・
「・・・ここ・・・。」
「いつのまにか眠っちゃってたみたいね。・・・もう夜だから、私も寝るわ。また明日。話聞かせてね。・・・おやすみ。」
・・・話・・・?
私・・・ただ今までのこと思い出してただけなんだけど・・・。
話なんかしたっけ・・・。
コツコツ・・・
「ずいぶんと残酷なやり方ね。」
「・・・あなたには私のやり方は分からないわ。」
「ふふ。そうね。」
「・・・笑わないで。私には私のやり方がー・・・。」
「ちがう、ちがう。かわいいなっーって思って。シフォン。」
「・・・どこが?」
「そういうとこ。自分が正しいみたいなその自信満々な性格。」
「・・・悪口言われてるようにしか聞こえないんだけど?」
「そうかな?・・・じゃあね、シフォン。明日はあんまりいじめちゃダメだよ?」
「・・・。」
「・・・おやすみ。シフォン。」
「・・・おやすみ。・・・星羅。」
ジリリリリリリリ・・・
「・・・ん・・・。」
朝ね・・・。
起きなくちゃ・・・。
【あんまりいじめちゃダメだよ?】
「分かってる。でもこれが私のやり方なの・・・。」
星羅には分からないー・・・。
絶対ー・・・。
つづく
- Re: 光と闇の迷路 〜chiffon〜 ( No.13 )
- 日時: 2011/02/11 21:55
- 名前: さっちー☆ (ID: MxG1iUVx)
*お知らせ*
実は・・・、さ来週テストがあるのでしばらく行けないかもです・・・。
ご迷惑おかけしてすみません【><】
ちなみに*恋の水晶玉*もです。
さっちー☆
- Re: 光と闇の迷路 〜chiffon〜 ( No.14 )
- 日時: 2011/02/25 21:26
- 名前: さっちー☆ (ID: bfLmeFkK)
カタン・・・
「・・・おはよう、明里さん。」
「あっ、おはようございます・・・。」
「今朝ご飯作るから。そこで待ってて。」
「あっ・・・、あの・・・でも・・・。」
明里さんはなぜか私を呼び止めようしたけれど、その先は何も言わなかったので私はそのまま調理室に向かった。
ガチャ・・・
「おっ♪おはよー♪シフォン♪」
ジュウ〜
「・・・☆星羅なんで・・・。」
「ん?一緒にご飯食べようと思って♪」
「・・・。別にいいけど、来るなら来るで、ちゃんと言ってから来てよ。」
「え〜。だってシフォン全然起きないし、明里ちゃんに許可もらったから、いいかなと思って♪」
「これからは言って?」
私は、にっこぉーりと笑ってそう言った。
「ハイ。スミマセンでした。シフォンサマ。」
「分かればいいの。・・・で?何作っ・・・。」
私は一瞬声が出なくなった。
「・・・星羅・・・これ・・・。」
「ん?」
「なんで目玉焼きなんか作ってるのっ。速くおろしてっ。」
私は慌ててフライパンを火からおろそうとした。
ギュ・・・
「星羅っ・・・」
「ダメだよ。シフォン・・・。」
「っ・・・。」
ボソ・・・
「え・・・。」
くるっ・・・
・・・・・・。
『明里ちゃん、卵系大好きなんだって。』
「あ・・・、あの・・・?大丈夫ですか・・・?ごめんなさい、シフォンさんは卵系ダメなんですか・・・?私大好きなんだけどな・・・。」
「・・・いいえ。いいわ。あなたが謝ることない。私の問題だから。私はいいから先食べてね。私食欲ないみたい。・・・星羅、あとよろしく。」
「えっ・・・、シフォンっ・・・。」
・・・コツ・・・コツ・・・
「・・・・・・。」
『ねぇシフォン☆★卵焼き食べるっ?おいしいよっ☆』
【・・・いいの?】
『うんっ♪もちろんっ。』
【・・・・・・ありがとう・・・。】
「・・・シフォン、もうお昼だよ・・・、なにか食べないと・・・。」
「・・・大丈夫・・・。・・・食欲ないの。そっとしておいてくれない・・・?」
「そっとなんてしておけるわけないじゃんっ。シフォン・・・。あなたが迷っててどうするの・・・?」
「・・・。」
「それはシフォンに記憶思い出させちゃった私も悪いけど・・・。そのくらいのことでへこたれるなんて、そんなこと・・・。」
ボフッ☆★
私は星羅に枕を投げつけた。
「った・・・。」
くすっ
「誰がへこたれてるって?」
「シフォン・・・。」
「あそこまで言われたらさすがの私も引き下がれないでしょ?」
「・・・うん。」
「じゃあ・・・。」
コツコツ・・・
ピタッ・・・
「?」
「でも・・・、・・・ありがと。」
「うん。」
前に進まなきゃ。
そうしなくちゃ何も始まらない。
だから私は・・・、前に進む。
つづく
- Re: 光と闇の迷路 〜chiffon〜 ( No.15 )
- 日時: 2011/02/27 20:48
- 名前: さっちー☆ (ID: bfLmeFkK)
きゅ☆★
私は心を入れ替えるために髪をポニーテールにした。
「さて・・・と。」
ガチャ・・・
私は扉を開けた。
「明里さん、昨日の続きだけどー・・・。」
「え?」
じゅうううううう
「・・・。たっ・・・卵・・・焼き・・・。」
はっ「あっ。やだっ、ごめんなさい、私っ。」
明里さんは慌てて焼いていたフライパンを火からおろした。
「あっ」
その瞬間ー・・・。
じゅうっ//////
「っ・・・」
「シフォンさっ・・・。」
「っ・・・大丈夫・・・・。ちょっと火傷しただけよ。それよりお話・・・聞かせて・・・?」
「でもっ・・・。あっ・・・ちょっと待っててください。」
ドタバタ・・・
ひやっ・・・
「・・・つめたい・・・。」
「火傷の時は冷やした方がいいです。」
「・・・、ありがとう・・・。・・・そうなんだ。」
「えっ、知らなかったんですか?」
「ええ・・・。私人間界にいたのちょっとだけだから・・・。」
「人間界・・・?」
「地上の世界のことを私たちはそう呼んでるの。」
「そうなんですか・・・。」
「・・・じゃあ・・・、少しだけ休んだら、話聞かせてもらってもいいかしら?」
「・・・あっ、はい。いいですよ。」
「じゃあ・・・。」
「あのっっ・・・。話すって・・・私・・・。」
「ああ、思い出すだけで大丈夫よ。」
「・・・どうして・・・分かるんですか・・・?」
「・・・ここの者は皆心がきけるの。それも神からもらったもの。」
「神様から・・・?」
「そう。ここは天国と地獄の分かれ道みたいなものなの。」
ぞくっ・・・とした表情で明里さんは私を見つめた。
「ここで運命が決まるの・・・。あなたの・・・ね。」
「・・・。」
明里さんは・・・息が詰まったみたいに何も言わなかった・・・。
そして数十分後・・・、話をし始めた。
つづく
この掲示板は過去ログ化されています。