ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 修羅道
- 日時: 2011/01/16 22:46
- 名前: ひふみん (ID: A7lopQ1n)
初めましてひふみんと言いますww
初投稿なんで、というか初心者ですのでいたらないところもあると思いますが、、、よろしくお願いしますwwww
あと、荒らしは勘弁してほしいですwww。
- Re: 修羅道 ( No.11 )
- 日時: 2011/02/18 00:23
- 名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)
廊下にはたくさんの先生が立っていた。腰を抜かしビビっていると、
校内アナウンスが流れた。
「あ〜あ〜聞こえますか?哀れな子羊ども!!!いきなりだけどルール説明を始めるよ!今あんたらはこの学校の20階だそっからエントランス前に止まっている車に一人もかけることなく付くことができればッ合格だ。」
聞き覚えのある高い女の声・・・セレスだ。
「あと一つ!お前らの階には、このゲームのボスがいる。ゲーム開始30分後そいつは動き始める。。最初にいっとくけど絶対に勝てないから遭遇したら死ぬと思えいいな!じゃ、修羅道入門編始まるよ〜♪」
「な、なんなんだよ!!」俺は完全に混乱していた、死神とか名乗るゴスロリ女セレス、この教室にいる奴ら、というかここはどこ?、そして顔色悪い先生もとい、ゾンビ。あ〜やべえ、すげえ頭悪いわこの夢。
俺はこんなにバカだったのか、確かにテストの成績はいいほうじゃねえけどあれ?ていうか考えすぎじゃね?やけに時間がスロー・・・
気がつくと、先生は俺に襲いかかってきた。
やべえこれ走馬灯ってやつじゃ・・・。
パアアンッ
大きく乾いた破裂音が教室に響いた、先生は脳天に風穴を開け血を噴水が如く噴き出し2、3M吹っ飛び動かなくなった、、恐る恐る振り返れば、最前列に座っていた女が銃を持ち立っていた。
「コルトパイソン357マグナム・・・カスタムされてるわね、リボルバーを入れ替えて装填数を増やし、銃身を長くしてブレをなくし命中精度を上げてる、グリップも変えて反動を軽減してるわね、これなら初心者でも使えるんじゃないかしら?」
そう言って女は俺に銃を渡してきた。
「え、何?何なの?」
俺は嫌な予感しかしなかった・・・・
- Re: 修羅道 ( No.12 )
- 日時: 2011/02/18 00:19
- 名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)
女は俺に銃を渡してあちこちの机のひきだしを調べている。
「ちょっと待ってよ!」俺は銃を渡してきた女に声をかける。
「何かしら?」女は机を調べ続けている。
「何で殺したんだよ!?」
「馬鹿ね。貴方を助けたんじゃない感謝されども貴方に何故殺したなんて言われる筋合いはないわね。」
女は氷のように冷たく言い放つ。
「ま。。。まぁそうだけど・・・。」
「なら感謝し私を命の恩人として一生私に媚びへつらうように寄生虫のように生きなさい。」
・・・・?え?俺そんな悪い事言った?とんでもねえ毒吐きだしたよこいつ。
「あった。これで全部の様ね。」女は机の引き出しから銃を取り出すそして他の奴らを呼び中央の机にズラッと銃やら恐らく弾薬の箱?の様なもの広げ始めた。
・・・何の偶然か・・・丁度俺達5人分の銃がそろっていた。
「分かってるわねこの状況?」
女は全員を見て言った。
「はぁ・・・まさか先生を倒しながらエントランスに行くってのか?」
俺はため息交じりに聞いた。
「その通りよ、ワラジムシ。」
「え〜、さっきから何が起こってんの俺の身に?」何でそこまでかたくなに俺に毒舌をあびせるんだ。
「だって私あなたの名前しらないから。」あっさりという。
つまり何か?お前は名前を知らない人間にたいしムシ呼ばわりするんだな?親の顔を拝んだ後そのままお父さんに殴りかかりたくなるわ。
「俺は神城縁だ。ムシじゃねえよ」俺は怒りを隠し自己紹介する。
その流れで全員が一回自己紹介することになった。
「私は弥勒院 恋衣。」名前だけかよ!俺もだけど。
そして次にバカっぽいイケメンが喋る。
「俺は籠本清十郎だ特技は占いだ、これでも有名なんだぜ。」と自慢げに語る・・・何だ女子の好感度上げようとしてんのかコイツは?
・・・今度はいかつい男が喋る。
「堀川武蔵だ、よろしく頼む。」そう言いながら軽く頭を下げる。
こいつが一番強そうだな。
そしてラストを飾る金髪のスタイルがいい女。
「ど〜も諸山吹雪です!好きなものは爆発です!よろしく!」と一番テンション高く自己紹介をした。が奇妙な発言のせいか空気が凍りつく様に冷たくなり全員沈黙した。
まずいな、なんかのボケか?
「・・・あ、え〜と爆発?」
「正確には爆死体だね。」笑顔でうなづく諸山。
何だ?新手のサディストか?それとも頭のねじがはずれた新しい扉開いた変態か?ていうかどっちにしろ変態だな。
「あ、そうですか・・・はい。」と扱いづらくなんか変な空気に包まれた。え〜誰か、誰か!しゃべれよ!!と心の中で叫んでると。
「アア〜」と生気のない声が聞こえる。
廊下にいたゾンビが空気を壊すが如く教室に入ってくる。
どうやら何とかするしかないようだ・・・。
俺は机に並べられた銃を手に取りゾンビに向けて構えた。
- Re: 修羅道 ( No.13 )
- 日時: 2011/02/18 22:31
- 名前: ひふみん (ID: CyM14wEi)
「うおおおお!!!」俺は数え切れないほどのゾンビに向けて出鱈目に銃を撃つ。
「神城!!!」諸山が叫ぶ。その声を合図に俺は近くの教室に飛び込む。そして諸山は黒い物体を放り投げる。
コロコロ・・・と転がりそして爆発・・・ドゴンッという轟音が響き熱い煙が上がる。
「ふぅ〜・・・。」
みんなが俺のいる教室に入り休憩そして武器をさがす。
今俺達がいるフロアはまだ15F。
俺達は新しい発見をした。俺達がいた最初の教室の他にも武器やさっき使った手榴弾が机のひきだしに入っていた。そのおかげで俺達はまだ弾切れという最悪の状況にはならなかった。
「神城、弾の無駄撃ちはやめなさい。」
「うるせえな〜狙ってもあたんねえんだよ、てかお前はうますぎだろ!もしかして殺し屋さんやってた?」
「ええ、やっていたわ。」 ・・・・え?マジで?弥勒院は無表情でこっちを見る。どうやら本当のようだ・・・。
「マジか・・・。」と本気でみんなが驚く。
「冗談よ、こんなジョークも分からないのね。」と冷たい目でこっちを見る。 いやアンタ冗談言うキャラには見えねえよ無表情だし。という言葉を飲み込み微妙な空気が流れる。。アレ?30分前もこんな空気じゃなかったか?
と思った刹那・・・俺達は思い知らされる今思えばこっから始まったのかもしれない地獄のゲームが・・・。
「ウゴオオオオオオオオオオオオアアアアアア!!!!!!!!!」
全員がその声に凍りつく、そしてその叫び声に直感する死を・・・・。
この世のものとは思えないほどの叫び声、そして警報が鳴り、
アナウンスが流れる。
「うっひょ〜い♪♪お約束の30分後となりました〜♪ボスの登場です!!お前らが殺されるのかな〜♪それとも無事にエントランス前まで来れるのかな〜♪・・・オラワクワクすっぞ!!」
とこの張りつめた空気に場違いな声が聞こえる、セレスだ。
どこのゴクウだあいつは・・・。ていうか「うっひょ〜い」って何?どんだけテンションあがってんだよ!!
何て言ってる場合じゃねえ・・・早く逃げねえと。
急いで俺達は次の階へ地獄に落ちて行くように階段を一段一段自らの足で堕りて行く。
- Re: 修羅道 ( No.14 )
- 日時: 2011/02/20 13:29
- 名前: ひふみん (ID: cx1920xY)
「何なんだよさっきの声は!!!」籠本はぶつけようのない不安を露わにする。
今は14F・・・階段はワンフロアごとに違う場所に存在し階段を捜しながら降りなければならない。階段は教室の部屋に隠れていたり普通に見える所にあったりとバラバラだった。
「知らないよ!!」諸山も不安そうに言う。
「ちょ、落ち着こうぜ。」と言いつつ俺もとてつもなく不安だった。
明らかに普通の生物じゃねえ、しかもどんな姿かすら想像がつかない。
それぞれが不安と焦りの表情をしながらゾンビを倒しながら階段を探す。
ドゴゴゴッ!!!!と上の階から轟音が起こる。
「うおおお!!何ださっきの音は!!!!」籠本はさらに焦る。
その声にみんながさらに不安を襲う。
「あった次の階段だ!!!」堀川が開けた扉には階段があった。
「早く逃げんぞ!!!」叫びながら階段を降りようとする。
・・・がピーという機械音がすると階段の上にあるシャッターが勢いよく階段を閉まった。
「どういうことだ!!!!」堀川が叫ぶ。
すると階段がある教室のアナウンスからまたセレスの声が聞こえる。
「おしい!!!!おしかったね!!!!説明すんの忘れてたけど実はハズレの階段が存在しま〜す♪」ブツリ・・・とアナウンスが切れた。
するとまたドゴンッという轟音と共に俺達のいるフロアが揺れる、どうやら化け物は下の階をぶち抜きながら進んできたようだ・・・。
ものすごい埃とかけらが飛び散る俺達の目の前で埃に隠れ大きな影が揺れる・・・。
- Re: 修羅道 ( No.15 )
- 日時: 2011/05/04 22:20
- 名前: ひふみん (ID: cx1920xY)
パラパラとコンクリートの欠片や土ぼこりが舞う中で黒い影が揺れる。
そしてやがてほこりが消えて黒い影が正体を現す。
巨体、異様なまでに白い肌、完全に光を失った死体の様な眼、そして化け物のようにでかい両腕他のパーツは人間と同じだが両腕だけはとてつもなく大きく大木の幹の様な太さだった。
「ってタイラントじゃねえか!!!!!」俺はタイラントの様な化け物に向かって大声で一斉にみんなで走り出し突っ込みを入れた。
「タイラントじゃないよ〜、アンブレラ、いやカプコン様とは全然関係ない全く別の代物だよ♪言いがかりはやめてくれ神城ちゃん♪」
俺のツッコミに反論するように校内放送からセレスの声が響く。
「いや、どうかんがえても無理があんだろ!!!完璧にただのタイラントだもの!!ベロニカじゃん!!!ミサイル受け止めた奴だよねアレ!!」
「だから違うってマジで・・・。神城【かみじょう】ちゃんあんまふざけたこと抜かしてるお前の幻想をぶち壊すよ?」
「アブねえ!!!何でもありかお前は!!!色々とパクリすぎだろ!!謝れ今すぐファンの皆様方に土下座して許しを請え!!」
「ファンの皆様方・・・どうも、すいませんでした!!!」
「響か!!!ってこのネタ古すぎんだろ!!!もうみんな忘れ去られてるよ!!真面目に謝れ!!」
「はぁ〜、きんきんうるさいね〜神城ちゃんは何かいい事でもあったのかい?」
「もう俺が悪かったから黙ってろや!!!金払うから!」
俺はタイラ○トから必死に逃げながらもツッコミを入れ続ける正直もう肺が破裂しそうだ。
「ふふふ、だが断る!」
まるでこの状況をおもしろがるように笑う。地雷原をセレスは踏み続け疾走する。俺は必死にセレスを制止しようとしながら地雷の爆発に巻き込まれて死にかけてる。今の状況を例えるとそんな感じだ。
ちなみに読者の皆さんは全ての元ネタを理解してくれただろうか?
とか考えているとずっと動かず死んだように止まっていたタイラ○トは俺たちの方へと走り出してきた。
「しかし今さらタイラントに伏字を入れるとは健気というか、小心者というかとりあえずチキンだねえ。ま、タイラントじゃねえんだが。そこにグチャグチャになってる餓鬼を改造して作った私の玩具なんだけどね。」
あきれ声が校内放送に響く。もう無視だ・・・。相手するだけ無駄だわコレていうかどこで俺の声聞いてんだろ?とかもう考える余裕もなかった。
俺たちは猛スピードで突進してくるタイラ○トに向けて銃を放つ。
がタイラ○トはそれを分厚い両手を前に出して防ぐまるで壁だ。あんなもの人間が対抗できる領域を超えてる。
「こっちこっち!!」籠本がこちらに突き進んでくるタイラ○トに茫然とする俺をひっぱりそばの教室の中に逃げ込んだ。
タイラン○トはというとあまりの猛スピードに止まるに止まれなかったのかそのまま轟音を立てて教室を通り過ぎてやがてドゴン・・・と重くて鈍い固い者同士がぶつかる音が聞こえた。
恐る恐る教室のドアから顔を出して見ると壁に激突し大きくめり込んでいる体の半分がめり込み頭が見えない上半身が完全に壁に埋まってピクリとも動かない。
「どうやら知能はさほど高い訳ではないようね。これならまた出くわしても簡単に奴をまく事が出来そうね。」弥勒院は腕を組み見つけた階段を降りながら喋る。
「また出くわすって・・・まぁ、あるんだろうなぁバイ○と同じならな。もうあいつ絶対エントランス前で出てくるぜ絶対。」籠本はありがたくも伏字を入れてくれた。そしてあいがたくもネタばれをしてくれた。
「私的にはタイラ○トでよかったわ。それよかリサ・トレヴァーのほうが一番厄介だと思うもん・・・。それかネメシスね。とりあえずこの二体よりかはまだマシなんじゃない?」
諸山・・・お前もか・・・。伏字を入れない諸山をジト目で見つめる。
ていうかさりげにバイ○知識を披露したかっただけだろ。ていうか披露したつもりなのか?それで。
「また追いかけてくる可能性か・・・。考えたくもない。」堀川は呟くようにして言った。
「全くだ。」
初めて対峙した化け物との戦いは俺が思っていたのとは何か違うこう、脱力感しか残らないという結果に終わった。ていうかただグダグダなだけだ。
俺はひとり言のように
「不幸だ。」とつぶやく。
結局おれもあいらと同じ穴のムジナというわけだ・・・。
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