ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 黄金像と魔界の天使達
- 日時: 2011/01/21 17:20
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: イェアアアアアアアアア
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どうもとらばさみです 漢字で虎挟みです 普通です。
今回、トレジャーハンターものにしようかと思いました。
文章が稚拙で適当。
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〆Index
[>>1]登場人物
■Chapter1 諍いの始まり [>>2][>>4][>>5][>>6][>>7]
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- Re: 黄金像と魔界の天使達 ( No.6 )
- 日時: 2011/01/19 21:07
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: な ん と い う デ ジ ャ ヴ
「…これがかの有名な冒険家アードンが狙っていた宝石ヴァーボロスか… ウヒヒ」
トムはそうニタニタ笑っているのを他所に、俺は回収作業に取り掛かる。
「あーあー… 危ねぇ危ねぇ、装置があったよ。」
「あ? 装置だって?」
「これを見ろ …温度察知センサーと、おまけに小型赤外線センサー。」
「歓迎してくれてんのかね ひゅう。」
「馬鹿野郎、良いから解除するぞ。」
トムは懐から怪しげな機械(と言っても鍵に何か工夫した物の様な)を取り出しカチャカチャと宝石ヴァーボロスの入れられたボックスを開けようとする。
「…ああ! まだか?」
「待ってろ ……………………よし、開いたぞ」
開いたぞ、とトムが言ったのは本当らしく偉そうに開いたボックスを見せ付けてくる。
「…宝石ゲット さて、戻るぞ。」
「オーケイ 裏口はあちらだ。」
その瞬間、会話を遮る様に発砲音が場を支配した。
「……警備員…? いや、違う警備員じゃない、だとしたら…くそ…誰だ!!」
言ってしまえばパニック状態に陥っていた。
ばれるはずの無い計画が、何者によって露呈した。
「その宝石をよこせ さもなくば命は無いぞ 盗賊共。」
目の前の男はそう言うとAK-47を向けてきた。
こういうフラグ、良く建つもんだぜ ひゅう。
- Re: 黄金像と魔界の天使達 ( No.7 )
- 日時: 2011/01/21 17:17
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: な ん と い う デ ジ ャ ヴ
「誰だ、答えろ。 」
男はそう冷たく問う。
———————宵闇の中、邸宅の中、俺たちは沈黙を続けた。
「…そして宝石を持っているという事は、盗賊という事か?」
反論は出来ない、事実には。
そして、AK-47の銃口が気にかかり、俺はチラチラと銃口に視線を向ける。
「お、おいトム どうすればいいんだ、こ、これ」
俺は小声でトムに右肘で突く。
「…待ってろ、交渉術を見せてやるぜ。」
トムはそう言い、謎の男という言葉が相応しい男に向けてこう言った。
「黙って、俺たちを自由にしやがれ!」
それが引き金だった。
・・・
「ふっざけんなトム! お前の神経イカれてる!イカれてるぜ!」
俺は皮肉混じりにそう言う。
ただいま絶体絶命 原因は隣のトムだ。
「はっはっは! でも宝石はあんだろ? 大丈夫だ大丈夫」
「そういう問題じゃねぇ! やっぱりお前イカれてる!」
一見楽しそうな会話だが、走りながら話してるので体力の消耗にも繋がる。
止まっても、後ろからの銃弾は止まない。
だったら逃げるだけだ、と勝手に納得。
視線に入った、壁に俺たちは急いで隠れる。
まず、あのAK-47を持った男は警備員の服装とは程遠い。
なら何故警備員を連れて、俺たちを追いかけているのか。
答えは一つ、リーダー。
ああもう、トムが挑発的に相手を揶揄するからだ まったく。
「ジ・エンド」
誰かが呟くと、周りには銃。
「終わりだ ビーヴェデントンの牢屋に入ってもらうぞ、盗賊」
こうして、俺の冒険は幕を開けたのである。
■Chapter1 -END-
- Re: 黄金像と魔界の天使達 ( No.8 )
- 日時: 2011/01/21 17:18
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: 手が寒いとネタが浮かばない
Chapter1の終わり方が微妙な気がする。
最近適当な気がry
- Re: 黄金像と魔界の天使達 ( No.9 )
- 日時: 2011/01/22 14:48
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: 手が寒いとネタが浮かばない
Chapter2 地獄の大脱出
「はあ………」
只今ビーヴェデントンの牢屋。
臭くて、まったくたまらん。
と、少し嘆いてみるが状況は変わらないので、視線を動かしてみる。
「……………………………………………はあ、」
生憎口からはため息しか出ないので、いつもなら出る行動力が沸いてこない。
憂鬱、そう憂鬱だ 冒険の道しるべとか言う言葉に惑わされてトムと俺は牢屋に突っ込まれた。
今はトムとは違う牢屋だが、助けの手なんて来ないのかなあ、と都合の良い想像でも浮かべてみる。
「……………………………………………ああ、」
本当に口からはため息しかでない。
脱出、なんて映画の様な事が出来たら良いと思ってみたが、流石に無理な物は無理だ。
……………いや待てよ?
*
午後10時30分
「おいトム、いるか 返事をしろ。」と俺は隣の牢屋に声を出してみる。
案の定レンガで囲まれたこの牢屋は、甲で叩くとコンコンと音が響き鳴る。
「……ああ、それで脱出作戦って言うのは何なんだい?」
トムがとても小さい声で返事をしてきたので、ちょっと驚いてしまった。
「良く訊けよ自称情報屋 この牢屋の下は空洞だ。」
「お前何言ってんだ。」
「安心して床を叩いてみろ。 足でな」
カン、カンという音が隣から聞こえた 叩いたみたいだな。
「ああ…空洞だな、音が普通より響く。」
トムは吃驚したのか声が少し大きくなっている。
ショーの始まり、だ。
- Re: 黄金像と魔界の天使達 ( No.10 )
- 日時: 2011/01/23 12:35
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
下が空洞という事を改めて実感し、トムと俺は脱出の準備を始める。
と言っても、見回りをしている奴らに見つかったら元も子もないので、コソコソと隠れながら作業を続ける。
何者かに創られた様なこの静けさは、作業に何か影響でもあるのか、と感慨にふける。
コツコツという足音と共に何者かが牢屋の前を通り過ぎていった。
案の定作業をしている事はばれずに、再び俺は奴らの盲点を付きながら作業を続ける。
至って簡単な作業だ、比較的簡単な爆薬を作る。
大きな音が出て、見回りの奴らが来る前に“下の空洞”に入り外に逃げる。
…とまあこれが今回の目的であり、これからの冒険の為の階段の一つだ。
「爆薬作るとか言って、素材すらないだろ。」
トムがそう言い、本当の所を俺に訊いてくる。
「…見回りの奴らは手榴弾を持ち歩いてると聞いた事がある。」
「纏めて殺る用か… ま、まさかそれを使うのか?」
「ああ。」
作るんじゃないな、奪うと言った方が正しい。
作戦は今夜決行する。
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