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ボク僕事情。
日時: 2011/01/19 17:39
名前: 黒凪 (ID: bQbYMR0G)

えー、初めましてorお久しぶりです。

元時雨です。
なんか、時雨って名前が多くなった気がするので雑談掲示板と同じ名前にしてみました。

荒らしなどはお断りです。

コメント、アドバイスは大歓迎。

どうぞよろしくお願いします。

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Re: ボク僕事情。 ( No.2 )
日時: 2011/01/27 16:56
名前: 黒凪 (ID: bQbYMR0G)

ボクには友達が三人いる。
多いか少ないかは人それぞれ。
ちなみにボクにとっては多いいほうだ。

中学のころは一人。
小学生のころはいなかった。
それでいうとすごい進歩だなぁ、としみじみ思う。

ピンポーン。
チャイムが鳴る。
なんだ、こんな朝っぱらから。
とか嘘だよ。知ってる、知ってるよ。

窓から外を見るとその人はいた。
同じ高校生のくせに大人っぽくないか?
嫉妬じゃないです。意見です。

窓からのボクが見えたのか、その人は手招きをする。
顔はボクが起きているということで硬直しているが。

かばんを持って下に下りる。
母がお弁当をくれる。
それを受け取って仏壇の前へ。

チーン。

虚しい音響かせて「行って来ます」。
兄へのあいさつはボクが生きる中での一番大事なことだ。

外へでたらその人がよってくる。
……その人ってなんか失礼だから本名を。
その人=坂立瞳さん。

身長一七〇センチで黒髪の長髪。
口の悪さもふまえて、同じ歳っていうよりもお姉さんって感じがする。
だからみんなが「ひぃ」と親しく呼ぶ中、ボクは「ひぃさん」と呼んでいる。
それが原因で迎えにきてくれるまでの仲になった。と思う。

「今日は早いんだな」
「最近ずっとだよ」
「でも昨日は遅くなかったか?」
「学校面倒くさい」
「頭殴ればその頭治るか?」

ぐーを突き出してくる。
やらないくせに、と思っているとマジで殺されるよ?
そう思ってたら頭に一発やられて失神したときがある。
ボクが弱いのも一つだけど、絶対それだけじゃない。

「……ひぃさん、なんで今日もボクの家にくるのかな」
「マユイってそんな長文親には言わないんだろ?」
「今日は十文字以内で終わらした」
「……いつからそんなひねくれた子になったのかしら」
「気持ち悪いよ、それ」

ひぃさんはボクの頬をつねり

「話を戻すか」

その話題から離れた。
理由は知っている。

ひぃさんところは親が離婚して父親についていった。
父親とうまく接することができないからボクだけでもって思ってる。
ボクにはそれができるから。
嘘っぱちでも親と仲良くできるから。

「お前を迎えにいく理由だっけ」
「そうそう」
「お前はどう思「迷惑」

答えるの早すぎたかな。
いやでも十分効き目はある、はず。

「だからだよ」
「はい?」
「お前が迷惑がることなんてそうないだろう?」
「そう、なの?」
「そうなの。教室にいても何も思わなさそうだし」
「ああ、うん。あんなところで何を思えと」
「そういうやつをイジメるのが好きなんデス」
「わー、悪だー」

グリグリグリグリ。
いたたたたたた。

ガンガンする頭を抑えながら校門をくぐった。

Re: ボク僕事情。 ( No.3 )
日時: 2011/01/27 17:29
名前: 黒凪 (ID: bQbYMR0G)

教室の中へ入ると、まず誰もボクに見向きもしない。
するのはボクの隣にいる人物、ひぃさん。

ひぃさんあ男女とわず、友達が多い。
先輩にも中のいい人がいる。

ボクはひぃさんに群がってくる人をうまく避けながら自分の席へ。
机の中から本を取り出す。
一人遊びに最適なものだと思う。

「おーい、マユイ」

群がりの中心にいるひぃさんがボクを呼ぶ。
ボクが心底嫌な顔をするとひぃさんがこっちに来た。

「本なんて根暗なんだよ。こっちこいよ」
「根暗とはなんだ。世界の読書家に謝れ」

一緒に遊ぶという言葉はボクに似合わない。
他の人ならのるかも知れない。
が、ボクは好きでやっているので。

「すみませんでした」
「マジで誤るんだ……」

ひぃさんのこういうところが好きだ。
でも、そっちに行ってやんない。

「ほら、みんなが何してんの的な目で見てるよ。行ったら?」
「ボクに構わずってか」
「そうそう。さすがはひぃさん」
「ていっ」

あわない声で頬をひっぱる。
かなり痛い。

「もうちょっと笑えるようになってから言えよな」

どこに笑うところがある。
ていうか、あの時から頬が上がらないんです。
引きつらせることもできないんです。

「……気が向いたらこいよな」
「うん、気がむいたらね」

たぶん、いや一生ないだろうなぁ。
君はおせっかい+世話好きだから一緒にいるんだろうけど。
きっと皆はボクに近づきたくないと思うよ。
ボクもあまり他人とはかかわりたくないし。

こんなとき兄がいたらなぁ。
少しは違ったのかい?
……なんか兄のせいにしてるみたいだ。やめよう。






昼休み。

「このクロワッサンを考えた人は天才だねっ」

ボクは屋上で叫ぶ。

「昼飯くらい黙って食えよな」
「くらいってなに。昼食以外はこんなに喋らないよ」
「でも、少しは黙らないと目立ってしまいますよ」

あたりを見回すと、ふむ。皆がこっちに注目。
とと、紹介しよう。

さっきの敬語キャラ。ひぃさんじゃないよ。
ひぃさんが敬語なんていうはずないからねっ。

彼女は篠月憂。
眼鏡っ子で、三人の友達の中では一番の読書家。
“本が友達”といってもいいくらいだ。
成績優秀で眼鏡の下は美人だという噂もある。

「ねぇ、私にも一口くれない?」

この子も友達。
三人目だから、これ以上はいないかな。

彼女……キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴ったね。
続きはまた後で★

Re: ボク僕事情。 ( No.4 )
日時: 2011/01/29 08:59
名前: アキラ。 (ID: STEmBwbT)

やっとコメできました───ッッ!!

五時半に起きたらダメだよ←
それでいて、マユイゎ女なのかと最初に驚いたアキラ。です。
もう「男」で読んでたから、いきなりの発言にポカンとしてしまいました。

最後の友達が分からずじまい。 うむ、個性的な人たちですな。

Re: ボク僕事情。 ( No.5 )
日時: 2011/02/01 00:33
名前: 黒凪 (ID: bQbYMR0G)

アキラ。s>>

「ボク」が一人称の少女に憧れるんです。
だからマユイをみるたびワクワクしてならないんです。

最後の友達のこと、ちゃんと話すよ。
チャイムがなったから、仕方がなかったんです。

Re: ボク僕事情。 ( No.6 )
日時: 2011/02/02 20:42
名前: アキラ。 (ID: STEmBwbT)

それは楽しみです(^<^)
自分もボクッ子好きですね(*^^)v


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