ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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LEVELTIER
日時: 2011/01/24 22:56
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)

小説を書くのは初めてです!

初めてですが、頑張って長編に挑戦したいと思いますw

たぶん(というか絶対)下手なので、暇つぶし程度に見てください!



+*+登場人物+*+*+*
レキ・ヴァルステラ >>2
レヴァ・ヴァルステラ >>5
カイス・スタングルブ >>6
シェルス=リティハード・スタングルブ >>7

□■Story“ARLANDEAR”Contents■□
Prologue >>1
Ⅰ ラドゥルスの落し物 >>3 >>4 >>10

□■LEVELTIER用語辞典■□ 
LEVELTIER(レヴェルティア) >>8
ETHERTIER(エーテルティア) >>9
ARLANDEAR(アーランディア)
ディスイスカ王国
ラドゥルスの落し物
ラテテ
フロロスコウプ
移住の民

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Re: LEVELTIER ( No.1 )
日時: 2011/01/22 22:20
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)
参照: http://ewind.homeip.net/impress/201101/9162.html

時は巡る——廻り巡り、やがて運命に辿り着く。

それは残酷で、理解できないもので、悲しいもの—————。

だから俺は嫌だった。

『ねーえ、約束って何なの?』

『約束? ・・・そうだなぁ、何だろ? “イチバンタイセツナコト”かな?』

『“タイセツナコト”って?』


———些細な疑問は、運命によって絶望と化す———————


『息子は何処だ!!』


たとえそれが運命であっても—————


『早く探し出せっ!! 今すぐにだっ!!』


—————俺はそれを認めはしない・・・。


だって・・・そうなんでしょ・・・・・・?


『絶対帰ってくるからな! いい子にして待ってろよっ!!』


—————あの言葉は嘘だったの・・・?

『約束は一番大事なことだから、絶対破っちゃ駄目なんだぞ』


ねえ、どうなの・・・・・・?


『おいおい、傷だらけじゃん。でも、もう大丈夫だからなぁっと! 俺は約束を破らなかったろ? なっ!?』


—————嘘つき。兄ちゃんは嘘つきだ。


『早く、早く息子を見つけ出して!! 私の息子を・・・早くっ!!!』



—————ねぇ。


『総力を挙げて探し出せっ!!必ずだ、命を懸けてでも探し出すぞっ!!!』


(何処? 何処なの? 何処にいるの? 何処何処何処何処!!!?)


『もう・・・駄目だ——————護衛の任務についていながら僕は・・・・・・』  
『一体何があったというんだ? さあ、話せっ!!』

『僕は・・・・・・愚かだった。僕はなんてコトを——————』


——————約束は?

『兄ちゃん?』

『・・・・・・!!?』

『ねぇ、兄ちゃんは??』



———————“タイセツナコト”なんでしょ?


『お前はあっちに言ってなさいといっただろう!!』

『ねぇ、兄ちゃんは? 兄ちゃんは何処いったの!!?』


——————約束は絶対なんでしょ?

『王様・・・・・・僕は・・・僕はっ!!』

『お父さん?』

『そんな・・・馬鹿な——————』


—————だったら、如何して?

『お父さん? お父さんっ!!?』

嘘でしょ? わからない・・・何? なんなの? ねぇっ、ねぇっ!!?

『嫌だ、嫌だよぉ・・・そんなのっ!!!』

『くっ!!』

———————ねぇっ!!

「ねぇっ!!! 兄ちゃんは!? 何処・・・何処なのっ!!? ・・・約束したのにそんなのずるいよっ!!何処に言ったんだよぉ・・・嫌だぁ。兄ちゃん、兄ちゃん、兄ちゃぁああああああああん!!!!!」




Re: LEVELTIER ( No.2 )
日時: 2011/01/22 22:00
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)
参照: CHARACTER No.1

□■レキ・ヴァルステラ <Reki=vallsterer>■□

○年齢/18

●性別/男

○性格/仲間思いで優しいが、熱くなると周りが見えなくなる。無口で多くを語ろうとしない。

●容姿/すらっとした美形で金髪。瞳は青みのかかったグリーン。服は黒い革のノースリーブのハイネックシャツに黒いズボンをはいておりそのうえからは上質な白いコートを着用していて気品を漂わせている。その姿からは想像できない自分の背丈ほどもある大剣を片手で扱う剣使い。

○Other/上の世界(エーテルティア)にある、とある王国の正統王位継承者。ある事件がきっかけで下界(アーランディア)に落とされてしまう。しかしそれは彼が意図的に行った作戦が成功しただけで、彼は現在、下界で消えてしまった兄を探している。

Re: LEVELTIER ( No.3 )
日時: 2011/01/22 23:44
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)

波の音————ここは一体何処だろう?

・・・俺は立ち上がろうとしてむせた。口の中がじゃりじゃりする。
それに、じゃっかん目も痛い。ここは一体何処だというのだろう・・・?

口の中のものを吐き出してから目をこすると、そこには白い砂浜が広がっていた。海は青く、空はまぶしかった。
側では焚き火が音を立てて燃えており、組んである木からつるされた黒い鉄の鍋の中では沢山のものが煮えていた。

「あっ!?」

背後から声がして、俺はとっさに振り返る。
そこには見覚えのある、青で統一された服を纏う人物がたっていた。

「カイス・・・?」
「レキ様・・・良かった。お怪我はありませんか?」
「“様”はなしだって言った筈だろ?」

俺———レキはそう言って、カイスのほうを指差した。
カイスはそんな俺を見て、ムッとしながらため息をつく。

「で・・・怪我は?」
「ない」
「じゃあ、うごけるんだな!?」

今度はうえから声がした。
まぶしくて見えないが、見たと同時に何かが落ちてくるのがわかる。
俺はとっさにその物体を避けた。

「・・・っ!?」

落ちてきた物体・・・薄汚れた白い仮面の少女。
独特の民族衣装をまとったその容姿からこの周辺に住む人間であるとなんとなく悟る。
はだは茶色く焼けており、仮面の横からは長いおさげが見えていた。

「・・・誰?」

レキが問うと、少女は仮面をはずした。
少女のひとみはきれいな深緑色で思わず見とれる。

「私はレガード。あなたたちは?・・・ラドゥルスの落し物さん?」
「ラドゥルスの落し物?」

レキはレガードのほうを見て問い返す。
レキの反応にカイスは慌てて答える。

「俺たちのことだよ、レキ。俺たち、空から降ってきただろう?」
「・・・・・・」

レキの反応にカイスはただため息をつくしかない。
カイスはレガードに誤ると、ここに来るに至るまでの経緯を話した。

「・・・というわけなんです」
「・・・そうか、大変だったな」

レガードはそういうと、その場に腰を下ろした。
そして茶碗をよこしながら「とりあえず飯、食え」といった。
レキとカイスは言われるままに従った。

Re: LEVELTIER ( No.4 )
日時: 2011/01/23 23:04
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)

目覚めてから初めて口にしたもの。
今までに食べたことがなかったレキは、口に入れた瞬間あまりの熱さに吐き出す。
レガードはそれをみてやれやれとため息をつくが、カイスはそんなレキの補助にまわる。

「あっつ・・・・・・」
「あのなぁ、せっかく人が作ったのに吐き出すのやめてくれないか?」

レガードはそういうと、レキに石ころを投げ飛ばした。
石はレキに命中し、レキは唸ったが何も言い返せなかった。

「お前、エーテルティアの人間だろう?」

突然の質問。
レキはカイスの方を見た。

「おい、ここはエーテルティアじゃないのか!!?」
「今頃気づいたのか? ここはアーランディアだぞ?」
「えっ・・・・・・?」






———————ここが・・・・・・



「ここが・・・・・・」



————————兄ちゃんの消えた・・・



「アーランディアなのか・・・?」



——————“下界”



「ここが下界なのか・・・そうか・・・・・・」
「・・・・・・レキ?」

カイスがレキをみて不安げに声をかける。

「なら、早くいかないと・・・」
「おい、まてっ!!?」

レキが駆け出すところをカイスが慌ててとめる。
カイスはレキをとめると、そのまま押し倒して立ち上がった。

「っつ・・・・・・」
「レキ、慌てるな。お前にとってこの世界は未知の世界にすぎない。それに目指す場所も定まっていないだろう? 目的もなしにさまよったら飢え死にしてENDだ。エーテルティアとは違うんだよ」

カイスに言われてレキは納得させられた。
落ち込むレキをみたレガードはため息をつきながら問いを投げかけた。

「おまえ・・・探し物をしてるのか?」

レガードの問いにレキは表情を変えずうなずく。
カイスはレガードの言葉に何かを感じて口を開く。

「何か知ってるような口ぶりだな」
「まぁ、たぶんな。・・・半年前に似たようなやつにでくわした」

「兄さん・・・?」
レキはレガードの言葉に瞬時に反応する。
カイスはそんなレキをみて少し哀れに感じながらレガードに言う。

「まだわからないが・・・よかったらその人物について詳しく教えてくれなせんか?」

カイスの要望にレガードはうなずいた。

Re: LEVELTIER ( No.5 )
日時: 2011/01/23 23:24
名前: UL ◆CMDELf4rTk (ID: LpcnUUvD)

□■レヴァ・ヴァルステラ <Reva=vallsterer>■□

年齢/20

性別/男

性格/家族を大切にする平和主義者。母親を亡くしたせいか弟の事を常に考えて行動している。

容姿/弟に劣らない美形で金髪。瞳はオッドアイで片方がレキと同じ青みのかかったグリーンで、もう一方が纏う力によって変化する特殊な瞳で赤と青に変化する通称・レブルアイ。服は黒いノースリーブのハイネックシャツで首には赤いネックウォーマーをつけている。そのうえからは白と黒・金銀で統一された長いコートを着ている。

Other/エーテルティアにあるディスイスカ王国の元・王位継承者。下界で消息を絶ってから正統王位継承者の座からはずされ彼の消息は未だに不明である。


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