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Reset
日時: 2011/02/02 17:28
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)





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駄作ですかよろしくおねがいします


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Re: Reset ( No.3 )
日時: 2011/02/02 17:30
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  2

「……………… どちらさまですか?」
こう聞いてから、俺はしまったと思った
『何で2階の窓によじ登っているんですか?しかもあなた誰ですか』
と聞けばよかった…

「世無 流華です 今日からこの部屋に住まわして頂きます☆」


って


「ええええええええええええええええええええぇッ!!!!」
「あと、ほかの人には流華見えないからよろしく〜」
「なんで?」
「…肉体が腐って消えちゃった☆」
「幽霊じゃん」
「幽霊じゃないもん!ニンゲンだもん!!」
「何で俺には見えるんだよ」
「素質があるからです☆」
「んなもんいらねーよ」
「でも、3億円が毎年当たるくらいの確率だよ?」
「3億のほうがいい」
「流華は話し相手のほうがいい」
「それはお前の都合だろ」
「……ばれた☆」
「ばればれだよ」

こうして俺と流華の生活は始まった


Re: Reset ( No.4 )
日時: 2011/02/02 17:30
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  3

すぴー

すぴー

「あれ もう流華寝ちゃってる」
布団もかけずに寝ると風邪引くぞ

バサッ

「……そっか 肉体がないから布団すり抜けちゃうんだ」

何にも触れれず 誰とも喋れない
自分の存在に誰も気づかない
泣いて泣いて
泣いても意味がないってわかってても自然に涙が出てきて
やっと見つけた話し相手
















「海 ありがと」

















流華がそんな寝言を言った気がした

Re: Reset ( No.5 )
日時: 2011/02/02 17:32
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  4

「…… 兄ちゃん」

…………だれだ?

「会いたかったよ」
「ぉまっ… 誰?」
「さすが兄ちゃんだね ボクの術なんか通用しない」
「は?いみわかんねぇんだけど てかお前ほんと誰?」
「弟だよ」
「俺に弟なんていないけど」
「 本 当 に ? 思 い 出 せ な い ? 」
「思い出すも何もいねぇっつってんだろ!!」
「………はは、は、ははは」
「何だよお前 出て行けよッ」
「言わなくても出ていくさ 馬鹿が2匹もいる部屋の空気なんか吸いたくもない」
「は?俺は馬鹿じゃねぇし、流華はちょっと変だけど結構かしこいんだからな」
流華なんか俺に宿題教えてくれたんだぞ!学年で成績が平均的な俺に!!!
「流華のことを知っている時点でおかしく思えよ 馬鹿兄」
「ぇ…?あぁそうだな 何で流華のこと知ってんだよ!!」
「そんなのお前に教えても分からないよ バーカバーカ」

「うるせぇっ」

カタ…

ガタガタガタッ!!

いきなり、部屋の家具たちが部屋に入ってきた侵入者をいかくするかのようにガタガタとなり始める

「あぁ 無自覚魔力保有者は怖い怖い じゃあねー」






「あれ?」

もう朝?あれは夢?

「……なんじゃこりゃ」

これは———
『魔法 〜上級編〜』


Re: Reset ( No.6 )
日時: 2011/02/02 17:32
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  5

「魔法…… 上級編?」
意味不明

パラパラと中を見てみる
「意味わかんねー」

ポイと投げ捨てた先には流華がいた
一瞬危ない!!と思ったがあいつに布団がかけれなかったことを思いだし、ほっとする

しかし———

「いったぁい!!!」

何で当たるんだ?
何ですり抜けないんだ?
何ではねかえってくるんだ?

「海 なにするの〜?」
「流華… なんでそれ…… 当たるんだ?」

一瞬の空白 その後流華は言った

「しらない。」

その言葉には、もう話したくない というピリオドがこめられていた

「世の中には知らないほうがいいことがたくさんあるの 『これ』のように」
「え…………」



Re: Reset ( No.7 )
日時: 2011/02/02 18:30
名前: キョーナ ◆hP9XLkiiYo (ID: 3L0NyJ0C)

  6

少女は動かなかった
驚いているようには見えなかった
ただ、見えるはずのないあいつを指さしていた


そして一言


「うぎー 宇宙人がいるー」









ある朝の登校中






俺は流華が見える人に出会った





そして俺はあいつに
見た目で人だと思ってはいけないと教えられることになる———


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