ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- オンガク戦争 参照100超え!有難う御座います!
- 日時: 2011/03/31 08:18
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
お早う御座います、
こんにちは、
こんばんは。
クリック心より感謝します。
駄作小説書き、楓というものです。
今回書かせていただく小説は【オンガク戦争】という題名です。
音楽の組織的な話ですね。
戦い描写もあると思いますが変です。そこは断言できます←
読んでくださると嬉しいです。
あまり専門用語は使っていません。(というかそこまで詳しくないです^^;
◆注意
・グロ描写を含むかもです。苦手な方、Uターン。
・荒らしさん。左上の←を10回ほど押してください。
・私、楓のことや私のかく小説が嫌いな方、見ないほうがいいですよ?
→おkな方是非読んでやってください。泣いて喜びます。
◆お客様
レイビ様 風様
コメいただければ全力で返信いたします!
頂き物
歌詞
遮犬様より【忘却オンガク】 >>11
プロローグ >>1
第一楽章 >>2->>6 >>9 >>10 >>14
- Re: オンガク戦争 ( No.7 )
- 日時: 2011/03/12 21:08
- 名前: レイビ ◆jopz/fjbXg (ID: kK7tFRHj)
わ〜い!
見に来ちゃいましたですね、はい。
今回も色々楽しませてもらいたいでッス
よろしくお願いします
感想というかなんというか・・・・
今現在私の頭の中で・・・・・
涼太と奏と英治と司が妄想世界を爆走中です!!!(興奮
まぁこれからよろしくです☆
- Re: オンガク戦争 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/13 12:52
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
レイビ様、コメ有難う御座います〜w
設定がややこしくて、読むの大変だと思いますが、宜しくお願いしますね^^
- Re: オンガク戦争 ( No.9 )
- 日時: 2011/03/13 14:28
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
—対サウ部隊 最高コンダクター室—
ところは変わって此処、最高コンダクター室。
眼鏡をかけた、いまどき珍しい7:3分けを気にしながら泰三に書類を差し出す男。
泰三に数十年仕えている秘書だ。山田さん。そう奏は呼んでいる。
山田さんは眼鏡を押し上げ少しためらうように言葉を発した。
「横山を…奏様に接触させていいのですか?」
泰三は書類に目を通し、大きな判子を片手に、ため息をついた。
「かまわん。どうせ通らなければならない試練だからな」
2人の会話はよく分からないが、今回の任務は奏にとって危険なものであるらしい。
「あの日——」
背もたれにもたれた泰三は昔のことを思い出す。
* * *
「おとーしゃぁん!おかーしゃぁん!」
叫び、泣きながら人間の形をした“モルモット”に小さな少女が飛びついた。
目の前には元、人間。
そして、体格のいい、男。数年前の横山だ。
「君…これらのコドモなのかな?」
人を【これら】と呼んだ。
「返して」
下を向き、手を握り締めた少女は、低い声でつぶやく。
ぽとりぽとりと涙の雫が落ちる。
「ン?」
「おとーしゃんとおかーしゃんを返して!」
カッと目を開いた少女は、もはや少女ではない。少女の身体を取り巻き、光る、そばにあったピアノ。
指に絡みついた糸はピアノ線。
「あぁああぁあぁぁああぁぁあぁぁぁあ!」
フォルテもピアノも関係なく、早く、速く線を動かす。
狂ったように。狂詩曲—ラプソディー—。
流石の横山でも、子ども、それも2歳の子どもが能力に目覚めるなんて思っていなかったようだ。
あっという間に、横山の右手が——。
「ハハハハ、やるね、君。ただ、少しやんちゃすぎるようだ。寝てな」
The Heartが発動。ただ形が違う。モルモット用ではない。
一時的なものらしく、記憶を失うように作られていた。
それが発動されたとき、少女はバタリと倒れる。そしてスースーと寝息を立てだした。
血がぼとり、ぼとりと落ちる。
だが気にしない横山。
「また、会おう。そのときは俺の部下として雇ってやる」
ハハハハハハとまた笑う。
笑う。
笑う……。
- Re: オンガク戦争 ( No.10 )
- 日時: 2011/03/16 20:05
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
泰三が娘の家に訪れたとき、彼は強い衝撃を受けた。
あまりの衝撃に座り込んでしまうほどで、土ぼこりのたまった床に座る。
———何もない。
娘も、娘婿も。
そうなると、奏も…。
ひどい疲労感を覚えた泰三だったが、わずかな希望を持ち、もう一度立ち上がった。
内部を見回すと、小さな少女、奏が倒れていた。
泰三は駆け寄り、抱きかかえる。ふと、我が孫に目を落とす。
怪我はないよう…だが、
指にはピアノ線が絡み付いているようだった。
——まさか。
ファイティストの能力が目覚めたのか。
それは後から科学班と共に調べるとして、と泰三は奏を拾い上げた。
本部に戻る途中の列車の中で奏は目覚めた。
「おじーちゃん?」
目覚めた奏は、あの時の記憶を失っていた。
* * *
「しかし、気になっていたのですが、何故奏様を男装させているのですか?」
と山田さん。
確かに、男装する必要はあまりない様に思える。
「あの日からしばらくして、わしのところに連絡があった」
険しい顔をする泰三は憤りを感じているようにも見える。
「横山からだった。『しばらくしたらお前の孫を引き取りに行きます』ってな」
あの時、横山はまた会おう、と言った。2歳であの能力を発揮した、奏が欲しい、
と思ったようだ。
それに、横山はあの時、奏のピアノ線で腕を失っている。
その償いとして、奏を右手として働かせようと図っているらしい。
「ファイティストとして、奏は十分に素質があるし、戦力にもなる。だが、横山の手に渡ってはいけない存在だ。
ファイティストの前に、わしの大事な孫だからな」
「だから男装を」
と山田さんが続ける。
男に混じって男の制服を着ておけば、横山には気付かれない。
なぜなら、最後に奴が奏に接触したのは奏が2歳のときなのだから。
- Re: オンガク戦争 ( No.11 )
- 日時: 2011/03/20 11:57
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
歌詞頂きました!
作者はかの有名な遮犬様からです。
タイトル:忘却オンガク
張り詰めたこの鼓動
奥に秘めたこの感情
思い出など、向こう側
希望なんて、忘れた
鳴り響く、心の音に
泣き叫ぶ、反響音
それぞれが、混ざり合っては解けて
外れてく、音が貫いて
(サビ)
悲しくて、泣きたくて
みんな混ぜて、しまおうか
そしたらね、きっとどれもが
変わると思っていいんじゃないか?
蹴躓く(けつまずく)この思い
消し去ったこの過去
愛情など、一方通行
我慢なんて、捨て去った
鳴り響く、中の鼓動に
語り来る、反響音
それぞれが、混ざり合っては別れて
消えていく、"わたし"がいて
(サビ)
強がって、戦って
みんな変えて、しまおうか
そしたらね、きっとどれもが
私に味方していいんじゃないか?
みんな私を指差して
嫌な音立てては嘲笑う
そんな、音が嫌いなの
だから、私は反響するの
無くしてしまった、あのオンガクを鳴らすの
(サビ)
訴えて、泣いてみて
それで、何かが変わったら
それってね、きっとどれもが
音色でなくなる気がするの
一人、一人の音色と共に
奏でてみたいの、このオンガク
その日がいつか、来たならば
私は自ら忘却するのでしょう。
過去に奏でてしまった醜いオンガクを
END
遮犬様有難う御座いました!
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