ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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蛻の僕。
日時: 2011/03/05 15:13
名前: 藍零 ◆veyMdjA2J6 (ID: k5KQofO8)

初めましてですよね、こんにちは藍零と申しますb

前に別のPNで小説を書いていたこともあるのですが、前のPNを言うつもりはないです←なら言うな

それでは、注意を。


・駄文
・駄作
・更新遅い

以上のことが許せない方はブラウザバックを推奨します。

同様に

・荒らしに来ました
・中傷しに来ました

という方もお帰りください。


あてはまらない方は、どうぞ宜しくお願い致します。



▽目次▽

>>01 0頁目:主人公の自己紹介
   side‐僕

>>02 1頁目:感情
   side‐僕 

>>03 2頁目:暖かいとか冷たいとか
   side‐僕
 
>>04 3頁目:友人?っていうのかな
   side‐僕

>>05 4頁目:変態っていったらあいつだけ。
   side‐僕
 
>>06 5頁目:無
   side‐ケイ

>>07 6頁目:遊び
   side‐ルナ 

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Re: 蛻の僕。 ( No.1 )
日時: 2011/03/02 15:20
名前: 藍零 ◆veyMdjA2J6 (ID: k5KQofO8)

0頁目:主人公の自己紹介


 こんにちは。
 
 これから始まるのは、僕が主人公の物語。

 僕の名前? 名前は「僕」とでも言っておこうかな。

 本名なんて、物語には必要ないよ。

 まあ、あーちゃんって呼ばれてたりもするからね。

 そのうちわかるさ。

 もしかしたら物語の最後にいうかもしれない。

 まあ、普通の名前だよ。

 名家って言われたこともあるけど、まあふつうの家。

 名前も普通だし。

 知りたいって思うほどの名前じゃないから。

 詳しいことは物語を読んでくれるとありがたい。

 僕のことなんてどうでもいいよって人は帰った方がいいかもね。

 これから始まるのは「僕」の物語。

 見ろなんていうつもりはないよ。

 別に僕のことを知って、どうにかなるわけじゃあるまいし。

 僕の人生なんて、普通。

 人はふつうじゃないっていうけどね。

 まあ、帰ってもいいし、読んでいってもいいし。

 僕はどっちでもいいよ。

 それじゃあ、「僕」の物語で会おうか。

 また会えるか会えないか、それはあんたら次第。

 じゃあね。 

Re: 蛻の僕。 ( No.2 )
日時: 2011/03/02 15:22
名前: 藍零 ◆veyMdjA2J6 (ID: k5KQofO8)

1頁目:感情



 しとしとと雨が降る。

 人は雨が寂しく聞こえるというけれど、僕はなんとも思わない。
 
 透明なビニールの傘に、雨粒がたまる。
 ぽつぽつと音が鳴り、雫が落ちた。

 吐いた息が、白くなるのは、人は綺麗と喜ぶけれど。
 僕はなんにも感じない。

 そういうと、隣の君は純粋に笑う。


 ————だってあーちゃんはあーちゃんだもん


 そう笑う。

 僕はふーんと頷くと、雨雲に隠れた空をみつめる。

 雨も、晴れも、雪も、雷も。
 どれも僕には関係なくて。

 晴れはうれしいだとか、雨は哀しいだとか。
 そんな感情僕には無くて。


 だから人はそんな僕を、「欠陥人間」というのかもしれない。

 人間の蛻。

 感情の抜け落ちた人間。

 だけど僕は頷くだけ。
 嫌だなんて思わない。

 うれしいだなんて、思わない。


 だって「欠落人間」だからね。


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