ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ぱんどらのはこ
- 日時: 2011/03/25 21:47
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
こんにちわ☆orこんばんわ★
ゆうです。
今回は、「ぱんどらのはこ」でやらせていただきます。
あ、題名が平仮名なのは物語を読み進めれば分かります。
でわ、どぞ。
- Re: ぱんどらのはこ ( No.2 )
- 日時: 2011/03/25 22:14
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
登場人物
・相馬 海 (umi souma)
しっかり者の女の子。
学年が変わっても、絶対に学級委員長。
だが、友達が多い。
・相馬 亮 (akira souma)
海の父。
・藤川 美栗 (mikuri hujikawa)
海の親友。
・相馬 涼子 (ryouko souma)
海の母。
以上です
- Re: ぱんどらのはこ ( No.3 )
- 日時: 2011/03/25 22:31
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
1
ツンツン
授業中、居眠りしていた私の背中を突く奴がいた。
何だというんだ。今日は、復習だし、寝てても問題が無い。寝ていたって、昨日勉強したばかりだから頭に入っている。
それに、どうして今日学級委員長の私が眠っているのか一番知っている奴が後ろだ。
どうして、起こすんだ……。
「なんだよ!!美栗。ケンカ売ってるわけ??」
私は、少し怒鳴り気味で言った。
だが、囁き声程度。
「あんた、気づいてないの?先生、ずっとあんたの事見てるよ?」
私は、慌てて前を見た。
ホントだ……。やばい。
「コホン。相馬さん。学級委員長であるあなたが居眠りしている上に後ろを向いていてどうするんですか!!」
先生、いつもは優しいのに今回は少し…いや、超お怒り気味。
「これを、解きなさい」
先生は、問3を棒でさして言った。
多分、昨日の授業で一番難しかったのだろう。
「〜〜〜〜〜です。」
先生、私がペラペラ答えたのがビックリしたのか、唖然…。
よし、ここは何があったのか気づかなかったフリをして呼びかけよう。
「あの……、先生?」
私が、声をかけると先生は我に帰ったように声を上げた。
「え!?あ、ボーっとなんかしてませんでしたよ。そ、相馬さん。座っていいですよ。」
私は、後ろにさりげなくピースサインを出しながら座った。
寝てはいけんな。うん。
「美栗、お詫びにケーキおごってね。」
私は、実を言うと超が付くほどの甘党。
こういうことがあったら、結構奢ってもらってる。
(ふぁ〜。やっぱ、眠い…)
私は、もう一眠りしてしまった。
もちろん、先生には目を付けられずに。
- Re: ぱんどらのはこ ( No.4 )
- 日時: 2011/03/25 22:44
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
2
「海ってさぁ〜。イメージには無く甘党だね。ホント。」
美栗は、私が幸せそうにイチゴケーキを食べていると言った。
まぁ、失礼な。
「失礼だな。」
「男口調だし。先生や私以外の友達には礼儀正しいのに。親しき仲にも礼儀ありだよ!?」
うるさい…。
つか、お前が学級委員長に毎年私を推薦しているのではないか!!
「そろそろ、ピアノ教室にいこ。遅れる。」
私が、切り出した。
「今日、私休み。」
そうだ。私以外休みだ。
私は、今度のコンクールの代表に選ばれてしまったのだ……。
「私も、休みたいなぁ〜。覚えたし……。」
美栗は、「駄目に決まってるでしょ」と一言で終わらせてしまった。
ひどい……。私が選ばれたからって。
「そうだ!!美栗、代表変わってくんない?」
これまた、「ムリに決まってるでしょ」で終わらせられた。
これまたひどい…。
「じゃーね。海。」
はぁ……。
私が、ケーキ屋から出ようとすると
コツンッ
足に何かが当たった。
「何?なんで、こんなとこに箱が!?」
まぁ、一応持って帰ってみよう。
この箱が、不幸を呼ぶとは知らずに、私は箱をスクールバッグに入れて店を出た。
- Re: ぱんどらのはこ ( No.5 )
- 日時: 2011/03/27 12:52
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
3
「しっかし、よくコンナモン拾えたなぁ〜。」
私、めったに物を拾わないのに。
いったい、何があったのだか……。
ごめんなさい、切ります。
- Re: ぱんどらのはこ ( No.6 )
- 日時: 2011/03/28 21:50
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
- 参照: 3
「海〜、ご飯よ〜。」
私は、大きな声で「はーい」と返事をして1階へ降りた。
テーブルに並べられている夕食を見たとたん「きゃあ!!」と叫びたくなった。
だって、テーブルの上には私の大大×∞好きな物ばかりが並べられていたのだから!!
「ママ〜、いえ、お母様〜。ありがとぉ〜♪(または、ハート)」
すると、ママはニッコリ(海ヴィジョン)して「早く食べちゃいなさい」と言って私を椅子に座らせた。
よだれが出ているが、垂れるのを必死にこらえて、さぁいざ夕食時だ!!
熱々のハンバーグを大きな口でかぶりつこうとした私にママは一言。
私の、パクリという口を閉じる音とママの言葉は同時だった。
「そんな一気に食べちゃ駄目よ。あんた、猫舌でしょ。て、遅かったわね。」
「ほんと、バカよね。海って。ホントに、学級委員長やってるの?」
母の、言葉の後のセリフはうちの意地悪姉貴。
27歳の癖して、独身だし10歳も年下の私相手にカツアゲらしきことまでしてくる。
それに、独身の事は
「お母さんをあんただけに任せられると思う??ま、あんたが成人になるまでは、私の独身は決定ね。」
なんて、言い訳をしている。
最低だな。私だって、ママの面倒くらい見れる、と言い返したら、どう帰ってきたと思う!?
「ヘン、どうだか。美栗ちゃんから聞いたわよ。あんた、美栗ちゃんには、男口調らしいわね?そんな、あんたに任せられるわけ無いでしょ?」
どうやら、姉の言い分が正しいようである。
クッ、今回は引いてやるが次はただではおかないからな!!
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