ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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いつぞやか青春は崩壊した。
日時: 2011/04/15 18:50
名前: 王水 ◆dEnESIVmNQ (ID: ewO8cEG/)
参照: 元蒼天の彗星です、ダークではこの名前で…。

こんにちは、また駄作出してふざけてるよね、王水です。
今回はバトル物ですね、超能力っぽいものも出たりするかもです。
舞台はちょいと未来の世界の高校なんですが………。
それがまたわけありでして…、言ったらネタバレ。っていうかすぐにわかるんですが。
とにかく、ジャンルは『学園アクション』です。
どうぞよろしく。



〜主人公紹介〜
名前/上南黎(仮想CV、日野聡)
性別/男
性格/冷静、クールにみえて情に熱い。
年齢/17
容姿/黒髪を軽く刈り上げている。
武器/不明
備考/転校生、とある高校へ転校してきた。
サンボイ/「群馬の高校から転校してきた上南黎だ、宜しく」
     「……ここはどうなってんだ、意味不だ…」
     「いい加減にしろよ、こいつが嫌がってんだろ。これ以上やんなら俺が止めてやる」



—目次的な何か—


—お客さまリスト的な何か—



どうぞ立ち読み気分でどうぞ、まあ所詮駄作なんですが。

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Re: いつぞやか青春は崩壊した。 ( No.3 )
日時: 2011/04/10 21:58
名前: 王水 ◆dEnESIVmNQ (ID: ewO8cEG/)





俺はのんびりと道の端を歩いていた。そして何度も周りを見回している。そして一言。

「ああ、東京最高」

あまりにも単純な感想だが田舎の若者が都会に憧れるのは当たり前である。
ボーっとしていると何かにぶつかった。
多分人だと思ってぶつかった人の方向へ向く。そこにいたのはどこかの制服を着ている同じぐらいの男だった。
少しつり目で赤毛の柄の悪い奴だったが一応俺は軽く手を挙げて謝る。




「あ、ごめん」
「おう。お前、どこ高だ?あんまり顔を見ないけどよ」
「今日来鹿高校の転入手続きを済ませるんだ」

その時柄の悪い奴は軽いため息をついた。俺は何だよ、と思いながら様子をうかがう。
すると柄の悪い奴は突然俺の肩を二回ほど叩く。
そして俺の何かをわかっているかのような口ぶりで言葉を紡ぐ。




「……お前、苦労人だな」
「つか、いきなりなんだよ!?脅しか!」
「いや、マジで。俺もそこに通ってるけどマジでやばいぞ」

何だか俺の不安を煽るような言葉が並んでいるような気がした。
俺は背筋に悪寒が走った。その話を聞いていると何だか自然と強張ってしまう。
俺はその一言を必死に忘れようとしていた。なのに頭から離れない。
とにかく一度、あいつが誰なのかがまず一番に気になっていた。
なのでまずは色々聞くことを最優先させ、口を開く。


「…で、お前なんて言うの」
「楠初陣だ、まあ適当に呼んでくれ」
「じゃあ宜しく、つり目」
「誰がそんな呼び方許すか!」




そんなコントみたいなくだらない言い合いをしながら来鹿高校へ向かった。




Re: いつぞやか青春は崩壊した。 ( No.4 )
日時: 2011/04/11 20:12
名前: 王水 ◆dEnESIVmNQ (ID: ewO8cEG/)




そして俺はつり目に来鹿高校まで案内してもらった。
俺は一瞬校舎が大きいなと思った。がそれもつかの間。
俺とつり目は来鹿高校を通り過ぎてしまった。
何故こいつは来鹿高校をスルーしたのかが全く分からなかった。
その疑問をそっくりそのまま口から吐き出す。


「おい、てめえ。来鹿高校あっさり過ぎたぞ」
「別に行ってもいいぞ、死んでもいいなら」

俺は足がすくんでしまった。何故高校に行って死ぬのか。
一瞬の合間に様々な考えが浮かんでくる。
例えば幽霊が出るとかあくまでもそれが比喩的なもので先生が鬼とか。
まあよくよく考えなおしてみればそんな理由じゃスルーするわけがない。
そう試行錯誤を必死にしていた。

次の瞬間、その努力を一掃する一言をあいつは唐突なタイミングで放つ。


「まあ説明するとだな……、一年前、異常な事件が起きたんだ」
「この野郎ぉお!俺の努力を無駄にしやがって!」
「第一そんな努力いらねえから。……で、入学式の日に転校してきた先輩がいたんだ。そいつは神羅覇王って言ってな。来鹿を二日にして占拠した奴だ。先生も殺してな」
「そんな事したら無期懲役じゃねえかよ」
「それがな、警察でもあいつの足にも及ばねえ。理不尽な力があっからな。何でもあいつの命令は絶対になっちまうんだ。だれも逆らえねえから黙視されてんだ。そして旧校舎に極僅かの奴らは逃走した。で結局そこでぐだぐだしてるわけだ」
「ぐだぐだって………」



その説明に怯えていた俺なのだが最後の締めに呆れて一気に力が抜けた。
ぐだぐだって何だよ、とか思いながらとぼとぼ歩いていた。
しばらくしてあいつは足をピタリと止めて方向転換する。
ああ、信じたくない。これが現実っていうものなのか。
そう言わんばかりの光景を俺は目の前にした。

目の前にある旧校舎とは木造建築のボロ校舎だったから。

Re: いつぞやか青春は崩壊した。 ( No.5 )
日時: 2011/04/12 22:44
名前: 王水 ◆dEnESIVmNQ (ID: ewO8cEG/)
参照: ありのままに書いていても人気急降下中の俺。文才がほしい…!




「……なあ、ここが旧校舎で間違いないよな?」
「ああ。お前ボロいと思ったろ」

つり目はエスパーだか奇跡だか知らないが俺の心を読んだ。
これは偶然なのだろうか、なんて言ってもそんなに考える必要もないが。
とにかく俺とつり目は旧校舎内へ入っていく。
校舎内はほこりが舞っていてさらに蜘蛛の巣も張っている。
俺はまさか青春がこんなことで崩壊するんじゃないかと、
心配になる。歩いているとまたつり目はピタリと止まる。


「ここが教室だ。確か800人中40人ほど生き残っているんだよな」
「少なっ!?」

つり目は何事もないようにドアを開ける。その光景はまたも悲惨だ。
何故ちゃぶ台が机代わりなんだと。とにかく教室にいる先生に転入手続きを済ませてもらう。
……って先生いないんじゃなかったけ。


「つり目、先生はいないんじゃないの?」
「雅先生は特別だ、俺らと一緒に逃げてきたからな」
「ふーん、すいません。転入手続きを……」
「おっけー、じゃあもう今日から適当にしてていいぞ」

何なんだここは…。あまりにも適当過ぎるぞ。
俺は同じ事を何度も心の中で呟いている。


「自己紹介ぐらいさせてくださいよ」
「わーった、わーった。てめえら、よく聞け」

何か訛った口調で雅っていう先生は応答する。
そして説得力がないかつ、不良みたいに生徒をまとめ上げる。

「こいつは今日転校してきた奴だ」
「群馬の高校から転校してきた上南黎だ、宜しく」


そして俺は軽い自己紹介を済ませると適当な席に座る。
また娯楽モードへ戻っていく。自由というのか崩壊というのか。
何かまともな奴が全く見当たらないような気がしてならない。
そんな時、隣りにいた一人の女子は俺に話しかけてくる。

「ふぅん、あんたが転校生ね……」
「だから何だ」
「猿並みの知能しかなさそうな気がするんだけど」
「だれが猿じゃあぁあ!!」

俺は反射的にサディストに近い女子に向かって怒鳴り散らす。
その行動には目も止めず勉強をし始める。
サドガールはぶっちゃけ嫌いだな…。そう心の中で呟いた。


「つか、お前。名前は?」
「本当なら猿に名乗る必要もないけど一応言っておくわ。私は小町智恵子、宜しく」

相手は上から見下ろしたような態度で俺に自己紹介をする。
こういうのはちょっと腹が立つ。誰が見てもそう思う。
別に本質悪い奴ではなさそうだが付き合いにくい。



一応こんな感じで俺の青春生活は再度始まりを告げたらしい。

Re: いつぞやか青春は崩壊した。 ( No.6 )
日時: 2011/04/17 18:44
名前: 王水 ◆dEnESIVmNQ (ID: ewO8cEG/)
参照: ありのままに書いていても人気急降下中の俺。文才がほしい…!


ていうか俺は本当に何をすればいい。指示くれよ、先生。
とまあこんな感じで俺はずっと戸惑っているのだった。
そんな時一人のキノコチビ少年が俺に話しかけてくる。

「ねえねえー、君が転校生でしょ。確か黎君」
「だっ…から何…っだ…、ククク…、ハッハッハ!!」


俺はこんなに見事なマッシュルームカットを初めて見た。
そして笑いをこらえてその感情を封印しようと思ったが、
失敗したため笑い声が口から飛び出た。


「笑い過ぎだよー、僕は緑間祐樹。宜しくねー」
「あ、ああ」

逆に俺は調子がおかしくなってしまった。まさかあそこまで言われて怒らないなんて。
そのあまりの不思議さと穏やかさのハーモニーが絶妙で……。
おっと何だか変な話にそれてしまった。まあ不思議系な感じに絶句したってことだ。
クールとか第一印象で思うかもしんないけどそこ間違えるな。
そして俺は暇なので散歩をしに教室を出ていった。


まわりには制服を着たカップルや社会人を所々見かけたりする。
そして俺はふと思う。


これは俺の求めていた青春の序章なのだろうか。
いや違う。行き場がなくなった奴らの集まりに入っただけだ。
何故俺はこんな事をしているのだろうか。
本当なら俺は普通の高校で青春をしていたはずだったのに。
俺は思わず下唇を噛みしめた。俺はどうすればいいのだろうか。


そんな時後ろから足音がしてくる。
それは近づいてくるとだんだんスピードが速くなる。
俺は軽く後ろを振り向くとそこにいたのは、
同じ教室にいた奴だった。確か加納英…だっけか。
そんな奴が俺に何の用なのだろうか。
加納の様子を見ると息をはあはあ切らしていた。
どうやら急いで俺を追いかけてきたようだ。


「おいっ、転校生!大変なんだ、とにかく戻ってこい!」
「は?別にいいだろ、散歩してたって」
「違う!神羅の手先が攻めてきたんだよ!」

俺は焦った。自然と思うがままに急いで走って行った。

Re: いつぞやか青春は崩壊した。 ( No.7 )
日時: 2011/04/16 14:53
名前: 風(元:秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: 4.ooa1lg)

ファジーのほうでは何度かお世話になりました……覚えておいででしょうか?
えっと,文才有るじゃないですか?情景描写も感情描写も上手いと思いますよ?
僕が分けて貰いたい位です!
更新ガンバ^^


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