ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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天国島〜havens island〜
日時: 2011/04/09 21:49
名前: 甘木かりん (ID: cx1920xY)

はじめまして。
甘木かりんです。
シリアス系はあまり得意ではないので上手く書けるか心配ですけど、頑張って書きたいと思います。
これは合作です私甘木弧羽とかりん様の二人で構成されています。

注意
・駄文ばかりかもしれません
・危ないワードが少し混ざります
・グロが入ります(確実に)

約束
・荒らしは回れ右してください
・グロ嫌いな方は戻るまたはF5を連打してください
・スレ主が嫌いって方も帰ってくださって結構です

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Re: 天国島〜havens island〜 ( No.4 )
日時: 2011/04/10 13:41
名前: 甘木かりん (ID: cx1920xY)

天国島 〜スタジアム〜
僕たちが着いた先は野球場のように大きな球場。ドームだった。その大きな入口の前で栗村が立っている。
「は〜い、皆さんここがスタジアムですここでは今から行われるイベントの他にも囚人たちの野球試合やらサッカーやら運動会が行われています皆さんのための娯楽施設ですね、覚えておきましょうね〜山本君後は頼んだよ。」そう軍服の男に言った後栗村はスタジアムの中に入って行った。
お前らはこっちだ着いてこい。そういって僕たちは別の入り口から入りしばらく長い廊下を歩くとそこは・・・・。
人、人、人とにかくドームの観客席にこれでもかというほどに人が埋め尽くされていた。
「すげ〜何人いるんだよ。」と隣にいた曽根村さんも驚嘆の声をもらす、僕も同じだった。
バンッドームの照明が落ちてドームのグラウンド中央にスポットライトがあたる。
そこには縄でしばられて膝をつく囚人三人と黒く髪が長い両目が赤く鋭い眼光を放つスタイル抜群の軍服を着た女の人が立っていた。
「嘘だろあの女キルノート(殺人教本)だ・・・。」
曽根村さんは軍服女の人を凍りついた表情で見つめていう。
「キルノート?」僕が曽根村さんに聞こうとするとキルノートさんはマイク片手に喋り始める。その姿がスタジアム天井にぶら下がる巨大な液晶画面に映る。
「レディース&ジェントルメン!!ようこそ囚人共!!!今日はイベントを十分楽しんで明日の糧としてくれたまえ、みんなお待ちかねの公開処刑の始まりだ!!」
うおおおおおおおお!!!!囚人たちはより歓声を張り上げる。
「殺人教本、染川焔ソメカワホムラ元軍人だよ・・・。」曽根村さんは顔を青くしたまま喋る。
「さてと、誰から始めようかな・・・。」
コツコツ・・・と縄で縛られる三人の囚人の周りを歩く。
囚人たちは重苦しい顔で俯き冷や汗をかいている。
「よし、お前だ。」ドガァ・・・染川は右端の囚人をゴツイブーツで顔面を蹴り飛ばして言う。
ガハ!?囚人は数本歯が折れて口から吐き出す。
「ではまず罪状を述べるとしようお前はこの天国島から脱走しようとしたが失敗しここにいる三人で人質に取った看守一人を殴殺したな?」
血を吐いてうずくまる囚人を踏みつけながら淡々と染川さんは喋る。
「本来ならばレベル4懲罰房行きクラスなのだが、寛容な私だお前にチャンスを与えよう。」染川さんはグリグリと囚人の頭を踏みつけら後、頭を踏みつけるのをやめて錆びたナイフを囚人の目の前にパッと離しナイフが囚人の目の間で地面に突き刺さる。
「拷問で足も手も爪を剥がしたのが面白くなかったな、まぁいいそれで好きな指を四本落とせ、優しいだろう私は自分で選ばせてやるんだから。」そう言って震える囚人に突き刺さるナイフを握らせる。
囚人は震える声でハイ・・・と頷き左の爪のない親指に刃を付きたて、目をつむり呼吸を整えて一気にナイフで親指をえぐりとろうとする
「ぎゃああああああああああ!!!!!」囚人の悲鳴がドームに響く親指からは血が噴き出ている、が錆びてるせいか完全に切り落とせずに
親指の肉はえぐれるだけで白く固い骨まで切断できず親指の骨が見える。あのナイフで指を切断するには思い切り力を込めて切る必要があるだろうなと僕は思った。
悲鳴を上げる囚人にイラついた顔で染川が脂汗を噴き出す囚人の髪をひっぱり叫ぶ。
「何悲鳴上げてんだブタが!!!!たかだが指を切り落とすだけで殺されないで済むんだろうが!!!だったら笑顔で指を落とせよ!!!」
そう言って囚人をイラついた顔でボコボコにする。囚人ははれ上がった顔で泣きながらも歪んだ笑顔で左の中指を切断しようとするが決心できず、親指と同様に骨が見える、囚人は泣きながらうずくまるもう悲鳴を上げる余裕すらなさそうだ。
パンッ・・・乾いた音がドームに響く染川さんは囚人の頭に中を押し付けて撃った。
「ったくおもしろくない・・・笑顔で指を切れと言ってるんだ。おかげで私の45口径が火を噴いただろう。まぁ、四本切断したところで殺していたけどな。だって生きてる意味ねーじゃん(笑)。」
そう言って血まみれになった顔でカメラ目線を入れて無邪気に笑う。
僕はその時初めて背筋が凍るのを覚えた・・・。



Re: 天国島〜havens island〜 ( No.5 )
日時: 2011/04/17 17:36
名前: 甘木かりん (ID: ueXHoJNS)

天国島〜牢獄へ〜
公開処刑がやっと終わった。
俺は嘔吐しそうになるのを必死でこらえ、自室という名の牢屋へ入った。
隣とは壁1枚で仕切られているがベニヤ板みたいなものなので隣の音が筒抜けだった。
グェっという奇声が聞こえたあと、バシャバシャっという水のような音が聞こえそのあと、異臭がにおった。
俺は小声で喋った。
「大丈夫か?」
「ああ・・・」
こえからすると男だ。
まぁ、無理もないがな・・・
そのあと何度か嘔吐する音が聞こえ異臭がひどくなった。
俺、ココで生活するのかよ・・・
先がとっても俺は不安になった。

Re: 天国島〜havens island〜 ( No.6 )
日時: 2011/04/25 18:08
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

あげますよ〜♪

Re: 天国島〜havens island〜 ( No.7 )
日時: 2011/04/29 21:40
名前: 甘木かりん (ID: cx1920xY)

「キルノート・・・殺人教本だよ。」
僕は何とか体調を元に戻して簡素でシーツだけのベッドに仰向けになって手を頭の後ろに組み汚い天井を見つめてショーの時の曽根村さんの言葉を思い出す。
「キルノート?」
「ああ、拷問、殺人。人を苦しめる事を愛するその業界でキルノートという異名で有名な女だよ。奴の殺しは冷血そのものだ、おもちゃなんだよ奴にとって人間は・・・。その綺麗で残酷な殺し方から殺しの教科書。キルノートって訳だ。」
何て曽根村さんは言ってたけど本当にそんな恐ろしい人なんだろうか?
ていうかそっちの業界ってどういう事なんだろう。まさか本当に殺し屋何だろうか?・・・まさかね、本物の殺し屋が自分で殺し屋なんていうはずないもんなぁ。
そんな事を考えていると嘘のように眠気がどっと押し寄せてきた。
「おい、起きろ囚人番号XX098の上泉。」
狭苦しく汚い牢屋で寝ている僕に話しかけた軍服姿で今日とんでもないショーを見せてくれた染川さんが牢屋越しにこちらを見て言った。
「ん、何ですか?」僕は眠たい目を擦りながら一応立ち上がる。
するとガチャッと牢の施錠が外される音がする。
「おとなしく憑いてこい来い。重犯罪者である貴様に課せられる特別な更生プログラムの説明をする。」
そういって染川さんは僕に手錠をはめた後ツカツカと歩き始めた。
僕は慌てて染川さんに付いていく。
「貴様は今日のショーは見たか?」
長く陰気な空気が漂う汚い刑務所の廊下を歩きながら染川さんはふと思い出した風に喋りかけてきた。
「ええ、見ましたよ。とても忘れられそうにありません。」
今思い出しても吐き気がしそうだ。嗚咽しそうになるのは口で押えた。
「ふふふ。いいか肝に銘じておけ天国島で脱走など考えれば貴様も同じような罰を受けることになる。」
染川はショーの事を思い出したのか笑みを浮かべて喋る。
「貴様は運が良かったな、実はショーは最近行われていなかったんだそう一番最近で三か月前だな。あのショーはかなり効果がある、アレを見たものは脱走など考える奴もいなくなる、現に今日処刑された三人はつい二か月前に入獄させられたのだからな。」
出来れば僕も処刑が行われなかった日に入獄したかった。何で入獄初日であんなショッキングなものを見ないといけないんだ。まぁシリアルキラー【連続殺人犯】の僕が言うことじゃないか・・・。というか僕はどこに連れて行かれるんだろう?重犯罪者用の更生プログラムとか言ってたけど・・・・・。とそんな事を考えながらも特に院げ出そうともせず流されるまま刑務所のフロントにある関係者専用と階を表示する液晶画面を隠すようにして張られたプレートの巨大なエレベーターの下がるスイッチを染川さんは押した。
「チッ。もう始まっているかもしれんな・・・。全く今日はあいつが出るというのに。」
染川さんは高そうな腕時計を見ながらイライラした声を出す。
え・・・と一体何が始まるのだろうか。僕は恐る恐る尋ねた。
「あの、何が始まるんですか?ていうか僕はこれからどうなるんですか?」
チン・・・。
エレベーターの到着音が僕の声をかき消しゆっくりと薄暗い刑務所のフロントをエレベーターの光が照らす。
「行くぞ。」染川さんは開いたエレベーターの中に入り備え付けられたボタンを押す動作を見せる。僕も恐る恐るこれから何が始まるのかと恐れを抱きながらエレベーターに入ると染川さんは閉まる、のボタンを押す。
「え、、、とこれから何が始まるんですか?」
高級ホテルのエレベーターの様な装飾が施された華麗荘厳なエレベーターの室内を驚きながらそして慄きながらこれから始まる更生プログラムの事を尋ねる。
「・・・・・・・・。」が染川さんは急に口を閉ざして何もしゃべらずただ腕時計とエレベーターの扉をせわしなく交互に見るだけだった。

Re: 天国島〜havens island〜 ( No.8 )
日時: 2011/05/03 11:51
名前: 甘木かりん (ID: ueXHoJNS)

チン……
エレベーターが到着音を鳴らした。
そして俺は染川さんに連れられ、広い、スタジアムへ出た。
何が行われるのだろう・・・
僕は不安になりながらも席に座った。
「間に合ったようだな……」
染川さんがつぶやいた。
「えっと、何が始まるか教えてください」
染川さんが悪戯っ子のような笑顔でこう答えた。
「キルノートによる殺し合いだよ」
染川さんは笑顔で僕に言った。
まるで人殺しが当然だというように。


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