ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 偽善者と悪魔の黒き世界
- 日時: 2011/04/20 14:38
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
どうもこんばんわ、玖龍です。
またシリアスですよ。いい加減にしろとか言わんといてください。
今回は、半実話でやっていきます。
といっても、最初の2~3話くらいですが。私の話です。え?冗談ですよ。いや、その逆です。
二重人格も本当なんで。
表が書いたか、裏が書いたか、分かりますか?
ルールは守れるとして、書きません。
守れない人が居るようであれば書きます。了承を。
題名ですね。
思いっきり変えました、すみません。
あ、何かこれ見たことある…、という方、すみません。
変えました。
意味があったり、なかったり…。
そうですね、中編くらいにしようと思います。
頑張りますので、どうか温かい眼で見てやってくださいまし。
それでは、はじめましょうか。
偽りの仮面で夢を彷徨う少女の御伽噺を。
.+*目次*+.
purologe >>1
#1 >>2
#2 >>3
#3 >>6
#4 >>10
#5 >>12
※注意 #4くらいからグロくなります。
えー、苦手な方は、逃げてください。
.+*登場人物*+.
神楽 紅/kagura kou
11歳 女
備考
主人公。二重人格。友達も多く、明るいのが表。
裏は、人前には出ない。内向的で、死にたがり。
最近二重人格が悪化してきて、お互いの人格が考えられなくなっている。
結構な美人さん。
関係のないことだが、表はブラコン。
神楽 雅/kagura masa
13歳 男
備考
紅の兄。
成績優秀、しかもイケメンという、所謂「完璧」。
理系の頭脳で、パソコンでプログラミングをするのが趣味。
ちなみに、読書は滅多にしない。
関係のないことだが、シスコン。
相澤 空/aizawa sora
11歳 男
備考
紅の幼馴染。
紅と仲がよく、よく遊んだり。
面白く、クラスでも人気者。
紅に嫉妬するものも居るほどの人気者である。
水無月 凛/minaduki rin
11歳 女
備考
紅の親友。
凛の兄は、紅の兄と同じ年。
成績優秀で、努力家ないいコ。塾へ週7で行くコ。
結構な美人さんで、隠れファンも多いという。
本人は気がついていないようだ。
紅/kou
見た目11歳 女
備考
紅の言う「強烈グロワールド」で出会った少女。
紅と名乗るが、主人公の紅は信じていないようだ。
見た目は、「人形」。
ゴスロリが良く似合う紅い目の少女。
- Re: artificial flowers「夢の夢」 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/12 21:25
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
.+*purologe*+.
死にたがり。
死にたくて死ねない死にたがり。
夢を捨てない死にたがり。
死にたがり。
仮面を作って誤魔化して。
作り笑顔で誤魔化して。
私のことは、分かっていない。
誰も、分かっちゃくれない。
分かってほしくもない。
生きたがり。
死にたくて死ねない生きたがり。
夢も捨てない生きたがり。
生きたがり。
今日も咲く。美しく咲く。
仮面は誰もが信じてる。
私は、ドコへ行ったの?
私は、ドコへ逝ったの?
決して枯れない美しき花。
夢に落ちて、消える。
散れるなら。
——散れないから。
artificial flowers……。
- Re: artificial flowers「夢の夢」 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/12 21:59
- 名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: ZTrajYO1)
#1
「紅、早く寝ろよー」
向かいの部屋から聞こえる声に、生返事をして、私はパソコンを打ち続けた。向かいの部屋の電気が消える。もう一度、早く寝ろと声が聞こえた。こんどは返事をせず、黙ってキーボードをたたく。
「返信する」のボタンをクリックし、私はあくびをしてランドセルを開いた。ただいまの時刻、23時。
いつものように、ノートを広げて宿題に取り掛かる。
はじめるのはこの時間だ。
「オンラインタイマー」という、糞幼稚な制限があるのだ。その為、23時までしかパソコンが出来ない。だけど、小説を書けるだけでいいのだ。
このブロックのソフトを、父が入れたときには、このサイトが見れなくなった。「掲示板により、ブロックされています」。
小説は、唯一つの心のよりどころだ。
私は死にたくなった。
そのときに、兄が自分のパソコンを使わせてくれた。
今は使えるようになった。兄のおかげだ。嬉しい。兄は、優しいのだ。
私はノートに、シャーペンを滑らせた。さらさらと、気持ちのいい音が駆け抜ける。
宿題は20分ほどで終わる。兄の早く寝ろコールがまた響いた。
お前も早く寝ろや…。
喉まででかかった言葉を、必死に押さえて、シャーペンを滑らせる。
終わったのは、12時。
明日の準備やらなにやらぐだぐだとやっていると、結局こうなる。
兄はもう寝ている。
——携帯の音がするのは気のせいだろう。
私は、布団にもぐりこんで、考えた。
裏のことを。
私は二重人格だ。
人前では見せない、裏がある。兄貴の前でも出さない、裏の顔が。
最近、考えられないのだ。
靄がかかったように、見えない。裏が見えない。
——もしも、裏が命を絶ったら。
私は怖くなって、目を硬く閉じた。
翌朝私が寝坊したのは、言うまでもないだろう。
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