ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- abnormal children (異形の子供達)
- 日時: 2011/08/12 00:04
- 名前: スサノオ (ID: 5/5aatb0)
- 参照: 前作が完結してもいないのにリメイク?です。
どうもこんにちわ。
スサノオと申すものです。
えっと、abnormal children という作品を書かせてもらっていたのですが、今までの話を読み返したり、鑑定屋さんの評価を見ているうちに、構想や描写、話の展開などもっと改善できる点があるのではないかと思いもう一度やり直そうと言う考えに行きついた次第です。
真に自分勝手ではありますが、「もっと良くしたい」という僕の気持ちを汲んでくれると嬉しいです。
〜目次〜
〜オリキャラ〜
前作で送ってくださったオリキャラは今作に引き継ぎます。
絶櫨様オリキャラ…… 天馬印 紫
青銅様オリキャラ……エリック・ロビンソン、ダニエル・サールニオ
パーセンター様オリキャラ……永久 秀夜
金平糖様オリキャラ…… 瀬賀 稔
若旦那様オリキャラ…… 新羅 慎二
紅蓮の流星様オリキャラ……皆原 仁哉
Agu様オリキャラ……雨城 暁
(V)・∀・(V) 様オリキャラ……光冪 朱雀
武藤 徹也様オリキャラ……雨宮 久志羅
ミカド様オリキャラ……山野 ネル
かりん様オリキャラ……香川 灯
オリキャラ製造工場工場長様オリキャラ……ユリア
葵様オリキャラ……黒山 闇
ネズミ様オリキャラ……ザジ・グラビレイ、ジバ・グラビレイ
月夜の救世主様オリキャラ……大里 誠真
後にプロフィールも貼らせて貰います。
大事なお客様(前作含む)
空様 ガイ様 遮犬様 joker様 Neon様(絶櫨様
青銅様 パーセンター様 若旦那様 金平糖様
友桃様 紅蓮の流星様 Agu様
(V)・∀・(V) 様(黎龍様)武藤 徹也様 ミカド様
かりん様 カミヤ様 暁様 オリキャラ製造工場工場長様
葵様 ネズミ様 月夜の救世主様
- Re: abnormal children (異形の子供達) ( No.4 )
- 日時: 2011/05/18 00:09
- 名前: スサノオ (ID: FLul5xpm)
ミカド様>>
こんにちわ!
abnomal children改(笑)のお客様、第一号ですね!
ありがとうございます。
最初から大幅にかわってますが、前作よりも良いものが出来るように頑張りたいです!
- Re: abnormal children (異形の子供達) ( No.5 )
- 日時: 2011/05/18 00:33
- 名前: スサノオ (ID: FLul5xpm)
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薄暗い闇の中。血で染まったフローリングの床。俺は何をして、なんでこんなところにいるのか。
わかることといえば、俺の腕は何者かによって押さえつけられ、目の前に周りの闇に溶け込むような真っ黒なスーツを着た男が立っていると言うこと、そしてその男の横に倒れた二つの死体があるというだけだ。
最奥の部屋からは何かの叫び声と悲鳴。
そんなことも気にならないようだった男は押さえつけられた俺、そして床にある死体をゆっくりと一瞥して愉しげに俺に告げた……。
「お前も、もう用無しだ。せいぜい過去の苦しみに囚われ続けるんだな」
それが俺には何のことだか全くわからなかった。
そして男と俺を押さえつけていた者は闇に溶けるように消えると、俺は薄暗い部屋に一人きりだった。
奥の部屋からこの部屋にまで血は流れ出し、もともとあった血と混ざり合う。
悲鳴は徐々に大きくなりつつある。と思っていた。しかし実際は違った。
大きくなっているのではなく徐々に近づいていた。
それを知らずにドアに近づく。
ドアの向こうのものを確かめるべくドアノブに手を掛けた時だった。
捻っていないはずのドアノブが動き、ゆっくりとドアが開いた。
そこにいたのは。
abnormal children(異形の子供)
その叫び声はどちらのものだったのか。
あるいはどちらともの物だったのか。
「う・・・あ・・・・うあぁあああああああ!!!!」
意識が遠のいて、目の前が真っ暗になった。
「うわっ!!」
・・・またあの夢か。小さく嘆息し、俺はベットから腰を上げる。あまりあの時のことは覚えてはいない。
それうえ、いつ、どこで、誰と話していたかなどあの時のことはあまり分からないのだ。
佐野 怜はもう一度深いため息を吐きながら自分の拳をギュッと握り締める。
そのままじっとしている訳にもいかないので朝食の準備をする。
いつものコーンフレーク。
怜にとって時間の無い朝には重宝する物だった。
手早く朝食を済ませ身支度をする。
そしていつもと変わらない制服を着て、カバンを持つ。
その昔人類は二つの武器を手に入れた。
一つは魔術。人々はその魔術の力で他の生き物たちを殺し、自分たちの住む場所などを確保した。
もう一つは科学。人々は場所や食べ物、利益のためによる争いだけでは飽き足らず、
自分たちがもっと楽になる欲望に赴くがままに自然を壊し、機械というものを作った。
だが、その二つの力がせめぎ合い、あまりに巨大すぎるうえに作った人間そのものを殺す、
諸刃の剣と化したのだ。
しかし人々はその巨大な力を捨てずに一つの国を立ち上げ、そこに入れ込んだのだ。
それがここ、俺のいる"異世"と呼ばれる国、いや、もはや世界である。
人々はまた争いのためにこの巨大な二つの力を使おうとし、核をも凌駕させることに期待している。
だが異世にいるものたちのほとんどはそんな実感などない。
普通に暮らして、普通に笑って、元気よく過ごす。普通の人間とは見た目は変わらなくて、能力だけがどんな兵器にも勝る恐怖の存在なのである。
「いくか・・・」
そしてその異世にある学校へと向かった。
俺の通う学校である日ノ和学園は二つの科に分かれている。
まあ異世にある学校ならば当然なのだが。
魔術科と科学科という二つに大きく分かれている。それからまた細かく分かれているのだが、
あまりに細かすぎるため、俺の口からは説明できない。
ちなみに俺は魔術科だ。一応魔術は使えるんだが・・・。
「わっ!」
俺の首筋にわさっとのしかかって来る暖く重い物体。
「うぉっ!・・・・なんだ、優か」
「なんだって何よー。もうちょっと喜びなさいよ!」
この朝っぱらからうるさい女子は琴凪 優(ことなぎ ゆう)。一応俺の幼馴染だ。
「怜はそういう気配りとかがないんだから!もうちょっと配慮しなさい!」
ほんと朝からテンション高いなぁ…。
「あぁ、悪い悪い。・・・っ!やべっ!おいっ!急ぐぞ!」
「へ?なんで?」
とぼけたように頭の上にはてなを浮かべる優に教えてやった。
「バカッ!遅刻っ!!」
俺のその言葉に優は顔がだんだんと青ざめていき、学校へと急いだ。
- Re: abnormal children (異形の子供達) ( No.6 )
- 日時: 2011/08/10 04:06
- 名前: スサノオ (ID: 5/5aatb0)
盛大に遅刻して、教室に入った2人を待っていたのは、呆れ顔の担任教師とニヤニヤと笑いながらこちらを見るクラスメイトだった。
「お前らー、死にたいかー」
真顔でそんなことを聞くクラス担任、榊 耀 (さかき よう)は呆れつつも、顎で2人の席の方向を指し示す。
座れ、ということだろう。
もしかしたら、お咎めなしかもしれない。
“分からないなら身を以て”
がモットーの我が担任としては、寛大な処置だと言えよう。
席についてやたらと長い話を聞く。
そうしてまた、平凡な一日が始まる。
何者にも崩されることのない、平凡な、一日が。
「あー、あとさっき遅れて入ってきた、バカップル2人は挨拶が終わったら私んとこにこい」
『げっ!』
二人同時に絶句し、教室に笑いが起こる。
どうやら、愛すべき我が担任はお咎めなしで済ませるほど、甘くはないようだった。
「まず、カップルじゃねーし…………」
俺のそんな呟きが、クラスメイトの笑いのなかに萎んで、消えていった……。
- Re: abnormal children (異形の子供達) ( No.7 )
- 日時: 2011/08/11 11:46
- 名前: スサノオ (ID: 5/5aatb0)
英語教師が、英語教師なのにもかかわらず、片言で英文を読み上げるのを聞くところもなく聞きながら、さっき、榊先生に言われた事を思い出し、気が重くなる。
曰く、女房役の琴凪がついていながらなんで遅れたんだーとか、どうせ佐野がダラダラしてたんだろーったくー、とか。
挙句、お前らあれな。放課後残って、食堂全域の清掃な、などと言われる始末。
回想が終わり、ため息を一つ。視線は宙を彷徨い、黒板なんか見ちゃいない。
いつも、真面目な授業態度とは程遠い俺だが、今日は朝のこともあり余計に、だった。
話に耳を傾けることもしないし、もちろん板書もする気が起きない。
そんな俺の気配を見抜いたのか、片言教師が俺を指した。
「板書もしてない、余裕な奴がいるようだ。佐野、お前次の文を英訳してみろ。」
またもや、クラスメイトのニヤニヤした視線を受けながら、俺は渋々立った。
「What is that window?(あれは窓ですか?)No it is not. There is a door.(いいえ違います。あれはドアです)」
なんだこの文。
「What? This statement.(なんだ?この文)Things like, why not be seen.(そんなの、見りゃわかるじゃねーか)」
「Or rather, I may sit down now?(ってか、もう座っていいですか?)」
「Then, sir, it is better to have more pronounced well.(後、先生、もっと発音良くした方が良いですよ。)」
「え……。あ、ああ…………」
ぎこちなくうなずく先生。
ありゃ、絶対分かってないな。分かってる先生ならぶち切れてる。たとえば、我が担任とかな。
本気で殺されそうだから試す勇気は無いが。
おおおお…………。というどよめきの中、俺は机に突っ伏す。そろそろ寝んねの時間だ。
あれだけやったから、もう指されることもないだろうし。
そうやって、突っ伏して数分。そろそろ眠くなってきた時。
頭に何かが当たる。
顔を上げてみると、小さな紙飛行機が。
広げてみると、今どきの女子の小さな丸文字でこう書かれていた。
『放課後、この教室で待ってます』
- Re: abnormal children 久々の更新再開ですかね。 ( No.8 )
- 日時: 2011/08/10 07:17
- 名前: 友桃 ◆NsLg9LxcnY (ID: AEu.ecsA)
こんにちわー^^
お久しぶりです、友桃ですv おぼえていらっしゃいますか?ww
なんだか久しぶりにスサノオさんの名前を見かけて、速攻クリックしちゃいましたv リニューアルしてどういう物語になっていくか楽しみです♪
更新分は読ませていただきましたが……
さすがです、ほんと!! シリアスなところはシリアスな、おもしろいところはおもしろい雰囲気がすごく出てて、やっぱりスサノオさんはすごいなぁと感心しちゃいましたv スサノオさんの文才を分けてほしい><
特にプロローグがすごく好きです!! てかプロローグで優ちゃんのお墓が出てきて、すぐにそのあと本編でも登場したのでちょっとびっくりしました(笑 そして最初からなんか泣きそうになりました>< この子プロローグでお墓があったよなぁ、と><
それと最初の夢の部分、私にとってはホラーです(笑 めちゃくちゃ怖かったです、特にドアが勝手に開くところが;
そしてそのあとの榊先生のところで吹きましたww 教師がバカップルいうなww 英語の先生もおもしろい……っていうかちょっとかわいそうだったけど(笑)、やっぱ私は榊先生が好きですv←
それではなんだか長々と書いてしまいましたが^^;
続き読めるの楽しみにしてます。最後の呼びだしも気になりますしww
執筆頑張ってください♪
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