ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 紫炎の鷹
- 日時: 2011/05/04 02:27
- 名前: 比泉 (ID: ID28wqen)
中々よい案が出ないで困ってます・・・・
なんかいいネタはないだろうか・・・
風凪 閃杜(かざなぎ せんと)
主人公。若干ひねくれているのかもしれない。消極的否定的自暴自棄になる。部活には入っていない。いつも冷めた口調か、世の中下らないと思った口調。
中学三年生。大鷹中学三年一組所属。
備考
紫炎の鷹
梶山 広大(かじやま こうだい)
閃杜曰くそれっぽい大学のそれっぽい機関のそれっぽい職員。青年。通称おっさん。
それっぽい話に関してはやり手。
紫炎の鷹の封じ札を閃杜に渡した。
別称「第七九州組長」
- Re: 紫炎の鷹 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/29 16:21
- 名前: 比泉 (ID: ID28wqen)
自分は平凡だ。
その日その時まで平凡に生きていた。
いや、まあ周りからすれば平凡には見えないかもしれないが・・。
少なくとも俺からすれば平凡だった。
ああ・・・・平凡だったさ。
あの瞬間、俺の眼の前には悪魔が見えていた。
真正面からやり合えば確実に死んでいたと思う。
もしも見知らぬあの人から護符を貰っていなかったら今自分はいなかっただろう。
自分は皮肉なことにあまり好きではなかった人間から貰った護符のおかげで生きながらえた。
まるで今でも走馬灯のように蘇る記憶がある。
忘れたいとも思わずに一生持っていこうと決意した。
あんな怪異現象が本当に世の中に存在していたなんて、あの時の自分はこれっぽっちも思ってもいなかったし信じてもいなかったから。
- Re: 紫炎の鷹 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/29 16:31
- 名前: 比泉 (ID: ID28wqen)
プロローグ
俺は道のりを急いでいた。
帰り道だ。
義務教育なんてまともにやってられないだろう。
汗がとめどなくあふれ出し十キロ先のバイト先まで足を運んでいたのだ。
畜生。
ボロいアパートだなオイ・・・・。
いつものことだと考えながら基地に足を踏み入れる。
「ノックぐらいしたらどうなんだ風凪君?」
俺の名前を呼ぶ男が一人。
おっさん、までとは行かないが青年には相当するだろう梶山さんだ。
俺の・・恩人。
「ノックって・・・・ドアねえじゃんここ!!」
当たり前のことなのに未だに突っかかって来る梶山さんはどこか憎い。
「ハハハ、まあ気にしない気にしない。そんなものは気分だろ」
じゃあ、聞くな。
- Re: 紫炎の鷹 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/29 16:51
- 名前: 比泉 (ID: ID28wqen)
そもそもここのアパートには殆んど住人が住んでいない。
というか管理人すら存在すら危うい。
いや、説明を間違えたかな。
管理人は梶山さんであって住人も梶山さん一人だ。
「君みたいに無法者がいると入居者が減っちゃうから困っちゃうんだよねぇ」
「あんたみたいな管理人がいるから誰も入ってこないんだろ!!人に押し付けるなよ!!」
責任転嫁も甚だしいような気がしてきた。
というかドアがないアパートってどういうことだよ。
「ん?大丈夫だよ。ドアが吹き飛んでるのは僕の部屋だけだから。というかあの魔人に吹き飛ばされたんだけどね」
「あ・・・・」
久しぶりに思い出した。
自分を襲ってきた魔人を。
とてつもなく強い、まるで天罰のような存在を。
(———「貴様は生きることを止めるのだろう・・・?」———)
低く物々しい声まで思い出す。
(———「貴様が望むから我はやってきたのだ」———)
「ったく、君があんなバカにならないやつを呼びだしたりするから・・・・」
呆れたように梶山さんはため息をつく。
確かに結果論としては俺が呼んだことは間違いないだろう。
ただ、わざわざ本でも使って調べて魔法陣とかなんかで呼びだしたわけじゃない。
ただ、毎日の生活にうんざりしていた時にいきなり目の前に現れた。
それだけだったのだ。
おかげで梶山さんは俺の恩人となるのだが。
「まぁ、生きて何ぼ・・・だよねぇ」
梶山さんが目を見開く。
この人はこの人なりにこういうことに対する人助けが仕事のようだ。
大学から関係機関に出てそういう変な組織に属しているらしい。
「怪異現象・・・・もう一年もたったから君も・・・分かるよね」
「はい」
怪異現象。
そのままの意味だが微妙に受け取り方が違う。
自分も最初は何が違うのかわけがわからなかったが、どうやらこの場合の怪異は対処が付けれるようだ。
つまりは事あるということは原因があると言うこと。
祟りに対して願うだけ、という原始的な処置は取らないのが基本だそうなのだ。
なんでも梶山さんは宮内庁直轄の大学院に属してて関係組織に配属されて情報収集しているらしい。
それが何かは教えてくれたこともないし聞きたいと思ったことも余りなかった。
ただ、オカルトなことに対しては基本梶山さんを頼るのが一番いいのは確かだ。
俺は助けてもらうときに秘密を守る権利を契約書に書かされたが。
『私はこれから知ることに対して一生の秘密を誓います。これを厳守しますが、もしもそれを破った場合、人としての人権を放棄することも誓います』風凪 閃杜(かざなぎ せんと)
変な内容だが、よくよく考えるととんでもない内容だったことに気が付くべきだった。
しかし、あのときは緊急事態故そんなことは言ってられなかったのだ。
無念だ・・・・・。
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