ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狩ラレル・ワールド
- 日時: 2011/05/29 11:55
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
俺は何にも関係ない、何もやってない、何で追われてる?
生きてる意味を教えて
シバサキ カイ ・・・
俺の名は柴崎 魁 ただの中学生、だった あの日からすべてが変わった日常も、すべて
- Re: 狩ラレル・ワールド ( No.6 )
- 日時: 2011/06/25 16:23
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
6日目 データ・コンピュータブレイン
今は、俺らがこの世界に来てから6日目の昼だ、何とか場の空気にはなれたが、やはりどこか気を使ってしまう
「あんま気は使わないで、気楽に気楽に、今はしょうがないと思うけど、しばらくしたら慣れるよ。
僕も最初は気が重くて、心臓が押しつぶされそうだったんだけどね。」話しかけてくれたのは、二宮壮真さんだ、
意外とスマートで、東京のいい病院にいてもおかしくないような印象がある。
コンコン、ガチャ、「カイ君、ちょっといいかな、」レンゲさんが入ってきた。
「あ…はい、何ですか、」「じつは、あなたも戦闘に参加して欲しいんだけど…」
「戦闘か…」やはりいつの間にか俺はあの事件から戦闘に恐怖を抱いているらしい、
「あなたの足とあたしたちの技術があれば大丈夫よ、実際1人も死者出してないから。」
「怪我は僕が治すけどね。」二宮さんが割り込んできた。「あと私の薬と!」加藤さんが割り込んできた。いつのまに…
「大丈夫!あたし達を信じて!」「無視!?」加藤さん嫌われてるのかな…でもそれが何か…いいな。
「いいですよ。でも戦い方とか知らないんですけど…」「大丈夫!あたし達がしっかり叩き込んであげるから!」
それはそれでイヤかも…「じゃあ、その前にこの基地のこととかしっかり覚えなきゃね。あとで4号室に来て。」
「はい」バタン、「カイ君、これ、あげるよ」加藤さんが、謎のスプレー(?)を僕にくれた。
「何ですか?これ…」「万能スプレー、大気中の酸素と薬草を凝縮させて作ったの、…試作品だけど。」
「ありがとうございます。」「いいの、いいの、あんたはいい実験台になりそうだから。」
「じ、実験台…」「受け取った以上引き返せないわよ。」「あはは…」ポンッ、「ドンマイ…」
二宮さんが肩に手を置いてくれた。…自分が惨めだ。
「4号室か…」ガチャ…「あ、もう来たの…」「えっ!ダメでした!?」「いいや、いいのよ、…で?何のよう?」
「え?何のようって…」「あ、ごめん、くせが出ちゃった。とりあえず、この世界についてでも話そうか」
「はい、お願いします。」
「この世界は、ヤツラの飼い主が作った世界なの…ヤツラ脳を調べたらかすかに記憶があってね…」「飼い主か…」
「そう、ヤツラは飼い主の与えたエサを食い尽くす。そのエサが人間。」
「あの、この世界から脱出する方法とかは…」「無いとはいえないわ…」
「それって難しいんですか…?」「うん、ヤツラになりすましている飼い主をたたけば…」
「え?どういうことですか?」「一回だけ言葉を話して、命令しているヤツがいてね…」
「それが飼い主…」ゴクリ…「やつらはこの世界に、約1億体いるの…その中の一匹を探すなんて…」
「ほとんどムリですね…」
「ムリではないですよ…」「紗弥さん!いつの間に!」「ずっといました…話しかけていいのか分からなくて…」
「で?出来たの?」「はい…わずかですが…あの映像を見る限りでデータを極限まで取りました。」
「どういうことですか?」「この映像を見てください。」ピッ…
「おい…キサマ何やっている…」「キシェ…」「食い尽くせといっただろう…それとも死にたいのか?」
シュ…ボト…「キサマは、利用する価値は無い…」スタスタスタ…ピシュン…
ピッ「この映像のヤツの歩き方、行動パターン、呼吸、そこから計算した体力、筋肉質、
毛並み、テレポート能力、目の色、あと発見現場から採取した毛のDNA、すべてを計算しつくして、
最新型飛行偵察機が見つけたヤツのデータを極限まで照らし合わせて、大体めぼしはつきました。」
「何いってるかわかりません。」「いいの、これは彼女の世界だから」
恐ろしい計算の世界を思い知った。まさにコンピュータブレインだ(機械の頭脳)
「見つけたの?」「はい」「まさか戦うんですか?」「もちろんよ!」
「何言ってるんですか!ヤツラの首を一瞬で飛ばすやつですよ!
それに倒しかけても、テレポートで逃げられちゃ意味ないじゃないですか!完全に倒さなきゃ!」
「そうするとすれば…もうちょっとデータが必要です…」
ガチャ!バンッ!「そんな事は!俺たちに任せろ!戦闘ロボットでも作ればデータが取れるだろう!」
「はい!そうです!そのためにエンジニアの僕と、鍛冶職人の横山さんさえいれば、作れないものは無いです!」
「おうとも!早速作るぞ!」「はい!」バタン!…なんでここの人たちは勝手に盗み聞きして、飛び込んでくるんだ?
「頼もしい限りですね…」「そうね…でも、出来るまでは行動できないわね…カイ君、もう帰っていいわよ。」
「はい失礼します。」ガチャ…バタン…
6日目戦歴…
遭遇回数0回、戦闘回数0回、逃走回数0回、6日目終了…
残り人数、約47億4000万人…
- Re: 狩ラレル・ワールド ( No.7 )
- 日時: 2011/06/25 18:01
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
7日目 ミラクル・スプレー
今日もまたここのような安全なところで夜を明かした。俺はこのままでいいのか?
世界ではかなりの人数が死んでいってるはずなのに…俺はこんな暖かいところで高みの見物か?
…もうやめた。頭がおかしくなりそうだ。
ドタドタ…外が騒がしいな…何かあったのかな、ガチャリ… 「どいてどいて〜!」「うおわぁぁ!」
あぶねぇ!もう少しで衝突しそうだった…開けていたドアは吹っ飛んだ…キィィィ…ブレーキ音がした。車か!
あ、加藤さんか!やっぱハイテンションだな「あ!カイ!あ、あの!万能スプレーかして!」
え?あっ!万能スプレーがもぎ取られた!「じゃね!」ビュ〜ン「あぁぁぁ!」ドンガラガッシャ〜ン!
あ〜あ…いわんこっちゃない…「はうあ!大変だぁぁ!大丈夫!?大丈夫じゃないと思うけど、とりあえず!」プシュ〜…
「どうしたんだ?って誰だその人!?」「基地の入り口に傷ついてかぶさってたの!とりあえず救助した!」
「へぇ〜がんばれ〜」「手伝いなさい!」「え〜」「ほら!二ノ呼んできて!」
ニノ…「はいはい…」
しばらくして…
ガチャ…「なぁ!ケガ人どうなった?」「え?手当てする必要なんてないよ、万能スプレーが効いたみたい」
「そうか…あのスプレーが効いたのか…奇跡だな」「まったくだ…拾われた同士、顔ぐらい合わせてきたらどう?」
「ああ…」カチャ…「失礼しまーす。」「はいどうぞ…」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「フウか!?」「カイ君!?」「何でここに!×2」「ええええ!生きてたのか!しぶといヤツだな!」
「アンタも何で生きてんのよ!ていうかここどこなのよ!」「秘密基地だよ!」「何の秘密基地よ!子供じゃあるまいし!」
「俺ら子供だろ!」ハァハァハァ…疲れた… ガチャ…「どうした?なんかあったのか?」
「じつは!こいつ俺の幼馴染で!うざくて!侍で!おせっかいで!バカで!ええと!(超早口)」
「ケガ人をそんな風に言うな…」「へへぇん!けが人にそんなこと言ったらダメですよぉぉ!」
ムカムカァァァ!ポキポキ…「カイ!抑えて抑えて!」「放してください!こいつ殴らないと!」
プシュゥゥゥゥ「え?」バタッ「ごめん!ちょっと眠ってて!」「とりあえず、君の名前を教えてくれないか?」
「一文字 風(イチモンジ フウ)です。コイツと同級生です。…そうだ!あの!頼みたい事があるんですけど!」
「何ですか?」「じつは友達を助けて欲しいんです!今まで1人の友達と一緒に行動してたんですけど、
はぐれちゃって!私が刀で守ってたから運が悪ければ…あああ!」「いいですよ。そのくらいなら」
「ありがとうございます!」「明日にも助けに行きましょう今日はよく休んでください」
「はい…でも…」「大丈夫ですよ、」
7日目戦歴…
遭遇回数0回、戦闘回数0回、逃走回数0回、7日目終了…
残り人数、約42億9000万人…
- Re: 狩ラレル・ワールド ( No.8 )
- 日時: 2011/07/02 17:44
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
8日目 ホームズ・マリア
ズルズル…「だから引きずるなって…歩くから、歩くから…」「早く助けなきゃいけないのに!あんたは足ばっか引っ張って!」
「だからって俺の足を引きずるなよ…稲田さんもなんか言ってくださいよ…て言うかなんで俺が…」
「訓練だ、ほらお前のための武器だ、」ポイッ、パスッ…「ありがとうございます。」銃のようだが形は変だ、
「はぐれたのはどの辺ですか?」「…確かあそこらへんだったような…」
その場所には見覚えがあった、なんたって俺が襲われたあのヤツラの巣だった。
「ここは…」「ああそうだな…」「ここで襲われたっけ…」「あんたも襲われたの!?」
「まだいたのか…何人家族だ…」「家族?ヤツラは群れしか作らないぞ?」
「だからあんなに…」「プッ…ダサッ…」ムカッペキペキ…「なに?やる気なの?」ギラリ…「…すいません」
「キシェェェェェ!」「バ〜カ!お前みたいな脳無しに捕まえられるほど私はバカじゃないのよ!」
「マリア!危ない!」「あ、フウ久しぶり!」ドゴォォ!ヤツが吹っ飛んだ!赤髪の小学生ぐらいの少女が足蹴りだけで…。
「久しぶりじゃないわよ!心配したのに何なのよ!」「アンタが勝手に心配しただけじゃん!」
「フウ…誰?このガキ、」「ガキじゃないわよ!失礼ね!」「…こう見えても中2だから…」
「ちっさ!」ドゴォォォ!「…カイがめり込んだ…女恐ろしい…」「ん?何か?」ニコニコ…
「その天使の笑顔の奥には、悪魔の本性…」バゴォォォォ…「さ、バカはおいといていきましょ。」
イテェ!頭の形が変わりそうだ…「待ってくれ〜!」ガラガラ…タタタタタ…
「で?このガ…ヴン!お嬢さんは誰?」「この子は龍崎・H・マリア。あのシャーロック・ホームズの子孫よ」
「あの名探偵の!」「そう、今は国立中学に通ってて、成績優秀、スポーツ万能の…」
「天・才・小・女!」「自分で言うか?」ごーん…(頭の中の鐘?)
「うぇぇぇん!ひどい!さいてぇぇぇぇ!」うっせぇなぁ!赤ん坊じゃあるまいし!
「少し、被害妄想な所があってね…」「びぇぇぇぇぇ!」
もう我慢できん!「うっせぇぇぇぇぇ!」「うえっ…うぇぇぇぇぇ!」
「マリア!気にしなくていいのよ!ね!」「へっ!バァァァカ!」んんん…我慢我慢…
「さ、任務完了だ。帰るぞ。」スタスタ…「はぁ…ムダに疲れた…」
8日目戦歴…
遭遇回数1回、戦闘回数1回、逃走回数0回、8日目終了…
残り人数、約41億2000万人…
- Re: 狩ラレル・ワールド ( No.9 )
- 日時: 2011/07/03 18:15
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
9日目 エマージェンシー・コール
今は9日目の朝10時頃、今ここでは、壮絶な口喧嘩(口戦争?)が行われています…ヤバイ…
バン!「だから!ホームズだって言ってんでしょ!」ガン!「だから!ホームズはこの世に存在しないって言ってんでしょ!」
「赤コーナー!龍崎・H・マリィィィィアァァァァ!」ワァァァァァ!(心の歓声?)
「続いて青コーナー!加藤ォォォォ!美沙友ォォォォ!」ワァァァァァ!
「さぁ!熱血した戦いになっておりますが!どうでしょう!解説の二宮さん!」
「ええ!女同士の憎たらしい戦いが!今!まさに!始まろうとしております!どうでしょうか?稲田さん?」
ガガン!「解説すな!×2」プシュゥゥゥ…「イタイイタイ…」「恐るべしパワー…どうでしょう?二宮…さん…」(カクッ?)
ガミガミガミ…「ああ!もう仕方ないわねぇ!そうよ!ホームズじゃないわよ!ほんとはDよ!コナン・ドイルの子孫よ!」
「でもなんで…ホームズにしたんだ?」「うんうん。×7」「ええと…彼女は、ドイルって名前がかっこわるかったのよ、ね?」
「どうなの?×7」ギラリ!…コクリ、そんな事で…あ…6人全員が引いた瞬間を見た…俺を除いて…
「へっ!見栄っ張り!」あ…あの引き金を引いてしまったかもしれない…ボリュームMAX泣き声サウンドの…
「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」パリィィン!気絶していた、二宮さんのメガネがわれた…
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!×9」皆叫んだようだが…自分の声以外聞こえない…うっ!はきそうだ!
30分後…
「うっ…うっ…」ハァハァ…やっと泣き止んだ…死ぬかと思った…マジで…うっぷす!あぶねぇ!
…水口さんが泡をはいて気絶してる…最悪だ。「水口さん…大丈夫ですか?」ムクッ…
「ううう…今の声の大きさを計算しました…約130dB(デシベル)…飛行機のエンジンの近くより、すこし大きいです…」
「人間って何でも出来るんだなぁ〜あははは〜」…ダメだ…稲田さんの頭が完全に壊れた…「あははは〜」
「もう帰るか…俺たちは戦闘ロボットに取り掛かるから…じゃな…大野行くぞ…うえっ…」「はい。」
「まって〜大野ぉ〜お前あんな轟音があったのに何でそんなにケロッとしてるんだよ〜」
「NASAにいるとロケットの発射音のほうがもっとすごいですよ…実際、事故ってエンジンの近くに落ちた事ありますから…」
「それってそんなにすごいんですか?」「ええ、多分、今の声の数倍…」うわぁぁぁ想像しただけでぞっとする…
「じゃ俺もしばらく寝ます…」「じゃあ私も…はぁ…あんな事言うんじゃなかった…」
「私も頭を休ませてきます…」「あは〜おやすみ〜」「稲田さんも少し寝たほうがいいですよ…」「わかった〜」
ガチャガチャ…スタスタ…フラフラ〜ガン!「イタタタ〜あはは〜」…大丈夫かな…俺も寝るか…
「…フフフ、今のうちに作戦実行しましょうか…面白いゲームになりそうだなぁ…フフフフ…」
9日目、昼過ぎ…事件はおこった…
ビービービービー!「ガガガッ!みんな起きなさい!たたちにホールに集まって!今すぐ!」
「ななな!何だ!?」バン!タタタタタ…ガチャ!「どうしたんだ!?」
「この基地のコンピューターすべてが何らかのコンピューターウイルスでフリーズしたの!」
「おいおいおい!この世界にコンピューターウイルスなんてあるのかよ!」「ないわ、多分こんな事ができるのは…」
「飼い主か!」バン!「なにがあったのよ!」マリアが飛び込んできた。事情を説明してみた基地も全て、
「で、ぶっ壊れたの!?」「壊れてはないわ急停止しただけ、」「蓮華さんどうすれば!」
「多分、飼い主からのメッセージがあるはずよ…」「フウは?あいつどこ行った!」
「トイレだって…」「大か…」ガツン!イテェ!「なんだよ!」「下品ね!」「俺は場の空気を和ませようと…」「必要ないわよ!」
ガガ…ピッ…!?「やぁ!皆様こんにちわ!元気ですか?いやいやいや!まさかこんな短期間でこんな基地を作るなんて
驚きですよ!そこで!ゲームを行いたいと思います!だってみんな上の人は一生懸命走ってるのに、あなた達だけ
暖かい布団に包まるわけにはいかないでしょう?これを見てください!すごいでしょう!あなた達の基地の上ですよ!」
そこに写っていたのはおびただしいほどのヤツラだった…「ハハハハハ!そして、ここのある機械が暴走します!
そしてこの基地に穴をあけます!身に覚えありますよねぇ!アレですよ!アレ!ま、そういうことで!がんばって!」
「待て!」「…ま、まさか…大野!いくぞ!アレに決まってる!戦闘ロボットだ!」
「そうか!ヤバイ!」ドォォォォォン!バン!「なになに!今の音!」「フウ!遅いぞ!逃げるぞ!」「え?え?」
「いいから!早く!」ゾロゾロ…「大野君!何か役に立つものは!?」
「ないです!あるとしたらアレしかありません!」アレって何だよ!
「仕方ないわ!大野君!武器庫に入るわよ!全員入ったらバースト・プログラムを起動させて!」
バースト・プログラム!?何だそりゃ!相当やばそうな名前だが…
「何だよそれ!」「基地を吹っ飛ばす!」はぁ!?すらりと言う事じゃねぇだろ!「バカ!何言ってんだよ!死ぬぞ!」
「大丈夫!武器庫には届かない!あとは全部ドンと行くぜ!」チッ!それしか道はないのかよ!「武器庫は!?」
「あそこだ!」指差した先には重たそうな扉があった。「アレか!全力疾走だ!」「カ、カイ!待って…はぁはぁ…」
「ばてたのか!ああもう!」いつもなら絶対にはしないが、フウの手を握り、走った。「はぁはぁ…」「もうちょいだ!がんばれ!」
武器庫の距離はもう10mもない!いっけぇぇ!ガァン!スライディング!よし!入った!「みんな入ったか!閉じるぞ!」
ギィィィィ…「バースト・プログラム起動!」「カ、カイ待って!」フウ!何でそこに!?さっき一緒に入ったはずじゃ…
バタン!!「フウ!!!!」ドゴォォォォォォォォ!「フウゥゥゥゥゥ!!!!」
フラッ…バタッ「フウ…どうして…」目の前が真っ暗になった…
「フフフ…作戦通り…ま、上出来ね…ウフフフ…」
9日目戦歴…
遭遇回数0回、戦闘回数0回、逃走回数0回、9日目終了…
残り人数、約38億1000万人…
- Re: 狩ラレル・ワールド ( No.10 )
- 日時: 2011/07/09 13:17
- 名前: ☆クッキーパン☆ (ID: hodsxr1W)
10日目
「起きた?大丈夫?」誰だろう?俺を呼ぶのは…「フウ!?」「違うわよ…美沙友よ…」
「なんだ…」「何だって何よ?」チャプ…薬?変な色をした薬を持っている…ヤバイ…
「これはね…ヤツラの体液…ここの酸素をいっぱい吸って作られてるから…栄養満点…」うっ!きもちわりぃ!
「飲めば元気ハツラツ…」オ、オロナミンC?「ただし無茶苦茶まずい!そう!まるで
排水溝のドブと、トイレに吐かれたゲロと、死人のクソババアの腐った肉を混ぜたような…」
「やめろぉぉぉ!」うえっぷ!「あなたもこれを飲んで元気になったのよ…」
!!!!!!!「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ガバッ!「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」「カイ!起きたの!」「蓮華さん…」よかった…いつもの皆だ…夢でよかった…
「どうした?化け物を見たような声を上げて…」「稲田さん…言いにくいですが…俺…変な薬の実験台に…」
「うんうん…死んだなそりゃ…」キラリ…「何で私のほう見るのよ!」「そんなことより…フウは…?」
わかってた、皆が黙る事は…もう分かってるよ…なのになんで…「あいつは俺と一緒に飛び込んだ!なのにいなかった!」
「ええ、あたしもあの子の死にはいくつかおかしい事があるわ…あたしだってカイと一緒に飛び込んだのを見た。」
「私も。」「俺も。」「僕も見ました。」「わ、私も…」」「もちろん私もよ。」目撃証言は、美沙友さん、横山さん、二宮さん、
水口さん、マリアの5人…目撃証言があるのになぜ…「今はそんなことを考えていても無駄よ…今は脱出する事を考えて」
脱出しなきゃ死か…俺はこの世界に来ていくつ死を考えただろうか…「武器で穴を開けるか?」うん、そんな深刻に考えなくとも…
「ムリよ、バーストを防いだんだから、こんな武器でかなうわけがない…」「何?今俺らを侮辱する声が聞こえたが?」うっ!重苦しい空気!
「よし!やったろうじゃないか!最強の武器を作ってやるよ!時間をくれ!」「ええ、時間はいくらでもあるわ…
でも、レーザーは使わないで…酸素を取り入れなきゃ…」そうか!「大変じゃないか!酸素がなくなる!お、俺も手伝わせてください!」
「ええ、かまわないわ…でも集中して、チャンスは一回、ギリギリ穴が開くかくらいのパワーと数だから…」「はい。」
キュ…マジックで印をつけた…ここに打てという事だ…「いくわよ…3、2、1、発射!」ガチャン!「うらぁ!」
カッ!ビィィィィィィィィィィ!うぅ!キツイ!後ろに吹っ飛ばされそうだ!「気張って!」「ドチクショォォォ!」
ゥゥゥゥゥゥ…ビシュン!「開いた!」プ、プスン…ドン!「うわぁぁ!」ドン!「きゃあ!」「う、うう…」
「だ、大丈夫!?スプレー…無いか!あ!そうだ!空気銃は!?」空気銃?「こ、これ…」「それそれ!それに小細工してたの!
空気が通ったでしょ!?人のいないとこにバンバン打って!ほら!稲作!」「だれが稲作?チッ…」ビシュンビシュン…チョポチョポ…
「溜まった!これ塗って!スプレーの原液!」「うん…」ヌリヌリ…ん?痛くない…治った!?すげぇ!
「どういうことだ!?」
「空気銃は空気を圧縮して打つでしょう?でもここの空気を圧縮して打つと、万能酸素で、逆に回復しちゃうの!
だから、空気銃で抜いた原液を、スプレーにすればもっと治るってわけ!で、改良したの!」な、なるほど…
「なかなか頭をひねったな、美沙友、」「見直した?稲作?」「次言ったら殴る…」
「大野さん?私も手伝っていいですか?」「水口さん、いいですよ。俺らがやります。」「どれくらいの力でこの壁を破壊できるか
分かりますか?」「え?分からないけど…」「はぁ…バーストの3,74倍以上です。あとの事も計算しましょうか?」
「ああ、お願い…します。」「はい。分かりました。」「大野さん…あとどのくらいで?」水口さんが割り込んだ、珍しい。
「計算しました。約14時間と出ました。」「あ、ありがとう…」「じゃ、出来るまで休みましょうか…」
10日目戦歴…
遭遇回数0回、戦闘回数0回、逃走回数0回、10日目終了…
残り人数、36億5000万人…
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