ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 緋妖妖
- 日時: 2011/06/16 16:26
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
巫女さんと妖怪のバトル小説です。多分グロいです。
グロいと目眩・吐き気を催す方は、
そく、ページから抜ける事をお勧めします。
大丈夫・大好きという方は、是非観ていってください。
苦手と言う方もなれるように読んで言ったらどうでしょう?
まぁ、無理やりにはお勧めしません。
でも、是非読んで言ってくれると嬉しいです。
それと、気軽コメントをどうぞ。
全然コメントが無いと、凄くさびしいので。
では。
- Re: 緋妖妖 ( No.7 )
- 日時: 2011/06/28 20:36
- 名前: 羅樹 (ID: 6kBwDVDs)
久しぶりです、嬬嬬さん!
最近来れなくてすいませんでした・・・。
う〜・・・からかわないでくださいよっ!(泣)
なんか、改めてそう言われると正直照れます・・//
でも、嬬嬬さんの小説、本当面白いですよ?ww
でわ!!
- Re: 緋妖妖 ( No.8 )
- 日時: 2011/06/30 19:59
- 名前: 嬬嬬 (ID: c8OCL27Q)
第三話「パンティーさんが見えてるわよ」
「ぷっ…。あはははっ」
嬬嬬が途端に笑いだした。
何で笑うのよ。
「だって、さっき貴女と私の強さを比較したはずでしょう?
なのに全員倒すって…。貴女馬鹿じゃない?あははっ」
「馬鹿じゃないよ!」
私がムキになると、河童まで一緒に大笑いし始めた。
皆で馬鹿にして…。私はあの時の屈辱を晴らすんだっ
「ほら、出来たわ。緋妖妖のメンバーの格よ。
見ておきなさい。それと、パンティーさんが見えてるわよ」
顔がボッと熱くなる。見えてた!?
「ふふふ」
と、笑うなりバッ。白のフリル付き傘を広げ。
クルリ、一回転させた。
そして、河童になにか耳打ちをしてから、河童は素早くどこかへ行き、
嬬嬬は一度こちらをちらりと見ると、にやり。
と、不敵な笑みを浮かべた。
そして、どういう仕組みなのか、フワッ。
風に乗って、空へ空へと舞いあがり、「また会いましょう」
と言って、向こうの方へ消えた。
地面に書かれたものを見てみるが、風でかき消されてしまっている。
見えるのは、迷冥(めいめい)といおう名前だけだった。
一番格下の所に書かれていた。
この妖怪ならいける気がする…。
嬬嬬達がいなくなって、夕方になり神社の落葉をほうきではいていた。
すると、小さな女の子がこちらに近づいてくる。
——嬬嬬?
いや、違うみたいだ。
かぼちゃパンツに、ベルトが何本か巻かれていて、
髪型はショートで、頭にリボンを付けている小学生くらいの女の子。
「君、迷子?」
「ねぇ、教えて欲しいの、教えて欲しいの」
女の子が自分の言葉を二回繰り返した。
なんだろう、この子。人じゃない気配が…。
「あのね、あのね」
「何?」
「病気にかかった肉の美味しそうな子供居る?いる?」
——は?
何言ってんでしょうね、この子は。
- Re: 緋妖妖 ( No.9 )
- 日時: 2011/07/01 19:52
- 名前: 嬬嬬 (ID: c8OCL27Q)
第四話「」
「は?何言ってるの、君。」
私が問いかけると、女の子は私を見つめてくる。
そして、ボソリ。とつぶやいた。
「おいしくなさそう…。」
「え?」
良く聞き取れなかった。そう思いたい。
この子、何なの。
「私、蜘厨蛛 迷冥(くずも——)。
で、おいしそうな子供は?は?」
「そんなの居ないよっ!!」
私はバッ、と後ろに跳びの居た。
「ちっ」
迷冥の手には日本刀が握られており、
私の腕をかすめていた。
やはり…、妖怪だっ!
「分かったんだね?私の正体。私は土蜘蛛。
悪いけど、貴女のこと食べちゃう。——ごめんね」
その言葉が終わった瞬間、ガクッ。
私の膝がかくんっと曲がり、地面に膝をついてしまった。
「ッ…。何…?」
「だから、ごめんねなの。刀に毒をしみこませておいたよ。」
……あっ、しまった!!土蜘蛛の食料のとりかたを忘れていた!
毒で弱らせて食べる!それが土蜘蛛の食糧のとりかたっ!!
「ごめんね」
ゆっくりと立ち上がってみる。
だが、力が入らずその後はもう何もできない。
そして、ザクッ!!!!!
脚に何かでぬれた感触と、激しい痛みが襲った。
そして、脚がどんどんと熱くなって、
太ももから膝にかけてまでに、斬られた跡があった。
斬られたんだ…。
痛い。凄く痛い。ああ、緋妖妖計画の一番格下だからって
私じゃかなわないんだ。馬鹿だった。私。
「でも生きてるよね?」
!
「何で雨雪が!!」
「私、気になって修行から帰って来たの。
半分は嬬嬬に教えてもらったけど…。
でも、占なったら死の相が出て…。」
雨雪。
鵜靈爺雨雪。
私の妹。私の力が大きすぎるから、
お札…リボンをつくってくれたのも雨雪。
今まで雨雪は、修行の為に遠くへ行っていた。
それに、嬬嬬って…。
「玲。今は話してる暇は無いの。
私が闘う。だから、その間に回復に専念してて!」
言い終わると、雨雪が刀を背中から取り出した。
…どこに入れてるんだか。
とりあえず、私は急いで回復に専念する。
そして、するり。
ツインテールを結んでいたリボンを取った。
そしてちゃきっ。
刀を鳴らして眼を鋭く光らした。
「はぁっ!!」
ガンッ!!迷冥の日本刀と雨雪の刀
女愛色茜(めめいろあかね)がぶつかり合う。
「貴女はおいしそう…欲しい。欲しい。」
迷冥の腰から、二本ずつ脚が生えた。
それもその脚は蜘蛛の足。
そして、その四本の雲の足が雨雪に向かう。
それをひらりとかわしたように見えたけど、
腰をかすめていた。
「残念だね。貴女の毒も、私には届かない。」
「どうかな。かな。」
迷冥がにやりと笑い、口から紫色の煙を吐き出した。
そして、それが漂う。
「!雨雪、毒だよ!!口をふさいで!」
雨雪は大きく息を吸うと、息をとめた。らしい。
そして、小さくつぶやいた。
「姫螺羅旋風——きららせんぷう」
- Re: 緋妖妖 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/03 16:50
- 名前: 嬬嬬 (ID: c8OCL27Q)
第五話「緋妖消滅焔!!」
ごおっ!!
大きな風が、砂を巻き上げて雨雪の背後から、
迷冥に向かって吹く。
紫色の煙が風に巻き取られ消えた。
「ちッ」
そしてザッ!雨雪が地面をけり迷冥に向かい
シュッ。迷冥の肩をかすめた。
「甘いッ!」
「迷冥君はおわってるんだよ!」
迷冥が向かってくる中、雨雪がひらりと横に逃げた。
そして、その先には空手の様な構えをした私。
これは鵜靈爺の秘術。
リボンを外した私は、目を細めた。
迷冥が顔をしかめて、そのばにザッ、と言う音を立て急ブレーキした。
「本来ならば封印するけど。貴女は消滅をさせざるを得ない。
妖怪が人間を食べるのは知っているよ。
今後食べないって言うのなら、私は貴女の妖力を
封印するだけにしてあげるよ。どうする?」
この子が了解するとは思えないけど…。
でも、その少ない%にかけてみる。
「なんで?人間は豚や鳥を食べるように、妖怪も人間を食べて
必要な栄養を得ているのよ?
人間が喉が渇いて水を飲むように、妖怪もおなじ様に血を飲むの。
人間と同じことを妖怪としてやっているのにどうして駄目なの?」
そ、そうきたか。
妖怪も必要なものを食べなければ死ぬ。
「でも、妖怪は一人で一日にいっぱい食べるでしょう?
迷冥は今日何人食べた?」
「にひゃくにん」
「ほら、貴方達土蜘蛛は何百と居るのに一度にそんなにたべたら
人間はいつか消えてしまう。食料もなくなる。
貴女たちだって豚や鳥を食べる。育ててくれるのは人間だよ?
人間を食べても人間とは同じになれないよ。
人間は人間を食べない。土蜘蛛も、人間と同じ味のする肉を
食べたらどうなの?」
迷冥が半泣き顔になった。まだ子供だから理解不能なのかも。
「無理だもん!!!お前なんか死ね!!!!!!!」
「…もう消滅の道しかなくなったよ!!」
迷冥は凄い早さでこちらへ来た。
ありがとう、頭に血を乗らせてくれて。
君、今隙だらけだよ。
「緋妖消滅焔!!」
迷冥が突っ込んできて、それを上に飛び避けた。
空中に居るまま、大きな真っ赤に燃える炎を迷冥に向かって投げた。
「ぁ……ぁ…ああっ」
バシュュュュュュュュゥッッ!!!!!!
迷冥が真っ赤な火の中で萌える。
その中で、迷冥は人間ではなく本当の姿、土蜘蛛になって
燃えていた。
すると木の影から嬬嬬がひょっこりと出て来た。
「使えない子。でも妖怪の誇りも知らない子は要らない子。」
「嬬嬬!!」
すると雨雪が嬬嬬の前に出て、ぺこりとお辞儀をした。
「的だとは言え、ありがとう嬬嬬。おかげで助かりました。」
「大したことではないわ。約束の物はもらったしね。」
私が眉をひそめると、雨雪がこっちを向く。
「私のもう一本の刀、色香音菖蒲「いろかねあやめ」だよ。」
「!」
いろかねあやめを…。私を助けるためだけに!?
でも、雨雪は私の心の言葉をおみとうしの様に切なく笑った。
ありがとう、雨雪…。
「じゃあね、雨雪さん。玲。
玲、貴女は私が必ず決着を付ける。
他の妖怪に殺されたらただじゃあおかないわよ」
と言って、傘で空高くへ飛んだ。
「ごめんね、迷冥。」
雨雪が哀しい顔で燃え上がる炎を見つめた。
- Re: 緋妖妖 ( No.11 )
- 日時: 2011/07/04 16:08
- 名前: 嬬嬬 (ID: c8OCL27Q)
第六話「」
「うわぁぁあああんっ!!」
「ぎゃあッ!!?」
家に入るなりいきなり雨雪に抱きつかれた。
まだ膝に怪我残ってるんですけど。
そう、膝を思いっきり曲げさせられて、尻もちをついてしまった。
ちょっと中断します。
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