ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 幸い住むと人の言う
- 日時: 2011/06/22 09:59
- 名前: 栗田 (ID: yjY9NVuD)
僕は毎日、夢を見る。
それだけならまだ、普通だと思う。
Page:1 2
- Re: 幸い住むと人の言う ( No.2 )
- 日時: 2012/01/08 09:09
- 名前: 栗田 ◆ThA9bGjAg2 (ID: lmEZUI7z)
「で、何を買いに行くんだ?」
「うんとね、まだ決めてない」
街に向かう電車の中、僕は馬鹿だったと思い知らされる。
「買うものがあるから行くんじゃないのか、普通」
「違うよ。”買う事”しか決まってないのがお買い物だよ」
妙な理論を唱えた峰は、それでもにっこりと笑って僕を見つめる。少し無機質にも思えるその視線が痛くて僕は目を逸らした。
特に実のある会話もなく、峰に連れられやって来たのは最近できたばかりのショッピングモールだった。
・・・・僕とは永遠に縁の無さそうな、人ごみの巣窟・・・。
早くも帰りたい思いで峰を振り返ると、そこにアイツの姿はなく・・・・
「めぇちゃん、こっちだよ〜!」
いっそ黒ずんで見える人ごみの中で手を振っていた。
げ。あの中に入れってか?
「早くしないと置いて行っちゃうよ!!」
「・・・わかったから叫ぶなって」
置いて行かれても一向に構わない僕ではあったが、一度約束してしまったものは仕方あるまい。買い物が済むまでは付き合ってやらねば。
そう思って大人しく人ごみの中に足を向けたとき、ふと、誰かと目が合った。
それは一人の少年だった。
少年、なんて言っても子供ではなくて、多分僕と同い年ぐらいだろう彼はじっと此方を見ていた。
やけに整った顔は少女のようにも見えるくらい柔らかな印象なのに、全くと言っていいほど表情がない。
そして、僕は怖くなった。
何故かは分からない。でも本能が告げている。
ここに居てはいけない。
彼に逢ってはいけない。
打ち鳴らす警鐘が、僕の頭を揺さぶる。
それは確かな痛みを伴って体を蝕んでいく。
「 」
彼が何か言っている。
・・・・最初は唇だけで”ごめんなさい”と、そう言ったように見えた。
それからやけにはっきりとした声で僕に告げる。
「サキミノマヨイゴ」
”先視の迷子”
その言葉が頭に伝わった瞬間
僕は目覚めた。
- Re: 幸い住むと人の言う ( No.3 )
- 日時: 2012/01/08 09:23
- 名前: 栗田 (ID: lmEZUI7z)
「なんだったんだ、今の・・・・」
荒くなった呼吸を整えて、僕は呆然と呟く。
”夢の僕”の一日が終わって眠りにつくまで”明日の僕”は目覚めない。
今までこんな事は一度もなかったのに・・・・。
『サキミノマヨイゴ』
彼がそう言った途端、急に断ち切られたみたいに夢が終わった。一体どうして?彼は誰?”先視”とは”明日の夢”の事を指していたのだろうか?
そこで僕は考えた。そして気付く。
夢が途中で終わったって事は、その先の未来が無いって事だ。
それはつまり・・・・
「僕は死んだ・・・?・・・・あそこで殺された!?」
それなら納得がいく。
- Re: 幸い住むと人の言う ( No.4 )
- 日時: 2014/02/28 23:22
- 名前: 栗田 (ID: HTruCSoB)
テスト!!テスト!!テスト!!
一バイトって何?
投稿できないよー
- Re: 幸い住むと人の言う ( No.5 )
- 日時: 2014/02/28 23:30
- 名前: 栗田 (ID: 2PmCSfE.)
ゆ
は
ま
は
た
- Re: 幸い住むと人の言う ( No.6 )
- 日時: 2014/02/28 23:40
- 名前: 栗田 (ID: g./NUPz6)
誰でもいいんだよ。結局は
俺じゃなくたって じゃあ
俺でも、いいかもね
あーいたいいたい
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。