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†闇色のPessimism†──愛に飢えた少女の道化──
日時: 2011/08/17 14:50
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: fzc9VSBf)

クリックありがとうございます。


初めてなので、
お手柔らかにお願いしますね(^-^;)
多忙な主なので、
不定期更新。
暇な時はちゃんちゃん更新しますので、よろしくお願いします。

!注意!
・荒らしは禁止です。
・グロイ描写が出てくるかもしれません。
・アドバイス,コメ大歓迎!



因みに…
Pessimism(ペシミズム)
とわ、厭世観・悲観論などという意味です。


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第一章
1話>>5

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Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.2 )
日時: 2011/08/15 23:56
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: /8RPd6Ii)

プロローグ──


4年後…。


7月終わりのことだった。
俺は,好物のコーヒー牛乳を飲みながら,いつものように学校から下校していた。


今日は終業式だった。
校長の有難いお話を30分以上聞かされた上,これでもかというくらいの宿題の量に、溜息を通り超して感動を覚えていた。


なぜ、沢山宿題がでるかというと、来年からは大学受験を控える受験生となるからだ。
俺の名前は月島煉斗。どこにもいる平凡な高校2年生をしている。

今年の4月に転校してきた為、この街で過ごす、初めての夏休みだ。

ここ、京都の街は蝉が、みんみん鳴いている。
俺の前住んでいた、壮瞥は山な上、若干辺鄙なところだった。



今日はこれから,明日からの合宿に使う、バトミントンの羽を買いに行く。
─────合宿と言っても泊まるのは館で、必要なものと言っても、着替えや遊ぶものくらいだろうということになった。


明日からの夏休み、
俺の所属するオカルト研究部の合宿という名目で、
通称、黒魔女の館へと行くことになったのだ。


数年前、
その黒魔女の館で、恐怖の殺人ゲームがあったという噂で、全国のオカルトマニア達の宝庫になっている。


それがなぜか、
副部長である、伊集院清司の権限で、特別に1週間泊まれるということになったのだ。


伊集院清司の家は大層なお金持ちで、家も一回払いで買ってしまうほどだ。


明日が楽しみだな…!



──ぴろりん♪信号が青になりました。


信号機から音楽が流れてきた。
ちょうど、横断歩道が青になったからだ。


横断歩道の先には、
スポーツ用品店がある。
俺は、さっきも言ったように、バトミントンの羽を買わないといけなかったのだ。


俺は横断歩道を渡り、スポーツ用品店の中に入った…。



すると、突然。
俺の視界は暗くなり、口をハンカチのようなもので押さえられた。


うっ……
頭がクラクラしてきた。
そして、俺の意識は途切れてしまった。

Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.3 )
日時: 2011/08/19 22:08
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: A5wqWgTb)

【登場人物】

・オカルト研究部・


月島煉斗つきしまれんと
└・この話の主人公。
明るく社交的な性格で、誰とでもすぐ仲良くなれる。私立明星学園に通っている、高2。
極度の甘党である。
・容姿は、茶色いショートカットで、制服は若干着崩している。


鉤宮花かぎみやはな
└・煉斗のクラス委員長を努める、オカルト委員長。
オカルト好きなため、暗いと思われがちだが、根は明るく、デレないツンデレである。高2。
・容姿は、黒髪で前髪はぱっつんで、長さは背中ぐらいの長さで、制服は、第一ボタンをあけているくらいである。


藤木恭介ふじききょうすけ
└・煉斗の悪友で、隣のクラスに属している。
少々チャラく、ナンパグセがある、フェミニスト。
部屋にはオカルトグッズが大量にあるらしい。
・容姿は、茶髪でワックスで髪の毛を逆立て、ピアスをしているため、不良と思われがちだが、チキンである。制服は相当着くずしている。


朝霧神楽あさぎりかぐら
└・オカルト研究部の部長。
制服をゴスロリ風にアレンジしている。
常に読書をしている。高3。
・容姿は、ゴスロリ風にアレンジし、黒髪に腰ぐらいのロングヘアである。


伊集院清司いじゅういんせいじ
└・オカルト研究部の副部長。
お金持ちで、おぼっちゃま気質な性格。
若干天然で、空気が読めない時があり、いじられキャラである。
・容姿は金髪で、若干癖毛かかった短髪で、制服の変わりにタキシードを来ている。


・その他・

十六夜零いざよいれお
└・煉斗達の隣町の、県立高校に通う高2。
引っ込み思案で、びくびくしていて、話す声も小さい。
いつも、目がみえないくらい分厚い眼鏡をかけている。
・容姿は、こげ茶色の髪に短髪で、前髪は少し長い。ちょっと、寝癖のようにはねている。外から目が見えないくらい分厚い眼鏡をかけ、引っ込み思案。制服も校則厳守である。


櫻田梓さくらだあずさ
└・零のクラスメイトの少女で、恭介のいとこ。
世話焼きで、零を付きまとっている。高2。
・容姿は、若干茶髪で、ポニーテール。制服は少しギャルみたいに着くずしている。


黒沢修二くろさわしゅうじ
└・不良だが、頭がいいコンビニ店員。
飛び級で高校を卒業して、
大学に通っている。
本来なら高3である。
煉斗を気に掛けている、気さくな性格。
・容姿は、イレブンイレブンという、コンビニの服を来ていて、髪型は黒髪で若干逆立っている。


高峰結子たかみねゆいこ
└・煉斗の学校の風紀委員長。
規律を守らない人は許さないらしい。常に校則厳守な真面目少女。高3。
・容姿は、黒渕メガネに黒髪のポニーテール。制服は校則厳守。


春川薺はるかわなずな
└煉斗の学校の屋上で、裸足で過ごしている不思議少女。
授業に出ているかすら不明である。
・容姿は、亜麻色のロングヘアに普通の制服を着ているが裸足である。


九条レイカ(くじょう-)
└4年前、屋上から飛び降りた、愛に飢えた少女。

Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.4 )
日時: 2011/08/16 11:18
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: XL8ucf75)

定期あげ〜

Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.5 )
日時: 2011/08/16 16:45
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: evp0hpRa)

第一章

1話 目覚め

「………んぁ?……ここは…。」

俺は目を覚ます。
意識ははっきりしていた。


俺はどうやら、地面に寝そべっていたらしい…。


あれ?
でも俺、さっきまでスポーツ用品店に行こうとしてたような…。


店に入った途端に、ハンカチのようなもので口を押さえられ、気が付いたらここに居た。


少し歩いてみよう…。
俺は立ち上がり、辺りを見渡す。

そこは怪しげな森林地帯であった。空は灰色で、カラスが鳴いている。
そして、木々の間から見える大きな噴水…そして、その噴水の向こう側には大きな、西洋風の屋敷が静かに建っていた。


「すっげぇな……こんな、森林地帯にお屋敷があるとか、不気味すぎるだろう…。」


いや、オカルト研究部の俺が何言ってるんだと自分で自分を突っ込む。


「あら、煉斗じゃないの」


不意に後ろから声がして、振り替えると、見覚えのある顔が4つもあった。


「み、みんな……っ…!」


みんなとは、もちろんオカルト研究部のことだ。
なぜ、ここに居るのだろうか…。

「何してるのかしら、煉斗。この部長である私を差し置いて…」


この人は、我がオカルト研究部の部長、朝霧神楽さんだ。
一応、先輩なのだが、本人は先輩と言われるのが苦手らしく、さん付けで呼んでいる。


「いや、な…なんていうか…俺も気付いたらここに居て…。」


「フフッ、実は明日くるこの黒魔女の館に先に来て、みんなを脅かそうとしてたのかい…?」


そう言って俺の言葉を遮ったのは、伊集院清司でオカルト研究部の副部長だ。
家はお金持ちで、ファミレスに行ったことがないらしい。


「ち、ちげえよ。まったく、神楽さんと清司は……」


俺は呆れた口調で溜息をつく。



「じゃあ、誰なわけ?この私の背後から、ハンカチを口にあててきた輩は。」


今喋ったのは、鉤宮花だ。
俺のクラスの委員長で、学年ではデレないツンデレとして通っている。


「…花、お前もかよ。ははっ、みんなドジったなあ、背後からハンカチを口にあてられ気絶だなんてよ。」


そう言ったのは、俺の悪友である藤木恭介。
大のフェミニストで、通称、ギャルゲハンターだ。


「待て恭介。今、ハンカチで口を押さえられたって……」


俺は恭介に聞き返した。
さっきまで俺をからかっていた、神楽さんと清司も、
真面目な顔になっていた。



「ねえ、煉斗。あんたが、気絶したのって何時くらい?」


神楽さんが、真顔で質問してきた。
えーと…午前中で終わってからだから……大体、14時というところだ。


「14時くらいだったはずですけど……」

俺が答えると、
俺以外の4人は息を飲んでいた。


「……僕らも、14時くらいに気絶してるんだ。」


清司の言葉に俺の顔面は驚きを隠せなかった。


「ま、まさか……そんなわけないだろう…。」


俺が呟くと、
花はこう続けた。


「しかも、みんな一緒には居なかったわ。つまり……」



「同時刻に別な場所で、みんな気絶したってことなのか…?」


俺の答えに、
みんなは真面目な顔を俺に向けて、静かに頷いた。


「まあ、とりあえず…さ。あそこに見える屋敷に行って見ようぜ?誰かいるかもしれないしな」


恭介は、西洋風の屋敷を指差しながら言った。
確かに、見た感じ新しい屋敷だ。そこの屋敷に誰か住んでいたら、助けを求められるかもしれない。

「じゃあ、行ってみるか!」


俺たちは、
屋敷の入り口立ち、ドアをゆっくり開いた───。

Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.6 )
日時: 2011/08/17 14:40
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: fzc9VSBf)

あげ


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