ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 死神の宴
- 日時: 2011/08/29 17:54
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
こんにちは、雑談掲示板で大変お世話になっております、まっちゃん★です。
今回、この小説掲示板で初小説を書くにあたって、コメントを欲しいんです。
一応、これでも小説家を目指しているタチなので、みなさんのコメントが必要なんです!
なので、コメントをよろしくお願いします☆
- Re: 死神の宴 ( No.8 )
- 日時: 2011/08/30 19:43
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
一度は立ち直ろうかと考えた事もあった。だが、立ち直れるわけないだろう。自分の出世のために大仕事を引き受けてしまった事で君は死んだんだ。自分の欲で、君は死んだんだ。
欲って何なんだ。人は欲があるからこそ人間なのかもしれない。だけど、それは人間を苦しめていくだけじゃないか。
欲はたまには人を傷つける事もある。だけど人は欲張りだ。人間に一生「欲望」は消えないんだ。
それを思い知らされたのが某事件だった。
なんのために生きているんだ。俺はなにをするために生きてきたんだろう。君を守ろうと誓ったのに。
僕は君のためになにができるんだろう。このまま心残りのまま生きていけないんだよ。
「復讐」かも、な・・・・・・。
2011年8月17日
「社長」
「なんだい」
「僕、足を洗います」
「やっとその頃か」
「えっ」
社長はわかっていたようだった。社長はいつもかけている老眼鏡をデスクに置いて、チェアから立った。
「すまなかった。本当に、申し訳なかった」
「社長、やめてください。ここまでしてする事はないでしょう」
「けど、彼女さんを死なせてしまったのは私のせいだ。これは一生かけても忘れないでいる」
「私はこの会社に居続ける事はできないなと感じました。この会社のためにも、僕は居ない方がいいんですよ、きっと」
「そんな事はないんだ。だが、君がそれを望むんだったら仕方がない・・・・・・」
「お世話になりました」
デスクに「退職届」と書いた封筒を置いてその場を立ち去った。
天国に行った君へ。僕はもう決めたんだ。止めないでおくれよ。君のためにならないかもしれない。ドラマみたいに、「そんな事しても私嬉しくないから」なんて言って止めないでよ。
僕は、決めたんだ。「復讐」するんだ。
つづく
- Re: 死神の宴 ( No.9 )
- 日時: 2011/08/31 18:22
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
第一章はあと二回で終わりそうです。それから四章くらいまで続けていけたらいいなと思います。
では>>10、第一章の3/4です。どうぞっ!(完成予定今日の七時)
- Re: 死神の宴 ( No.10 )
- 日時: 2011/08/31 18:43
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
俺はまずこの街から立ち去る事にした。そして、完全に僕を捨てる事にした。
名前は「木下次朗」、年齢は三十一歳(前と同年齢)、職業はなくニート(会社をやめるとなると名前を変えるから就活が面倒になる)。
この簡単なプロフィールで少なくとも一年間は生きる事になる。
まずは身なりを整えるために近くの大きなデパートにでかけた。ここに来れば大抵の服装は整えられる。
木下の一つ目のポイント、「おしゃれ」。服もそれを意識して少し高めの物を買う。
二つ目のポイント、「メガネ」。メガネはおしゃれに見せる基本だと言ってもいいだろう。
三つ目のポイント、「肉食系」。今までの僕は、草食系だったのかもしれない。そこで、「僕」という言い方も、「俺」に替えなければならない。慣れないが、仕方ないだろう。
そして、四つ目のポイント、「恋はしない」。君以外の女性と付き合う事はまずあり得ない。君の死の真相をつきとめるために恋は必要ない。
これで木下次朗という人間を作り出せるだろう。多分一年間は生活できる。
俺は元の家に戻った。大量の服や帽子、メガネが入った大きな袋をベッドの下におき、ベッドに寝転がった。
一つだけ問題がある。さっきも言ったとおり、この街から出なければならない。だが、仕事も出来ないなら、家賃も払っていけるはずがない。わずかな貯金も今日の買出しで全て使ってしまった。
いくら復讐をするにも多少の家は必要になる。それがないとなると、ホームレスしか頭に浮かばない。
残りの金は大体二十万。それでは食費ぐらいの金にしかならない。それでは困る。ならあれか、買うか?
家賃という言葉が引っ掛かるのだ。毎月毎月払っていくのが苦痛なんだ。だったら買えばいい。
一つだけ良い案がある。中古でも済む内容だ。
「キャンピングカー」。それしかない。
木下の五つ目のポイント、それは「旅人」であるという事。
隠す事ができる。ホームレスだけは、ホームレスの苦しさだけは味わいたくない。
また自分の下衆な欲望を出してしまった。
これでわかったかもしれない。人間に欲望が消えない理由が。
俺はなんとなく、納得して、午後七時、夕食も食べずに眠りについた。
つづく
- Re: 死神の宴 ( No.11 )
- 日時: 2011/08/31 20:53
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
次回で一応第一章は終わる予定ですが、どうでしょう、面白いですかね?
- Re: 死神の宴 ( No.12 )
- 日時: 2011/09/01 18:48
- 名前: まっちゃん★ ◆7W9NT64xD6 (ID: 0cbUjVkJ)
すいません、七時十分から塾があるので今日は書けません・・・。
この掲示板は過去ログ化されています。