ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 日常!ハチャメチャ百合がーるず
- 日時: 2011/10/17 23:17
- 名前: ぶりぶりざえもん (ID: Hsu/pkT7)
題名で同性愛!?とか思っちゃうかもしれませんが決してそんなことはないので安心してください(笑
楽しく可愛い女の子達を書いていけたら嬉しいです!
何が起こっても誹謗中傷は悲しいのでお止めくださーい(^^;)
最近、事故率が高くなって参りました。
あと鬱注意です。
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- Re: 日常!ハチャメチャ百合がーるず ( No.1 )
- 日時: 2011/09/20 19:18
- 名前: ぶりぶりざえもん (ID: Hsu/pkT7)
空は青い。
当たり前なことだけど、そう考えられる私は正常なのだと、安心出来る。
「架弥ちゃーん」
ばたばたと廊下を走っていくと、前方を歩いていた長い黒髪の女の子が振り向いた。
「うるさい。皆が注目してるじゃない」
少し鋭い目。黒い瞳が爛々として、強気な目が私を睨む。
口調と、態度。それからその強い目でよく周りに「恐い」とか「調子に乗ってる」だとか言われるけど、本当はとっても優しい子で、私の掛け替えの無い親友。
そして、すごく美人さんだ。
「真澄はもうちょっと落ち着いて行動しなきゃ駄目よ」
私を叱るように頭に乗せられた手が、今度は宥めるようによしよしと優しく撫でた。
「架弥ちゃんみたいにしっかりものじゃないもん。私は」
「んー。まあ、そうだけど」
「!、架弥ちゃんの馬鹿ー!」
「ごめん、ごめん」
廊下の真ん中で笑いあう私たちは、周りからの注目なんてすっかり忘れていた……。
- Re: 日常!ハチャメチャ百合がーるず ( No.2 )
- 日時: 2011/09/21 14:15
- 名前: ぶりぶりざえもん (ID: Hsu/pkT7)
夏休みも終わり、学校に慣れ始めた頃。
私は内気な性格のせいで仲の良い友達は架弥ちゃん一人しかいなかった。
架弥ちゃんはと言うと、私なんかと違ってクラスの子ともよく話したりする様だ。
私はクラスの中で目立たない地味な存在で、なんだか少し息苦しさを感じる。
「真澄!もう終礼したよ?何ぼさっとしてんの、早く帰ろうよ」
架弥ちゃんの急かす声にゆるゆると顔を上げると、何だか切羽詰まった蚊をしていた。
「どうしたの?なんだか、怖いよ?」
「えっ?そ、そうかな。ごめん......」
「う、ううんっ。大丈夫だよ。急いで帰らなきゃ駄目な用事でもあるの?」
「......別に」
早足に教室から出て行く架弥ちゃんに私はしかめっ面をした。
架弥ちゃんは何故か機嫌が悪くなったようで、私のせいなのかと怖くなった。
慌てて追いかけ、下駄箱から靴を出す架弥ちゃんに声を掛けた。
「私、架弥ちゃんのこと怒らしちゃった、の?」
「え?」
架弥ちゃんがこちらを向いた時、私は驚きすぎてあんぐりと口を開けた。
架弥ちゃんの赤面を、入学式から今まで見たことがなかったからだ。
初めての光景に、私はまじまじと奇跡の光景を凝視し続けた。
「な、何よ......」
赤い顔ソッポを向いた。
私はその行動かあまりにも架弥ちゃんには似合わなかったので思わず噴き出してしまった。
「あ、ははははは!架弥ちゃんでもそんな、可愛いことするんだ!
あははははっ!」
「な、に失礼なこと笑ながら言ってんのよ!」
我慢の現界だったのか、架弥ちゃんはぽかりと私の頭を一発殴り、正門を一直線に走り去ってしまった。
「あっ......」
頭の痛みでようやく笑いが収まった私は、ようやく冷静に先程のことを思い返すことが出来た。
「ちょっとからかいすぎちゃったかな。......それにしても、なんであんなに急いでたんだろう」
とくに気にすることでもないと思うけど、私は妙に気になった。
でも、あの架弥ちゃんをあそこまで追い詰めてしまったら、明日以降に仕返しされそうだ。
プライドが高い子なので、この事は忘れそうにも、許してくれそうにもない。
この質問は一生聞けなさそうだ。諦めよう......。
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