ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Silver × Cherry blossom ★キャラ募集
日時: 2012/03/23 16:25
名前: 芽黒 ◆sSA6ZLKK6w (ID: SCMOcoS4)

はじめまして
芽黒と申すものです・・・
が、持ち名が増えてしまい
現在は「輝」「要」「芽黒」の3つのどれかで更新させてもらっています
そこんところご了承くださいませ、

今回は死神のお話です。
かっこいい死神さんを登場させちゃいます。

で!あなたの考えたオリジナルキャラクター(死神のね★)を募集しまーす!!!
 でもあんまたくさんは出せないので、1人1キャラ(?)でお願いします!

あと、女の子キャラが異常に多いww。
皆かわいいんですけどね。
男の子キャラもお願いします。

↓オリキャラ用紙かも——

★◎*・———応募用紙かもしれない———・*◎★

☆キャラ名(外国の名前で!) 【   】
☆性別は??(ニューハーフとかやめてね() 【   】
☆性格は??(詳しくお願いします!) 【   】
☆どんな外見でいらっしゃいますかw? 【   】
☆死んだときの歳は? 【   】
☆死因(どんな感じで死んじゃった?() 【   】
☆死神歴(死神になってから何年?) 【   】
☆地上(人間界)への恨み・悔いってなに? 【   】
☆何課に就職してますか? (就職していない場合は自由課で)【 】
☆サンボイ(使わないかもしれませんが一応お願いします)
【 】
【 】
【 】
★◎*・———応募用紙かもしれない———・*◎★

面倒な内容になってますが宜しくです

 ——太古から死神は、地上の世界に悔いの残る死を遂げたものがなるものとされ、下級の扱いを受けていた——、・・・16歳で死んでしまったアーロンは特になにも悔いのない楽しい人生を終えて天国に来たはずなのだが—、彼は誤って死神となってしまった!!!——

 て感じです。
死神の仕事はこれから考えます・・・、うん。

応援、よろしくおねがいします!

*⌒Y⌒本編⌒Y⌒*
プロローグ
>>1 +呪われし幸福者+
第一章
>>2 +一話 手違い+
>>7 +
*⌒Y⌒本編⌒Y⌒*

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Re: Silver × Cherry blossom ★キャラ募集 ( No.12 )
日時: 2011/12/24 19:48
名前: 芽黒 ◆sSA6ZLKK6w (ID: Lq8/irU9)

+三話 事実+

 クロッカスは声を上げた。その後、口を大きく開けてぽかんとしていた。
「あ、あの???どうしたんですか???」
アーロンは訊く。
「いえ、・・・なんでもないんです。気にしないでください」
クロッカスはにこりと笑う。そしてカールを手招きする。
「カールさんカールさん・・・っ!!!みっ、見てください!!この資料!送信ミス・・・ですかね・・・??ここ・・・、地上への悔いの部分が「特になし」なんですがっ・・・!!!」
クロッカスは小声で言うが、アーロンには丸聞ごえだった。聞こえてないふりで通していたが。
「えぇ???何故に??悔いねー奴は天国行きだぞ??しかもなんだこの「特になし」って!?」
「カールさんッ!聞こえてしまいますっ!!」
クロッカスは険しい表情で言う。
 だからもう聞こえてるよクロッカスちゃん・・・・・・。アーロンは聞こえないふりをまだ演じていた。その手には汗がじわり。
「あ———・・・、その。なんだ、・・・アーロンくん??え——・・・地上で「やり残したーっ!あれやっときゃよかったなー!!うわマジ失敗!」的なことってある???」
カールがぎこちなく訊く。あ、ないです。
「えー・・・?そういやないかもしれないですねぇ———・・・??」
きっぱり返すとカールが傷つきそうな感じだったので言葉を濁して返す。
「・・・カールさん・・・、こんな事ってありえるんですか???」
「えー??俺も70年近くこれ(死神)やってるけど・・・そんなのは——」
「あったな、過去に1件」
カールとクロッカスの会話に割り込んだのはレンリ。話では彼女は300年以上この仕事をしているらしい。死神の仕事は500年経つと辞められるのだが、「辞めない」と選択した者はまた500年後に同じ質問をされるらしい。
「大体、私が死神になってから50年ちょいの時だな。そいつは女だった。———だが、ここに来てから、すぐ姿を消した。まぁ、今もこの世界で生きてるか、または地獄行きかどっちかだな。」
レンリは冷たく言い放つ。
「えっ?地獄行き?そんな制度ありましたっけ??」
クロッカスが訊く。
「あったよ。そんなのも忘れたの??馬鹿ねぇ・・・。」
クロッカスは苦い顔をする。
「あー、あれか!あの!・・・——灯台のだろ??」
レンリは頷く。
「この世界のどっかにある灯台。そこの頂上から海に飛び込むと地獄に行くってな。もっとも天国行きの灯台もあるらしいけど」
「それは運ですよね・・・。ハァ・・・。」
クロッカスは溜息をつく。遠い目をしながら。
「んで、アーロンもそれか・・・。」
レンリはアーロンに視線を注ぐ。そして大声で
「残念だなぁアーロン!!!貴様は非常に残念!ものすごく残念!本当は天国に逝くはずだったのになぁ!残念だなぁアーロン!」
と叫ぶ。
 
 
 え?


「ちょっと!レンリさん!!何てこと言うんですか!!」
クロッカスがレンリを止めるがレンリはまだ言い続ける。
「あー残念!非っ常に残念だなぁ。天国に逝ってたら地上に戻れたかもしれないのにぃ——!」
レンリは鬼のような顔で言う。
「レンリさん!!」
クロッカスが叫ぶ。
 
 辺りは静まり返る。


 俺が、違う??俺はここにいちゃいけない存在なの??
 本当は天国逝きだったの??
 そんで、地上に、大好きな家族がいる地上に戻れたかもしれないの??
 え??だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら、だったら・・・・・・

 だったら俺を天国につれてって、そんで地上に戻してくれよ。


 手違いとか、間違いとか、不公平。
 ふざけてる、平和じゃないだろ!?

 ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな。

 あと500年もこんな所ですごさなくちゃいけないんだぞ?

 神は狂ってる。そんで馬鹿だ。

 
 俺を今すぐ天国へ連れてって、そんで地上へ戻せ。

 
 だって、だって、だって、だって・・・不公平だろ?そんなの・・・・・・・・・?

Re: Silver × Cherry blossom ★キャラ募集 ( No.13 )
日時: 2011/12/24 20:04
名前: 畳ステエキ ◆Tatami/GAc (ID: U0fMGoxO)


☆キャラ名(外国の名前で!) 【ヨウム・コンパク】
☆性別は??(ニューハーフとかやめてね() 【女】
☆性格は??(詳しくお願いします!) 【dic.nicovideo.jp/a/%E9%AD%82%E9%AD%84%E5%A6%96%E5%A4%A2 参照】
☆どんな外見でいらっしゃいますかw? 【  〃  】
☆死んだときの歳は? 【700歳前後】
☆死因(どんな感じで死んじゃった?() 【妖怪に襲われ戦死】
☆死神歴(死神になってから何年?) 【1年以下】
☆地上(人間界)への恨み・悔いってなに? 【主人を守りきっていない】



オリジナルじゃないけどこういうのしか思いつかなかったんですごめんなさいごめんなs(ry

Re: Silver × Cherry blossom ★キャラ募集 ( No.14 )
日時: 2011/12/24 20:17
名前: 畳ステエキ ◆Tatami/GAc (ID: U0fMGoxO)

いや だって妖々夢のサブタイもPerfect Cherry Blossomだし((

Re: Silver × Cherry blossom ★キャラ募集 ( No.15 )
日時: 2011/12/24 20:44
名前: 芽黒 ◆sSA6ZLKK6w (ID: Lq8/irU9)

>>13  畳ステエキs
オリキャラありがとうですww
もうやばいですね、なんか(いい意味でですよっっっ(((()
面白いキャラなので採用させていただきますっ(・ω・
ありがとうございましたbb

>>14
偶然ですもんっっww!!(

Re: Silver × Cherry blossom ★キャラ募集 ( No.16 )
日時: 2011/12/29 14:58
名前: 芽黒 ◆sSA6ZLKK6w (ID: Lq8/irU9)

+四話 妖夢+

 世界は夜から朝へ変わる。
 一人の少女が灯台の入り口に座っていた。
「———・・・私は・・・、私はまだあのお方を守りきっていないと言うのに・・・!!!」
 少女は忌々しげに地面を殴りつける。
 バリバリバリッと嫌な音を立てて地面が割れた。
 彼女は人間ではない。いや、ある意味人間でもあるのだが。
 だって、・・・だって彼女は「人間と幽霊のハーフ」。
「私の歳ではたとえ天国でも地上に戻るのは不可能・・・。」
少女——、いやヨウムは溜息をつく。
「あと—・・・、500年も待たなくてはいけないのか・・・。」
そして空を見上げた。
  *
  *
  *
 ラウリはクロッカスの膝の上で目を覚ました。
「ハッ・・・・・・。あ、クーちゃんだぁ〜・・・。朝ごはん・・・」
クーちゃんと呼ばれているクロッカスは、普段は大人しいが、与えられた仕事はきちんとこなす、優秀な死神である。
「ラウリ様・・・。そろそろ起きないと・・・。ヨウムちゃんが来ちゃいますよ??」
その言葉でラウリはガバッと起き上がった。
「よ、ヨウムがかッ!あのヨウムが!?わーッ!!た、大変じゃ!!今すぐ隠れんと!!!」
「遅いですね」
ラウリが隠れる準備をする間もなくヨウムが現れた。
 ラウリの額に冷汗が流れる。
「ラウラウ様、そろそろ給料くらいくれてもいいじゃないですか??あ、それと休みも」
 酷く冷たい声音だった。
「ヨウムさん、寒くないですか??コーヒーと紅茶とココアとレモンティーとジャスミン茶と私特製の苺ジュース、それにホットミルクとお茶と抹茶とコーンポタージュとポテトとチーズのスープがありますけど、何がいいですか???」
クロッカスがヨウムに訊く。
「選択肢多すぎです・・・。よく全部記憶してますね・・・。あ、でもレモンティーがいいです。お願いできますか??」
ヨウムが答えると、クロッカスは「はい」と頷き台所へ向かった。
 ヨウムはラウリの方に向き直ると、
「そういやラウラウ様。昨日、新入りが来たそうで??」
ラウリは顔を引きつらせる。
 それは勿論アーロンのことだ。アーロンの事実。ラウリのせいではないが、上の存在のせいでラウリのせいとされる。
「ヨーちゃん、なんでそれ知ってるんじゃ??儂、誰にも話してないんじゃけど・・・??」 
ラウリは顔をますます引きつらせた。手に汗が滲む。
 ヨウムは木でできた人形を取り出す。この世界で使われている携帯電話のようなもの。ただしできるのは通話だけだ。メールなどは出来ない。
「カール様からの電話で。」
「カールめぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
ラウリはカールの部屋に向かって走り出す。しかし、
「いいですか?カール様の部屋には仕掛けがしてあって・・・。」

 もう遅かった。

 2階にあるカールの部屋からラウリの叫び声と爆発音とライオンのほえる声がした。
「あーあ・・・。」
ヨウムは溜息をつく。そこへ、ヨウムの頼んだレモンティーを持ってきたクロッカスがやって来た。
「ヨウムさ〜ん。レモンティーお持ちしました〜。って、・・・どうかしたんですか???」
「ラウラウ様が朽ち果てたんです」

 ヨウムは笑顔で答えた。


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