ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Closed World【イラスト募集!】
- 日時: 2011/12/13 20:43
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
初めましてな人は初めまして。
お久しぶりな人はお久しぶり。
魔人です。
今回は、初のシリアス・ダーク小説です。
これは、もうすぐ『小説大会2011』が開催されるということで書いていこうかなと思った作品です。
今までで一番の小説にしようと思いますので、応援よろしくお願いします!
ルール
『荒らし禁止!』
『暴言禁止!』
『コメント大歓迎!』
『駄文、魔人苦手な人はお帰り下さい!』
では、よろしくお願いします!
お知らせ。
この小説の挿絵を描いてくださる人募集です。
いらっしゃいましたらコメ下さい。
----------------------------------------------------------------------------
目次
プロローグ
>>2 >>3
第壱話「人類の絶望」
>>4 >>5 >>6 >>7
第弐話「刹那の過去」
>>8 >>9
- Re: Closed World【イラスト募集!】 ( No.7 )
- 日時: 2011/12/10 10:06
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
翌日の午後4時。
居住区Aの中央広場。
ここに、1000人の人間が隊列を組んでいた。
今日から、ここにいる1000人の人間は、1人残らず外の世界へかり出される。
全ての人間は、絶望の表情をしていた。
彼らは奴隷だが、奴隷にだって『家族』はいるし、『友人』もいる。
そのすべてを、正義であるはずの政府に奪われるのだ。
『えー、これからー、調査第2次部隊のー、結成式およびー、出発式をー、初めまーす。』
いかにもやる気のなさそうな政府の人間が言う。
その日、ついに外の世界に、1000人の人間が旅立った。
- Re: Closed World【イラスト募集!】 ( No.8 )
- 日時: 2011/12/12 21:08
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
その声は、テレビから聞こえた。
『今日午後未明、居住区Dが、何ものか分からない巨大な生物によって壊滅的な被害を受けました。』
刹那は、パンを頬張りながら聞いていたが、その声を聞いた途端、食事も忘れてテレビを食い入るように見つめた。
『巨大な生物は、外の世界から来たと見えていて、他の居住区のみなさんにも警戒するように呼びかけています。また、この生物は先日居住区Bを襲ったのと同じ生物と見えていて・・・』
「またか・・・」
刹那は呟く。
「刹那・・・どうしてその生物のことを知っていたの・・・?」
「それは・・・」
それは、数年前に遡る。
- Re: Closed World【イラスト募集!】 ( No.9 )
- 日時: 2011/12/13 20:41
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
100人の調査部隊が外の世界に出る3年前の事。
刹那を含めた5人の『エース』は極秘に外の世界の調査に向かった。
政府の手によって、政府のために育てられた『エリート集団』。
5人の少年達は、外の世界の調査を行うために育てられた政府の狗だった。
刹那は、5人の中でもトップクラスの剣術の猛者で、皆に慕われるリーダー的存在だった。
「刹那。外の世界って、緑があるんだな。」
そう言ったのは竜ヶ崎 郁斗。
刹那の幼なじみで、銃の扱いに長けた人物だ。
「そうだね。でもさ、不思議なのは・・・」
武術の達人の息子、倉末 太一がいった。
「建物がある・・・」
そう、外の世界には廃屋になった昔の建物がそのまま残っていたのだ。
「綺麗な状態だな。」
イケメンの、村神 亥が言った。
そのとき。
「おい・・・あれ・・・なんだ?」
5人の中で一番年上の、中村 荘太が言った。
一斉に、その指さす方を向く。
そこには・・・
- Re: Closed World【イラスト募集!】 ( No.10 )
- 日時: 2011/12/17 09:34
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
巨大な『なにか』が立っていた。
「うわ!なんだあれ!?」
「しーっ!黙れ。気づかれるだろ!」
「気持ちわりぃ・・・人間か?」
「どう見ても違うって。」
「どうする?逃げるか?」
「「「「・・・・」」」」
5人は顔を見合わせる。
「「「「「行こうぜ!」」」」」
まずは、刹那と太一が飛び出した。
巨大な『なにか』は2人の動きに気づく。
大きな腕を、刹那に突き出してきた。
「おっとあぶねぇ!」
剣でいなし、腕の上を駆け抜ける。
「おりゃぁっ!」
首筋に剣を突き付ける。
『 』
『なにか』は、言葉にならない声を上げた。
「うわっ!耳が・・・」
「まだまだっ!」
今度は、頬を斬りつけた。
だが。
首筋にも、頬にも、傷が無い。
「は?」
刹那がそういうのが早いか、『なにか』は刹那を大きな拳で殴りつけた。
「がはっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「「「「刹那!」」」」
- Re: Closed World【イラスト募集!】 ( No.11 )
- 日時: 2011/12/26 18:08
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
久々の更新www
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・あれ・・・ここは・・・・・・」
「刹那!気づいたか!」
刹那が殴られてから数時間後、彼はやっと目をさました。
「ここは?」
「お前が気絶してから、命からがら逃げたのさ。」
巨大な『なにか』はいなかった。
「無事でよかったよ。」
みんなが口々に言う。
「ああ、そうだね・・・」
刹那もまた、頷いた。
この掲示板は過去ログ化されています。