ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 00:30
- 日時: 2011/12/26 21:50
- 名前: ルシア (ID: p6e1/yUG)
僕は何度も君に言葉を吐いた。
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- Re: 00:30 ( No.1 )
- 日時: 2011/12/26 22:36
- 名前: ルシア (ID: HYBdaZWe)
暑い。
今年の夏は7月中旬から「猛暑」という言葉が飛び交う。
僕の所属する陸上部は大会に向けて練習がより厳しくなっていた。
「ショウ!頑張って…!」
グラウンド沿いに立つ華奢な人影。
「…チアキ…まだ、いたのか…。」
僕に向けて声を発していたチアキに駆け寄る。
しかし話す言葉はトレーニング後のため絶え絶えだ。
「ん…ショウ、来ていいの?」
僕は男子の中では1番背が低いがチアキよりは低くない。
そのためチアキはどうしても話すときは上目づかいになってしまう。
その上目づかいで話される。
「別に…3年生は…見てないし。」
目をそらす。
あまりにも見てられない。
猛暑の日差しもあるがさらに暑く(熱く)なってくる。
「そろそろ、練習…終わるから。ちょっと待ってて。」
練習には戻りたくないがそろそろ行かないと怒られてしまう。
「うん。じゃあ…待ってる。」
チアキはそう言って微笑んだ。
僕は少し熱くなった頬に片手を当てて汗をぬぐった。
靴すべらせ後ろを向いて走り出した。
- Re: 00:30 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/27 10:40
- 名前: ルシア (ID: cm34dabg)
「あ…4時…。」
3年生の声
「俺ら今日片付けだから帰っていいよ。」
僕が持とうとしていた赤いコーンを手に取り先輩は言った。
「じゃ、先に帰ります。」
「じゃな。」
この陸上部はみんな…なんていうか、フレンドリーだ。
1年前まではそうではなかったらしいが。
そのため後片付けはローテーション。
もちろん3年生も片付ける。
なんていうか、学年の壁が無い。
居心地が良い部活…といってもいい。
そこで僕は少し前に話していた…チアキのほうを向く。
チアキは緑の葉で茂った桜の木の幹に腰をかけて何やら作業をしているようだ。
「チアキ、」
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