ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

 〜理想の世界〜
日時: 2013/10/14 11:37
名前: デニッシュ (ID: GRSwxM1g)

  ———プロローグ———

「みんな、何処にいるの?かくれてるの?
      いるんならでてきてよ…。ねぇ…ねぇってばぁ!!!!」

彼女は叫んでいた。
路地裏でただ一人たたずんで・・・
その叫びは、何処にも、誰にも届くことなく消えてゆく。

「っぅぅぅぅぅぅ… 返事してよぅ。ねぇ、みんなぁ」

いくら叫んでも無駄なことだった
彼女の叫びに答えるものは全て彼女が自らの手で

     「*******」のだから・・・

彼女は足元に無造作に転がっている「それ」見て
そして・・・
「きひっ」 
さっきまでの弱々しさは消え、笑っていた———
それもなにかに取り付かれたように、狂った嗤い方だった
「きっひひひひひひひひひひひひぁっ、あははははははははっははははっはは、きゃーはははははははははははははははははははっは!!!!」






「はっははは・・・ あっぁぁぁ、あああああぁああぁぁぁあああああああああぁああぁあああああぁあああああああ!!!!」

その嗤いはいつしか嘆きへとかわっていった・・・




彼女の嗤いとも嘆きとも分からない叫びは人気の無い寒々しい路地裏に木霊していた。
彼女はたださけんでいるのか…あるいは懺悔のつもりなのか
それは彼女以外誰も知ることは無いのだった…





———プロローグ 終———

Page:1 2 3 4 5



Re: 殺 〜理想の世界〜 ( No.19 )
日時: 2012/06/02 20:41
名前: ヤノア (ID: Om7nks4C)

面白いです!
続きが気になります

Re: 殺 〜理想の世界〜 ( No.20 )
日時: 2012/06/13 21:58
名前: デニッシュ (ID: hdgnVLEK)

御二方、コメント有難う御座います!!

優音様>>
ふぉぉぉぉぉ!!
お、面白いなんてもったいない///
プロローグと関係してくるのはまだ先になります

小説読ませてもらいました
独特の文章構成と異端者(そういうとらえ方をしました。違ってたらすみません!!)の感情が凄く伝わってきて、面白かったです


ヤノア様>>
面白いだなんて有難う御座います!!
凄い嬉しいです
続きは、早く書きたいのですが、何分時間がないので・・・
できるだけ早く更新できるよう頑張ります!!

ヤノア様は小説、何か書かれてますか??

Re: 殺 〜理想の世界〜 ( No.21 )
日時: 2012/07/10 22:31
名前: デニッシュ (ID: OgxTksU5)

「お姉ちゃん?どうかしたの?」
「あぁ、朱里か、お帰り」
いつもと様子が違う。
なんというか、静か?なのかな。
「どうしたの、そんなところに立って……。」
「ん、あぁ。なんでもないよ。」
「そう、ならいいけど。」
ガチャリ、と戸の開く音が聞こえたかと思うと、私の後ろに長身の男が立っていた。
「慎さん!!」
語尾にハートマークがつきそうな声で囀る(サエズル)姉。
———あぁ、やはりそんなことか。
姉がこんなにも優しくなるはずがない。
いつの間に家に入れていたのだ。

「あっと、朱里ちゃんだったっけ?」
男否、慎は姉の部屋の戸の前に立ち尽くしている朱里に声をかけた。
慎と呼ばれた男は、一言で言うならば、『眉目秀麗』といった様だ。黒いく短い髪に、同じくらい黒い瞳。眼鏡をかけており、優等生といった感じだ。身長も高く、軽く170は言っているであろう。

姉にはもったいないくらいだ。

「え、あぁ。そうですけど」
「ちょっと、朱里!ちゃんとあいさつしなさい。それと、戸の前に居ると、慎さん通れないわよ」
「いいよ、千里。そろそろ帰ろうと思っていたところだし。またお邪魔するかもしれないから、よろしくね朱里ちゃん。」
「……はい。よろしくお願いします。」
気力の無い返事。
きっと棒読みだっただろう。
「慎さん、もう帰るんですか?もう少し居らしてくれててもいいのに……。」
「ごめんね。また今度来るよ。それじゃぁ。」
そういって慎は家を後にした。
「絶対ですよ!!約束ですから!」
姉はぷぅと頬を膨らませた。

はっ!!
可愛く振る舞っているつもりなのだろうか。
馬鹿馬鹿しい!!
慎さんが不憫に思えてくる、あんな姉に騙されて。
まぁ、騙されるほうも騙されるほうなのだけど……

Re: 殺 〜理想の世界〜 ( No.22 )
日時: 2012/07/11 06:49
名前: 優音 ◆XuYU1tsir. (ID: AKehFwYl)

小説読んでくださったんですか!?
ありがとうございます!!
光栄です//

はい、異端者なんですよね、私が書く小説は大体←


プロローグとの関係はまだまだ先になるんですね
姉に騙されてる彼氏さんは不憫というか、やっぱり騙されてるほうも・・・ですね^^;

Re: 殺 〜理想の世界〜 ( No.23 )
日時: 2013/02/01 21:55
名前: デニッシュ (ID: 76h/ev1J)

優音さん>>
はい、まだ先になります;

コメントThank youです!


この続きは、新の方で更新していきたいと思います。
題名もユーザー名も変えずに新しくスレ建てます

ここまで、読んで下さりありがとうございます^^
よろしければ、新に移動してもお付き合いくださいまし


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。