ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 鏡人間
- 日時: 2012/02/01 17:41
- 名前: |●・ω・●|猫|●´エ`●| (ID: 0Hr1IxUn)
初めての方は初めまして!…と言っても初めての
方の方が多いと思います^^;私は色々(?)なところで
小説を書かせていただいてるのですがほとんど成功した
覚えが無いので…今回こそは成功させたいです。
〜〜〜登場人物〜〜〜
雪城 風花(yukisiro huuka)♀
主人公。おしゃれで学年の人気者。
加登 優奈(katou yuuna)♀
おしゃれが苦手。風花の事をあまり好いていない。
桜 冬奈(sakura huyuna)♀
風花の親友。真似るのが嫌い。
今はこのぐらいです。この先増える可能性大です。
因みにコロコロ視線変えますが基本は風花目線です。
すごく暗い虐めものです。
プロローグ
最初は特に気にしていなかった。
なのに…どんどん私は虐められている。
今日は机に落書きされた。カバンを落とされた。
教科書を捨てられた。
どんどん私と優奈が逆の立場になっていく。
優奈は私を嫌っている。私は何もしていないのに。
今まで皆私の事「おしゃれ」「可愛い」って
チヤホヤしてくれたのに今は優奈に…。
優奈ばっかり…なんで…?私の方が優奈より…
誰よりも努力してるのに…
私はこのまま「加登優奈」として一生
虐められて生きるしかないの…?
- Re: 鏡人間 ( No.1 )
- 日時: 2012/01/27 18:37
- 名前: |●・ω・●|猫|●´エ`●| (ID: 0Hr1IxUn)
始まりはここからだった。
「おはよっ」
「ん、おはよ」
何時もの様に友達に挨拶する。
ふと教室の窓側を見る。
…またあいつ来てたのか。
加登優奈。人の良い所や可愛い物は
何でも真似する。
だから虐められてる。彼奴はそんな事
気にしない。虐められてても辛くないのか?
とりあえず声を掛けなきゃね。…クラスの
人気者として…
「ねえ、優奈ちゃん」
私は愛想笑いをし、明るい顔で言った。
「虐められてて辛くないの?
一人で…寂しくないの?」
私は何をやっても心と正反対の感情が出てしまう。
ここは笑うべきでは…?そんな視線を優奈から受ける。
「…その髪飾り綺麗…どこで買ったの…?」
…無視かよ。まあいいか…。
「これ?んーと…学校出てすぐのヘアアクセの
お店だよ」
「風花〜!」
「あ、呼ばれた。またね」
「何〜?」
「優奈と何話してたの?」
「この髪飾りがどこで売ってるか…だけど…」
「うっそ?!あいつすぐその髪飾り真似するよ!」
いやいやそれはありえないだろ。私の真似を
したらどうなる事か分かってないのか…?
「そんな事ないって。店教え…」
「それでも駄目だよ!」
「あーんもう!大丈夫だってば!」
「う…そっか…」
「今日私あの店に5、6時間ぐらいいるし」
「!…でも駄目だって。彼奴真似ることに命
かけてるし」
居座る長さに驚かれた。
まあそうしてればきっと大丈夫だろう…。
- Re: 鏡人間 ( No.2 )
- 日時: 2012/01/28 16:36
- 名前: |●・ω・●|猫|●´エ`●| (ID: 0Hr1IxUn)
「じゃ、明日ね」
私はヘアアクセの店に入り、店内を見回す。
…彼奴は来ていないようだ
「風花ちゃん、このゴム、つけてみない?
今日入荷したの。大人可愛いでしょ?」
店長に話しかけられた。私はこの店の常連なのだ。
この店長とも仲が良い。たまに無料でヘアアクセを
もらう。
「んー…つけてみようかなあ」
黒いレースがリボン結びされ、その真ん中に
小さな黒いバラが一つ。とても可愛い。
「つけてみます!」
「髪形は…そうね、横に束ねてみましょうか」
「はい!」
—20分後—
「可愛い!私これ買います!」
「気に入ってくれたのね!じゃあ特別無料!」
「やった!ありがとっ!早速明日使お!」
私はすっかりこの店に来た理由を忘れていた。
- Re: 鏡人間 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/29 10:36
- 名前: |●・ω・●|猫|●´エ`●| (ID: 0Hr1IxUn)
side 優奈
「はぁ…」
私はため息をついた。今の時刻は夜中の
1時過ぎ。パソコンの画面をじっと見ている。
私は今、チャットに来ている。誰も私の正体を
知らない。誰も私が虐められてるなんて知らない。
このチャットでの名前はゆな。自分の名前から
うを抜いただけ。私は複数のチャットや掲示板に
行っている。ネットの中では誰も私を責めない。
今いるこのチャットが一番気に入っていた。
パスワードがあるから私とみゆって子だけしか入れない。
ゆな「最近○○掲示板に居場所が消えてる気がするの」
㌧みゆ㌧「mjk…なんで?」
ゆな「七夏がいるとみゆと話せないから…」
㌧みゆ㌧「あー…七夏?うちも前「七夏と話してると
ゆなとかと話が途絶えちゃうんだよね…」って
言ったんだけど聞いてくれなくて…」
言ったって…?!そんな事したら恨み買いそうなんだけど…
ゆな「なんで言っちゃうの?!七夏とは仲良くしたかったのに」
㌧みゆ㌧「そんな事言ったって…じゃあ聞くけどうちと
七夏どっちが大切なの?」
ゆな「勿論七夏。みゆとはここで話せるし」
㌧みゆ㌧「ひどっ…もういい!」
㌧みゆ㌧さんが退室しました。
私はまた一つ居場所を消した。
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