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神さまと世界と加護者
日時: 2012/03/02 16:59
名前: B・アリス (ID: m16n.Ntt)
参照: http://alice0127

 初めまして、アリスといいます。
物語を書くのは、あまり慣れていませんので、どこか間違っていたり抜けていても、
 「仕方ないなあ」という感じの気持ちで読んで下さい。
 コメントは、大歓迎ですが小生の心はプレパラートの、スライドガラスなので、そんなつもりがなくても傷つきます。
 だから、そこんとこよろしく頼みます。
 更新はできるだけ、頑張りますので…。あ、いえ頑張りますよ、本の虫の心を持って♪(すみません)
 
 基本この物語は、黒いところがあるものです。
 だからと言って期待はずれでも、気にしないでください。 
 以上です。

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Re: 神さまと世界と加護者 ( No.4 )
日時: 2012/03/05 19:53
名前: 黒猫&いちご (ID: vvBnUqx7)

アリスさん初めましてこんにちわぁ〜(*^_^*)

黒猫ミシェル&夜々いちごです(●^o^●)

応援しています!最新がんばってくださいね(#^.^#)

Re: 神さまと世界と加護者 ( No.5 )
日時: 2012/03/05 22:05
名前: B・アリス (ID: m16n.Ntt)
参照: http://alice0127

 初めまして、応援ありがとうございます。早速小生頑張りました。

二、<出来損ない人形>と告白!?
 次の日、ラユルは昨日とほとんど変わらず自分の席に向かう。だが、その席の机にあのサラが座って、ラユルの顔をねこ●スみたいな笑顔で見ている。
「昨日、ライにもらったものがあるでしょう?包み隠さず、サラに見せるんだ!ほら!出せ〜」
朝っぱらからハイテンションなサラに、ラユルはいつも通りの態度で話す。
「見せる必要はない。それに、今日はもっていない」
 実は、ラユルは家に帰ってからもそれを眺めていると、速攻にマリーに見つかり、
「ラユル様は…ラユル様は、私だけを見ていればいいのですぅ!」
と言う意味不明なレズ発言をして、手紙をシュレッダーにかけたようなほど、細かく千切ってしまったのだ。
「もう、人形さんはサラに冷たいよ?マリーには優しいのにぃ」
サラは不満そうに、文句を言う。
「何で知ってるの」
マリーに優しくしているのは、家の中でだけだ。ラユルの家に近づく者はいないので、安心していたのだがサラの言葉には、本当はとても驚いた。
「あら、知らなかったの?サラは人形さんの真向かいの家だよ?毎日人形さんの声が聞こえてきて…、何で睨むの?サラ、何もしてないよ?何で引きずるのぉ!痛い!忘れてない!?サラは、天井が床なんだよ?室内限定だけど、天井にも障害ぶっ…」
これ以上、言いふらされるのはヤバいので、ガス風船のようにホームルームまでサラを引きずり回した。
 授業が始まっても、ラユルはサラのことと昨日の手紙のことが、頭を離れない。隣のライはというと、ラユルが視線を感じてチラッと見ただけで、顔を赤くさせてそっぽを向く。それを、サラは自席(廊下側の一番後ろ)からニヤニヤと眺める。
 そうして、放課後。
「なんの用?」
いつも通りの無表情で、薄ら寒い校舎裏に呼び出してきたライに尋ねた。
「えっと、その…」
ライは、それだけ言うと顔を赤くしてうつむいてしまった。
「知ってる?校舎裏ってどういう場所か…」
ずっと俯いたままのライに、ラユルは別の話題を振った。
「し、知ら ない」
一生懸命考えても、分からなかったライは正直に答えた。
「人形専門の執行人の処刑場」
ここは、誰にも見られないということから、感情や自我を持った人形が悲しみながら、相手の執行人を殺害する場所だ。
「え?俺はただ誰も居ないからと思って…」
「そう」
まったく、温かみのないラユルと、未だに顔を赤らめるライ。
「俺は、お前に言いたいことがあってきたんだ。べ、別にあのそういうことだから、…あ、やっぱりそうじゃなくって…」
「死んでください?やっぱり君も執行人?」
「え?」
ずっと、うろたえ続けるライにラユルは問う。今までも、初心者の執行人はこんな感じだったな、とラユルはおもっていた。
「違う!一度しか言わないから、よく聞いて。…好き だ」
「………」
ラユルは、延々と唖然していた。そんなこと言われたのは、初めてだった。
「…な、んで?」
やっと出てきたのは、そんな言葉だけだった。頭が真っ白になって、思考が停止していた。
「だ、だから、何でなんて言われても、別に笑ったときが可愛かったとか、家での性格がすすす好きとか、…いや、やっぱりそんなんじゃないから!」
笑顔なんて何時のことか、分からなかった。それよりも、家での性格というほうが気になっていた。
「家?」
「俺のうち隣なんだ…」
知らなかった。ラユルは、今日一日で色々なことを初めて知った。
「今の私では、あなたの気持ちには答えられない。だから、友達から始めない?」
それは、ラユルにとって精一杯の言葉だった。YESともNOとも答えられないから、それがラユルの配慮。
「い、いきなりじゃ無理だよな。と、友達から始めようか」
ライの表情は、悲しいようなほっとしたような、そんな感じだったがラユルも、これでいいと思って手を出した。それを、ライは理解したのか自分の手を差し出す。
 ラユルとライの手が触れようとした、その時だった。

              ○○○○○
人物紹介
・ライ
緊張すると、はっきりといえなくなってしまう。ラユルが好きで隣に住んでいる。(ツンデレにしようかな?なんて思ってました!でも、無理だったんですぅ!)
・サラ
言葉遣いが、ちょっと変わっている女の子。室内では、上下逆転してしまう。(モデル、います。ある本の登場人物+リアルの人)
・マリー
カリンの姉さんのような存在だった。ある事情で、人形になってしまった。今は、ラユルの下にいる。(ラユルもカリンも好き。みたいな、ちょっとレズっぽいところも!?)

Re: 神さまと世界と加護者 ( No.6 )
日時: 2012/03/16 18:26
名前: B・アリス (ID: m16n.Ntt)
参照: http://alice0127

三、<出来損ない人形>とマリー人形
ざくっという、肉を裂く音がしてライが反射的に手を押さえた。
「ラユル様に触れないでくれます?」
ラユルが、毎日聞きなれた声がした。
「…え?」
ライの手は血まみれで、手の甲がぱっくり開いている。その刃物を投擲したのは、
「あなたみたいな人、ラユル様の生涯に必要ありません。ラユル様には、私だけで充分です」
マリーだった。
「花華…どう して…?」
「それは、私がラユル様の代わりになるための、人形だからです」
何が何だか分からなかった。マリーの一語一語が、理解できなかった。
「ふふふ、可愛いですね。分かりませんか?私が『誰か』 否、『何か』を」
「まさか、刺客…?」
何も考えられないラユルの代わりに、ライが答える。
「と言うわけで、ラユル様には…そうですね、小鳥なんて如何でしょう?そうそう、そこのあなたには証人になってもらいます」
ライは、驚いて戸惑っていたが傷のついていない方の手で、ラユルの肩に触れた。ラユルは、ライの手から温かい体温を感じて、何かから解放されたように、ほうっとため息をついた。
「断る」
「そうですか、仕方ないですね」
息を吐くようなほど小さな声で、ライの動きが止まった。
「ラーユルー様♪」
歌うような口調で、何も出来ないラユルに近づいて、
 触れた。
 たったそれだけなのに、ラユルは真横に引っ張られるような感覚に襲われて、目をつぶった。
『ど、どうなったの?』
恐る恐る、目を開くと何もかもが大きく見えた。
いや、ラユルが小さく変化していた。
「どうですかぁ、小鳥の気分は。とっても可愛いですよ」
『こ、小鳥?あ、れ?』
ラユルは、慌てて自分の体を見下ろした。全身、金色の羽毛に覆われ、言葉はラウラウという風に聞こえる鳴き声に聞こえた。
「大丈夫です、ラユル様の人生は私が代わりに生きますから。死ぬまで、見守っていて下さい。ちなみにラユル様の行動範囲は、私から半径百メートル程度です」
マリーの手を叩く音で、やっと動き出したライは慌てはじめた。
「ラユル!と、鳥になっちまったのか?」
『ライ…私、初めて学校の人に名前を…』
「何言ってるの?さっきから何の用かって聞いてるのに、答えないでぼうっとしてるだけで、何それ?」
『マリー!?』
ラユルは、何が何だか分からなかった。
「え?今さっきまで華花っていう、人形が…」
「ふざけてるの?用がないなら、呼ばないで」
マリーは、普段のラユルとまったく同じ態度でライに背を向け、走り出した。
『マリー!一体どうなって…マリー、貴女は何?』
よく見ると、マリーは自分になっていた。
「ただの入れ替わり人形ですよ?」
まさしく、それはマリーではなく
 ラユルそのものだった。
「見ていてください、私がラユル様を忌み嫌った、この町の人々に罰を与えます」
マリーはこの時から、この言葉通りラユルの家を残して、人々を皆殺しにした。ラユルが、どんなに止めてもそれを笑い飛ばして、
「あははは、この町の人形さんは強いんですよ〜!」
と言っていた。この事件は、世界中に伝わりマリーはラユルとして、三主名学院という少年院に入った。

Re: 神さまと世界と加護者 ( No.7 )
日時: 2012/03/20 19:28
名前: B・アリス (ID: m16n.Ntt)
参照: http://alice0127

二章〜三主名祭〜
 祭りの会場は、神々の目と言われる星で、多くの人とご馳走が多々並んでいて、船から降りたラユルとマリーは驚いて目を見開いていた。
「うわ、さすが三主名祭ですね。ものすごい人の数…あまり離れないでください、ラユル様。ただでさえ目立つのですから、捕まえられたら焼き鳥にされますよ」
マリーは、そんなことを言っているが、ラユルの前にマリーの方が狙われそうである。
 自分でいる時は分からなかったが、ラユルの体に乗り移るマリーが、一歩歩くたびに周囲がざわめいて視線が突き刺さる。
『はいはい、華花は相変わらず敵という自覚ないわね〜』
そんなことを言っても、ラユルだって自分の体のまま三主名達に会いたかった。
 しかし未だに、ラユルは小鳥のまま。それでも、マリーはあの住宅街を破壊しつくしてからラユルに対して、非常に優しくなった。
 今日は、百年間の義務教育を終えた、一歳の子共達のためのお祝いと共に、三主名という三人グループが決められる。何故三人になったのかというと、加護者の人数が三人であることを習ったそうだ。
「さて、発表掲示板を見に行きましょう。ラユル様の三主名は、私が抹殺しますので、ラユル様はマリーとずっと一緒です」
『困る、せめて殺さないであげようよ…』
ラユルは、マリーが冗談で言っていると思っていた。だが、ラユルの顔で笑うマリーの目は笑っていなかった。
 そんな会話をしているうちに、強制面会の合図があった。
 強制面会とは、ある一定の時間までに自分の三主名を見つけられなかった者のための、一部にとってはありがた迷惑な制度である。
「……?」
突如、目の前の風景が変化して、周りは少々自然の感じられる場所に出た。
『なんなんですか〜!ここはどこですか〜!』
という、いかにもお嬢様っぽい声が、頭に直接響いてきた。
 ラユルたちは、その声がするほうに進んでみると、和風人形のような少女が慌てふためいるのが見えた。
「あ、の…」
『いやあ!誰ですか、一体貴女はだれなんですか、来ないでください〜!』
さすがに、聞きほれるほど綺麗な声でここまで言われると、そばによれなくなってしまう。
「…えっと、大丈夫ですか?」
蹲って顔を隠す少女に、マリーはラユルに代わって一応声をかけてみた。
 ところが、返ってきたのは
「ヴゥ〜〜〜…」
と言う威嚇の声。とても同じ人間とは思えない。声に加わる威圧感に圧倒されて、ラユルたちはもと来た道を帰ろうとした。
「何してるの」
しかし、目の前にはロシア人形のような少女がいる。小鳥のラユルに氷のような目線を送っていたが、マリーの向こうにいる少女を見つけると、マリーの手を引いて少女の方に近づいた。
「ルイリ」
『「え?」』
ロシア人形のような少女は、ぽつりと呟いた。
『何で知ってるのですか?』
蹲っていた少女は、恐る恐る顔を上げた。
 その目は血のように赤く、右目は御札によって隠されている。
 三人にその御札を見つめられて、ルイリと呼ばれた少女は、右目を抑えた。
「私、ラユル。よろしくね」
マリーは、ルイリに目線を合わせて、それとなく手を差し出した。
 だが、
「グルルルゥゥゥ…」
ルイリは、瞳に嫌悪を浮かべるとマリーの手に、
噛み付いた。
「痛っ」
『貴女はラユルじゃありませんね。何故、嘘をつくのです?』
ルイリは、丁寧な言葉とは裏腹にマリーを睨みつけている。
「だったら、貴女は自分という存在がなんの偽りもないと言えますか?」
『言えますよ、私は。』
ラユルはその時何となくだが、ルイリの叫びを聞いたような気がした。すると、ルイリはマリーの手を開放して、言った。
『ですが、貴女は人間ではありませんね?この作り物が!!!』
よく見るとマリーの手には、噛まれた痕など微塵も残っていなかった。
「三主名同士は、傷つけられないのですよね、深い信頼がない限り。ラユル様どうやら私がこの方々の三主名のようですよ!」
マリーは、肩の上にとまっているラユルに笑って見せた。
 信じられなかった、ラユルはいつか誰かが小鳥の自分を助けてくれると思っていたから。
 その場にいられなくなったラユルは、パタパタと羽ばたいて逃げ出そうとした。だが、後ろから素早くマリーが手を伸ばして捕まえようとする。
「それ、よこして」
ちょっと小さめの声で、誰かが呟いた。たったそれだけなのに、マリーがラユルに触れた瞬間、ロシア人形のような少女の手にある鳥籠に入っていた。
『これは…』
「魔法。この籠は魔よけになっている」
その言葉を聞いてラユルは納得した。
 籠の中では、今マリーが着ている服と同じものが、ラユルの小さくなった身体に被さっており、マリーの姿が薄れると共にラユルが人間に戻っていったのだ。
 百年も一緒にいたものが消えるのは、とっても悲しかったが
「ラユル様、ごめんなさい。それと、一緒にいられて嬉しかったです」
何十年も敵だったのに、ラユルはその言葉だけで大泣きしていた。
「ありがとう、ありがとう!」
それから数時間、ラユルは泣き続けていたがよく見ると、残った二人はまったく無表情なので、慌てて涙を拭いた。
「人形は消えた。僕らの三主名は揃った。面倒だけれど一応言わないといけないんだろうが、僕はフィリア。普通に女だから」
そんな自己紹介だったフィリアだが、未だラユルを籠に入れっぱなし。
 狙われる可能性があるらしく、ラユルはこの中で一番弱いかららしい。
「二人共、三主名については聞いていると思うが、まず証が必要。これは、僕がいつのまにか預かることになったものだ。
 目の色に合わせろと言われているので、個人の自由はない」
渡されたのは、大きなカラーダイヤ。何かに役に立つと思い、普通に首に下げた。
「これは、僕等の力を抑えるためのものでもあるので、必要なとき以外は着けておくこと。だが、ルイリの場合ラユルと僕に影響はないが、その他は以前と変わらないので、よろしく」
 こうして、ラユル・ルイリ・フィリアは一時期平穏に暮らしていた。

Re: 神さまと世界と加護者 オリキャラ募集中 ( No.8 )
日時: 2012/03/26 16:40
名前: B・アリス (ID: m16n.Ntt)
参照: http://alice0127

 最近、登場人物が思いつかず只今スランプ中…
です。
 オリキャラ(?)募集します。

 名前:

 性別:女or男orその他(妖怪、性別不明など)

 性格:(闇っぽいもの!明るく健全なキャラは
名前からブラックなアリスとやらが壊す可能性アリ)

 サンプルボイス:(できれば表の時と裏の時両方)

 付属:

 こんなモノなのでしょうか?
 募集自体初めてなので、温かく見てください。
 はっきり言って変人募集しています!変人と言いますが
変態は募集してません。
 出来れば、なんか裏のある人。二重人格とか、殺人者とか!
人形、妖怪、魔女、幽霊!
 です。
 宜しくお願いします♪


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