ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ヨハネスの黙示録─緒言─
日時: 2012/03/18 09:00
名前: Johannes (ID: HhjtY6GF)




あなたはこの世に、『超能力者』が存在すると信じていますか?





─第01章<緒言>─
登場人物>>001 >>004 >>005
第00話(prologue)>>002  第00.0話(prologue side)>>008
第01話>>003
第02話>>007
第03話>>009
第04話
第05話
第06話
第07話
第08話
第09話
第10話
 

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Re: 黙示録─緒言─ ( No.2 )
日時: 2012/03/10 21:41
名前: Johannes (ID: HhjtY6GF)

・・・・・・[Prologue]

この世界、何が起こるか分からない。
でも、これだけは分かる。

世界は、地球はいつか、人類が壊してしまうという現実に直面すること──────。

私はそれを阻止するために、12の物語を起こすことにした。
今は意味が理解できないかもしれないが、いつか必ず理解できる時は来る。
その時は、レボリューションを実現できた時だ。
私は誓うよ。愛する者、大切な者、全てを守るために、自分の人生を捨て、この計画を実行させる。

   「私は、現実から逃げる人類に非現実を教育する。」

さぁ、はじめよう。まずは緒言から・・・・・・────。










  2012年3月10日土曜日 東宝高等学校屋上

「私は、この世界のどこかに超能力者がいると思ってるんだよね。てか、絶対に存在するはず!!」

そう豪語する絵野出雲は、同じように屋上で寝そべる神野正典に言う。
「映画の見すぎだって。いる筈ないじゃん。」
「正典は夢がないなぁ・・・信じることが、実現のきっかけなんだよ。」
出雲はショートヘアーの黒髪を靡かせながら上半身を起こすと、大きく背伸びをした。
「今日も、良い天気だね。」
雲ひとつない真っ青な空を見上げながら、出雲は囁いた。
「そうだな。」
正典も上半身を起こし、そっと出雲の手の上に自分の手を乗せる。
2人が付き合い始めて約3年。正典は、こんな幸せで平凡な生活がこれからもずっと、続くと思っていた。
でも、それは叶わね願いだと、すぐ知ることになる。

     「正典、行こう。」

彼女の手に惹かれ、彼は立ち上がる。
彼女の手のぬくもり、優しさ、匂い、彼女の全てが彼の生きがい。
「出雲、愛してるよ。」
正典の口から自然に、そんな言葉が出た。
出雲は正典の言葉を聞き、頬を赤らめながら言い返した。
「私も、正典のこと愛してるよ。」
2人は互いの顔を見て微笑み、屋上を後にした。


******


 時は同じくして、世田谷区住宅街


お昼時の閑静な住宅街に建つとある一軒の家前に、パトカーに消防車、救急車が停車していた。
2階建てのどこにでもありそうな家は、‘keepout’の黄色いテープで囲まれ、関係者以外立ち入り禁止となっていた。
「はいはい・・・ちと失礼。」
現場に群がる近所の住人の人ごみから、警視庁捜査一課の刑事が現れた。
「通るよ。」
「寺田先輩、お疲れさまです。」
警視庁捜査一課の警部である寺田誠人は、後輩の赤井柊介警部補の挨拶を受けながら現場に入った。
「で、殺人?強盗?それとも両方?」
寺田は寝癖と思われる髪をボサボサと掻きながら、ダルそうに赤井に尋ねる。
「また先輩・・・・・・休日だからって、もう正午過ぎですよ。」
「いいじゃねぇか、休みの時くらい。女房と息子は朝から買い物行ってるし、ゆっくりできるのは・・・・・・」
「もういいです。」
赤井は寺田の話が長くなりそうなことを予感して、すぐに止めた。
2人はスーツのポケットから指紋防止用の白い手袋を付け、玄関から家の中に入る。
「現場は?」
「奥のリビングと庭です。」
この時、寺田は勝手に強盗と思い込んだ。しかしその安易な考えは、一瞬で砕け散った。

  「・・・・・・・・・赤井、これは事故か?それとも災害の一種か?」



リビングと庭の一部が、ごっそりと“消えていた”。

リビングは天井から床までパックリと消え、2階の部屋が見えた。

庭は一面緑色の芝生なのに、そこだけ茶色の土が見えている。


これはまるで、写真で撮った風景の一部をハサミで球状に切り取ったような光景だった。



「原因は不明ですが、現場付近の住人が不審な爆発音を聞いています。」
「ガス爆発か?・・・・・・んな訳ないか。」
寺田はリビングに近づき、隣接するキッチンを覗く。
キッチンのシンクの庭よりのほうが消え、内部が露となっていた。
シンクしたから延びる水道管から水がポタポタと落ち、地面が濡れている。
「ここの住人は?」
「夫婦が住んでいましたが、その夫婦は行方不明です。4歳の息子は保育園で保護されました。」
「・・・・・・とりあえず鑑識待ちだな。これは、手に負えないわ。」
寺田はため息を吐きながら現場を去ろうとした、その時だった。

     ガン!!ガン!! ガン!!  ガン!!ガン!!ガン!!

庭の隅にあるプレハブ倉庫から、何かを叩くような音が聞こえた。
「何だ!?」
赤井が腰から銃を取り出し、倉庫に駆け寄る。
倉庫付近にいた鑑識は慌ててプレハブ倉庫から離れ、刑事たちが倉庫を囲む。
「赤井、気をつけろ。」
「・・・・・・全員構えてろ。」
赤井は拳銃を構えたまま、倉庫の扉に手をかける。そして、一気に扉を開けた。


「んー!!んー!!んーんー!!」


手足を拘束され、口にガムテープを貼られた2人組の男女が壁に寄りかかっていた。
赤井はすぐに行方不明の夫婦と気づき、夫婦の拘束を解いて倉庫から出した。
「大丈夫ですか?」



     「あ、あ、あれは一体何ですか!?」



男性の方は赤井の肩を掴んで、鬼の形相で息を荒げながら叫んだ。
「お、落ち着いて下さい。私たちは警察です。何があったのですか?」
「いたんだ!!本当にいたんだ!!あれは・・・あれは・・・現実では存在しないと思っていた・・・・・・」
男性は膝から崩れ落ち、突然気を失った。
女性の方は放心状態であり、最早話せる状態ではない。
「救急車に運べ、表に止めてあんだろ。病院で話を聞こう。」
寺田はそう言うと、赤井と刑事たちと共に気絶した夫婦を運び、家の表に待機中の救急車へと急いだ。

Re: 黙示録─緒言─ ( No.3 )
日時: 2012/03/11 10:06
名前: Johannes (ID: HhjtY6GF)

・・・・・・[戦慄の終業式]

「うーっす、とうとう春休みだな。」

登校してきた正典に真っ先に声をかけたのは、サッカー部の主将である岡部悠介だった。
「そうだな。」
「相変わらず暗いな、ハハハッ。」
正典は悠介の言葉を無視して、そのまま自分の席に座った。
岡部悠介はサッカー部のエースで、恐らく県内で知らない者はいないほどのサッカー技術を持っている。
しかし、悠介は世間で言う『サッカー馬鹿』。サッカー以外、つまり勉強はからっきしである。
「お早うさん。」
「おはよう。」
正典の右側の席に座る関西出身の女子生徒、東水梨。
「今日の朝ニュース見た?世田谷の方でえらい事があったらしいな。」
「・・・・・・知らない。」
「はぁ?ニュースぐらい見ろや、世間について行けへんで。」
口が閉じることのない水梨。彼女は、女子だがこのクラスのムードメーカーである。
授業妨害もしばしばだが、成績と運動神経は女子の中でピカ一だ。
つまり、総合的に見れば悠介よりも水梨の方が上である。



   『えー、生徒の呼び出しをします。呼び出された生徒は、早急に体育館ステージ前に集合してください。』



突然の放送、騒がしかったクラスメイトが静かになる。
「なんや、朝から騒がしいな。」
お前の方が騒がしいよ、と正典は水梨に言おうとしたが、また五月蝿くなるので止めた。


  『2年9組の東水梨,岡部悠介,神野正典,山岡梓。』


呼び出しを喰らった生徒の名前を聞いて、4人の中で水梨と悠介だけが声を上げて驚いた。
「なんで俺?俺なにかしたっけ?」
「そんなん私もや。なんで私が呼ばれんねん。」
2人の文句を無視して、放送は続く。


  『2年11組の絵野出雲。』

  『2年12組の花園翔太,工藤礼。』

  『2年2組の桐嶋誠一郎。』

  『3年5組の佐々木九之介。』

  『3年9組の石尾真里。以上の10名は、早急に体育館ステージ前に集合してください。』


呼び出されたのは、2年生8名と3年生2名の計10名。
同じクラスである正典、悠介、水梨、山岡梓は顔を合わせて首を傾げた。
この4人には共通点がない、ゆえに謎が深まる。
「とりあえず行って、ちゃちゃっと終わらしちゃおうぜ。」
悠介は大あくびをしながら教室を出た。
続けて梓、水梨、と出て行く。
「・・・出雲も呼ばれたのか。」
正典は何か嫌な予感を感じたが、3人と共に体育館へと向かった。


******


  体育館 ステージ前


呼び出された生徒10名は、3分程度で集合した。
「会長、今日はどうして学校に?」
正典はステージに寄り掛かって腕を組んでいる、前生徒会長の佐々木九之介に声をかけた。
「卒業式も終わったのに・・・・・・」
「わ、忘れ物を取りに来ただけだよ、後はお世話になった先生への挨拶だ。」
九之介は笑顔で正典に言う。
周囲を見渡すと、正典を含めて10名の生徒が、どうして呼ばれたのか理解できていなかった。
「正典、これ何の集合?最初は生徒会の集合と思ったけど・・・・・・」
出雲が不安そうな表情を浮かべながら、正典に駆け寄る。
「分からない。けど、大丈夫だよ。」
正典は笑顔で言葉をかけ、出雲の不安を和らげようとした。
そんな矢先だった。





      「全員動くな、そして騒ぐな。」






ステージの左右横から、マシンガンらしき物を持った男女9人が現れた。
「は?なんだよお前ら?」
悠介が先頭に立つ茶髪の男性に言う。
「全員囲んで、気絶させろ。気絶させたら裏に運べ。」
茶髪の男性がそう言うと、ステージから茶髪の男性以外の8人が降りて、次々に集合した10人に突進する。



 「が、ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」   「わぁぁぁぁ!!!!!」


    「あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」      「ぐはぁ!?」


「ちょ、ちょっがぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!!」    「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」    「なんだよっぐっ!!」


「正典!!いやっ!!やめて!!きゃあっ!!!!」


   「出雲!!!うっ!!!!な、なんだよ・・・・・・これ・・・・・・」


「おいおい・・・ちょっちょ、がはっ!?」



10人は悲鳴を上げ、その場に気絶した。
彼らを囲んだ8人の手には、改造スタンガンが青い電撃を走らせていた。
「順調だな。さっさと運べ。時間がない。」
茶髪の男性は8人に言うと、体育館の天井を見上げた。
「ついに・・・この日が来た・・・・・・。」



   「戦慄の終業式、最悪春休みの幕開けだ。」



男性は不気味に微笑み、ステージ裏に運ばれていく10名と共にその場を去った。

Re: 黙示録─緒言─ ( No.4 )
日時: 2012/03/12 18:45
名前: Johannes (ID: HhjtY6GF)

  version→サバイバルゲーム参加者

【岡部悠介 ‐ オカベ ユウスケ】
2年9組在籍。17歳。サッカー部主将であり、県内では誰しもが知るほどのサッカー技術を身につけている。
若干のナルシストと自己主張が激しい性格の持ち主。運動能力においては高いが、成績は学年最下層をゆく。

【東水梨 ‐ アズマ ミドリ】
2年9組在籍。17歳。関西出身でクラスのムードメーカー。フレンドリーですぐに誰とでも仲良くなれる。
学年では、女子の中で一番の運動神経と成績を持つ。

【桐嶋誠一郎 ‐ キリシマ セイイチロウ】
2年2組在籍。17歳。陸上部所属。正典とは中学時代からの知り合いだが、特に仲が良いわけではない。

【花園翔太 ‐ ハナゾノ ショウタ】
2年12組在籍。17歳。東宝高校では有名な不良であり、数々の問題を起こしている問題児。過去に停学処分を受けている。

【工藤礼 ‐ クドウ レイ】
2年12組在籍。17歳。弱気でネガティブ思考の持ち主。

【佐々木九之介 ‐ ササキ キュウノスケ】
元3年5組在籍。18歳。元生徒会長。忘れ物の回収と恩師へお礼を言うために高校を訪れた際、運悪く巻き込まれた。

【石尾真里 ‐ イシオ マリ】
元3年9組在籍。18歳。元書道部主将。将来は芸能界で働くことが夢であり、現在は東京芸能事務所に在籍。
後輩の面倒見が良く穏やかな性格であり、誰も怒った姿を見たことがない。九之介同様の理由で、運悪く巻き込まれた。

Re: 黙示録─緒言─ ( No.5 )
日時: 2012/03/12 08:53
名前: Johannes (ID: HhjtY6GF)

  version→テロリスト‘エフェソス’

【???? ‐ ????】
テロリスト集団のリーダー。正体不明。

【新井数也 ‐ アライ カズヤ】
テロリスト集団の副リーダー。17歳。東宝高校占拠計画の総指揮を担っている。茶髪。

【緒方里子 ‐ オガタ サトコ】
格闘技術に長けた女性メンバー。17歳。

【加藤理太郎 ‐ カトウ リタロウ】
パソコン,機械操作技術に長けたメンバー。17歳。遠視のため緑色のメガネをかけている。

【佐田英彦 ‐ サダ ヒデヒコ】
元東宝高校生徒。18歳。元生徒会執行部副会長。

【国本一 ‐ クニモト ハジメ】
元東宝高校生徒。17歳。2年生の1学期に暴力事件を起こして退学。メンバー内では特に気性が荒い。

【育田健 ‐ イクタ タケル】
花園翔太の中学時代の親友。17歳。臆病な一面を多々見せるが・・・。

【リンカーン ‐ リンカーン】
道化師模様の仮面を装着したメンバー。

【ナイト ‐ ナイト】
騎士模様の仮面を装着したメンバー。

【ハピネス ‐ ハピネス】
戦隊ものの模様の仮面を装着したメンバー。

Re: 黙示録─緒言─登場人物up ( No.6 )
日時: 2012/03/12 15:38
名前: あ (ID: CnuWh.SU)

これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。

これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。
驚く結果をご覧いただけます。


このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事がかなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。


約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。
たった3分ですから、ためす価値ありです。


まず、ペンと、紙をご用意下さい。


先を読むと、願い事が叶わなくなります。


①まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。


②1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。


③3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味のある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名前をかく)


必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。


④4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。


まだ、先を見てはいけませんよ!!


⑤8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。


⑥最後にお願い事をして下さい。


さて、ゲームの解説です。


1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。

2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。

3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。

4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。

5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。

6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。

7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。

8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。

9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。

10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。


この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。


そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?



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