ダーク・ファンタジー小説
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- 禁じられた遊び〜Alice game〜【白雪姫の林檎短編集】
- 日時: 2013/08/06 14:11
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=10973
↑上記のURLは、arrangeまえの『白雪姫のリンゴ』です。
ご覧になりたいかたは、ここから飛んでってください(^_^;)))
*目次*
プロローグを見たら、お好きなところをtap!
登場人物は話によって違うので、ここでは控えます。
プロローグ
>>2童話です。
白と雪の幻影
>>3>>5序章のような感じ。
マッチに願いを。(マッチ売りの少女)
>>6-17可哀想な1人の少女のお話。
ガラスの靴
>>19>>21>>25>>30>>33>>37
answer>>考え中。また今度書きます。
禁じられた遊び ~ Alice game ~
>>執筆準備中
Pandora box(パンドラの箱)
>>
黒ずきんちゃん(赤ずきん)
>>
ヤンデルとグレテル(ヘンゼルとグレーテル)
>>
*ご挨拶*
おはこんばんちわ。
どうも!みみぃでござります。
今作で*作目となります!(忘れたテヘペロ☆)
ところでこの作品に似てる作品の名前知ってる人〜〜〜〜
いたらマジ神だと思いやーす。
お察しの通り、この小説は初投稿作品をアレンジしたやつです。
ところで……設定崩壊しましたテヘペロ死んでしまうとは情けない……
*schedule*
月 ピアノがあるので更新できません。
火 いつも通り営業中。
水 あ〜ちょっと少ないかも。
木 いやぁぁ、聞かないでぇぇぇ
金 いつもよりも多目に!
土・日 どちらか更新できません。
…なんでこんなの書いたんだろう……
*specialthanks*
名前・代表作品
きつね様「ムムリアの花指輪」
小虎。様 (探し中。)
柚音 剣士様「暗闇のサーカス団」
にゃん花様 (探してます)
circus様「アタシにキョウミをモッテ。」
みゆう様「百物語 ~ ヒャクモノガタリ ~ 」
藍歌様「月の悪魔」
zorolove☆様「私、サンジさんの彼女です」
ミム様 「世界はこんなにも」
品川 マイリ様「*偽りゲーム*」
宇治金時アヅキ「薔薇戦争」
華世様 「生きる希望を下さい」
REM「オウサマ殺害贖罪ゲーム」
リリアン様「ウサギ小屋で独りきりのウサギのルル」
どんどんこれから増やしていきます!ここにコメントしてくださったかたは
自分の代表作品も書いてくださると助かります。
ぜひ↑のかたの小説も見に行ってほしいです(^-^;
*お知らせ*
7/13 参照100突破(^○^)
7/20 参照200突破(⌒0⌒)/~~
7/24 参照300突破 ∑ (゜ロ゜;
7/27 参照400突破(゜゜;)\(--;)
7/30 参照500突破σ(^_^;)?
8/03 参照600突破(・・;)))
皆様いつもいつもご覧いただき、ありがとうございます(T-T)
ついに600……うん、これは夢だな。
それに、駄作ですしね(笑)これからも頑張るぞd=(^o^)=b
*注意事項っぽいもの(必ず読んでくださいね)*
Ⅰ omnibus fantasy(短編集)系です。
Ⅱ 文章力ないですよ(^^)v
Ⅲ 荒らし目的なら、即退場してください(^o^)v
Ⅳ アドバイス受付中ですよ(;´д`)
Ⅴ 更新はなるべく1日1つはするつもりです(‾▽‾;)
Ⅵ ボカロ好きですよ ~
*もっと白雪姫WORLDを楽しむために。*
白雪姫とは、あの有名な童話の主人公ではなく、この物語の案内人です。
扉を開けばすぐ、夢の世界へとあざなってくれます。
・マッチに願いを。
少し曖昧な作品です。
少女ルナが燃やした屋敷に実はリッカがいました。
結果、どうなったかは皆様がお考えの通りです。
・ガラスの靴
emptyなど所詮は存在しなかったのです。
少し表情を表すのが苦手なだけで。
靴でさらに感情を抑えられていたのです。
あなたはどう思いますか?あれが正しい答えだったのか──
皆さん、どうぞゆっくりしていってくださいね。
- Re: マッチに願いを。(マッチ売りの少女)【白雪姫の林檎短編集】 ( No.13 )
- 日時: 2013/07/15 06:56
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
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「ねー、あれ買って〜」
「ん?あー、いいぞ。リッカはかわいいな。」
裕福そうないでたちの少女リッカは、すでにルナの近くにいた。
「リッカ、ちょっとお父さんはあっちに行っているから、ここで待ってなさ
い。」
「はーい!」
可愛らしく微笑んでリッカは父に手をしばらく振りつづけた。
父がいなくなったので、リッカが1人、商店街を歩いていると…
「なんかほしいなぁ……」
お腹が空いてきた。お金はあったし。
「あっ、ハンバーガーだ!」
その時……
「……マッチは要りませんか?あたたかいですよ…」
店の隅っこでマッチを売る、1人の少女がいた。
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- Re: マッチに願いを。(マッチ売りの少女)【白雪姫の林檎短編集】 ( No.14 )
- 日時: 2013/07/15 21:57
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
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誰だろう。私と歳は同じくらいかな……
リッカと同じくらいの少女は、目立たない店の隅っこでなにかを握っていた。気
になったので、近づいてみた。そこには驚くべき光景がリッカに待ち受けていた
。
「え……あ……」
ぼろぼろのつぎはぎされたエプロン、
すすだらけの顔。
そして何より、
痩せこけて骨のように細い腕、
抱きしめたら折れてしまいそうなか細い身体。
「人間じゃない。」
こんな人間を初めて見た、裕福な少女はそう呟いた。
その言葉が聞こえたのか、その少女は振り返った_________
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- Re: マッチに願いを。(マッチ売りの少女)【白雪姫の林檎短編集】 ( No.15 )
- 日時: 2013/07/16 20:19
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
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振り返った少女はびっくりしたような表情をしていた。
「あっ…」
聞かれてしまった。ひどいこと言っちゃった……
リッカは目の前の少女に頭を下げた。
「ごめんなさいっ!ひどいことを言ってしまいました!」
すると、少女はきょとんとした可愛らしい顔をした。
「え?…そんなこといいましたか?」
「そそんな…私をかばわなくてもいいんですよっ!」
「へ?どうしてですか?」
しばらく、少女は私をかばってくれているのだとリッカは思っていた。しかし
す
ぐ、少女が本気でそう思っているのに気づいた。
あんな近くで言ったのに……
少女の耳はすでに壊れかけていた。
「……あの、何を売っているんですか?」
「あ、マッチです…」
「そっかぁ……」
リッカは自分の手持ちの残金を見る。
(150ミルか……)
これだけあればハンバーガーが1つ買える。しかし、マッチを買えばハンバー
ガーは買えなくなる。
「あの……」
言いづらそうに、リッカが切り出す。
「えと、マッチはちょっt…」
「わかってますよ。」
……あ
少女は悲しい、悲しい、とても切ない顔で__________
「わかってたんですよ。はじめから。こんなマッチ、誰も買ってくれない
って。…あなただけです。こんな私を見つけてくれたのは。」
「さよなら。」
_____笑った。
その姿はどんな人よりも美しかった。
こんな時に笑えるなんて。
あなたはすごいね……
少女が後ろを向いて去っていく。
強い。私には絶対できない。でも、この娘は強くてもいつか…
「待って!!」
少女が振り返った。その瞳にはやはり涙が浮かんでいた。
「マッチを7箱ください!」
ぱああっとクリスマス・イブに華が咲いた。
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- Re: マッチに願いを。(マッチ売りの少女)【白雪姫の林檎短編集】 ( No.16 )
- 日時: 2013/07/18 22:36
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
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その日の夜______
ドンドン、ドンドン。
「ねえねえ、お父さん。」
ドンドン、ドンドン。
「今日ね、マッチが7箱売れたんだよ。」
ドンドン、ドンドン。
「だからねぇ……」
ルナは懸命に扉を叩く。
「開けてよ。お家に入りたいよ。」
中からは音1つ聞こえない。
「ねえ………
開けてよぉぉぉぉぉぉぉぉ」
家のなかでは1人の男性が餓死していた。
******************************************************************
もう、足がうまく動かないな……
ルナの足はすでに腐敗し、限界にまで陥っていた。
……なんだか眠いなぁ……このまま眠っちゃえば楽になれるのかな?
目を閉じて……夢の世界へと……行ける…?
「お母さ…ん」
「あら、ご機嫌よう。」
夢の世界への入り口にはきらびやかな少女が立っていた。
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- Re: マッチに願いを。(マッチ売りの少女)【白雪姫の林檎短編集】 ( No.17 )
- 日時: 2013/07/23 22:12
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
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目がさめるほど鮮やかなドレスを身にまとったある少女がルナの目の前に立って
いた。
「あ、あなたは誰ですか……?」
「ルリ・ヴィーナスよ。」
背筋がゾクッとした。
蕀<いばら>のヴィーナス……この辺じゃ有名人だ。
親がこの辺を牛耳っていて、その2人の1人娘であるルリは、何をやっても全て
帳消しにされるため、よく弱いものいじめをしている。
その姿は残酷で、まさに真っ赤な薔薇のよう。いつも真っ赤なドレスを着ている
ためでもある。しかし、特に美人というわけではない。ていうかブサイク。
そしてそんな彼女が私のところへやってきた理由はただ1つ_______
蹴り飛ばされる。
とたんに映像がスローモーションになる。
籠から全てのマッチが飛び出て泣き叫ぶ。
そして私も泣いた。
それと同時に鋭い痛みが襲いかかった。
「おほほほほ。今日はリッカ様のお屋敷でノエルを祝うのですわ。」
そんなルナとは裏腹に、ルリは楽しげに笑う。
「あなたも来てみてはいかがかしら?あ、無理ですわね。あなたにはパーティード
レスなんてもの、ありませんでしたわね。残念だわ。本当に。おほほほ」
納得と怒りが同時に込み上げてきた。
「それでは、ごきげんよう。」
ニヤニヤといつまでも笑いながら、ルリは去っていった。
1人マッチを拾うルナは、腐った脳で、考える。
ああ、なんて私は可哀想なんだろう、と。
うまれたときから死ぬときまで____
だからね。
最後に______
復讐を。
復讐ヲ。
******************************************************************
彼女のあとを追い、屋敷を見つけた。
ずいぶん立派な屋敷で、他の建物か全て小さく見えた。
ここに……アイツが……
もはやルナには、嫌がらせでさえも許せなくなっていた。
ごそごそと籠のなかを探る。
そこにあったのは、1本のマッチだけだった。
「…あは、あはははははははははは!!!」
頭が腐ったルナでもわかる。これじゃこんな大きな建物は燃やせない、と。
「ふふふ。そんなことだろうと思ったよ。」
突然ルナはニヤリといやらしい笑みを浮かべた。
そして、庭の茂みをごそごそとあさり、あるものを取り出した__
それは……
____大量のガソリンだった。
「これでいっぱい燃やせるね……」
ガソリンを辺りに撒いて、
ルナは最後のマッチをする。
ぼわぁぁぁぁっと一気に炎は燃え移り、すぐに屋敷じゅうが燃え始めた。
「やったぁ」
最後の望みは叶えられた。もう心残りはないね。
……あれ?
何かいいにおいがする……
わあ、ケーキだ…
そっか、今日はクリスマスかぁ……
……あ
いろんな光景が炎のなかに見えた。
お母さん、
お父さん、
義父さん。
皆、炎の奥へ去っていく。
…待って!!行かないで!!
お母さん、お父さん!!!
あ、そうか。
こっちから行けばいいんた。
お母さん、お父さん。
今すぐそっちへ行くね。
ルナはゆっくりとあるきだした______
その後、少女の姿を見たものはいない。
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
マッチに願いを。、完。