ダーク・ファンタジー小説
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- くろこちゃん
- 日時: 2013/08/02 22:12
- 名前: zorolove☆ ◆hy8R8Q8mII (ID: eko4n.ZF)
はじめましての方も、お久しぶりの方も、誰やコイツ!という方も!
こんばんは!二次創作(紙ほか)に生息しているzoroloveです(^_^)/
今日は出張!シリアス版へ来てしまいました!
なので近日中に終わると思います・・・。従って小説大会には出場しません。
あ、題名は気にしないでくだされ。「○子のバ○ケ」とは関係ありませぬ。
※注意 下記に当てはまる方は、即back!!
1.二次創作がシリアスくんぢゃねー
2.おもろくねーww
3.ド素人ーーーwwww
4.zorolove!!知ってる知ってる!!あのクソ野郎でしょ☆
そしてグロ系無理な方!!即backでごじゃります!!
それでは、くろこちゃんの世界へ、いってらっしゃいませ(^_^)
出で来れなくなったら・・・。くろこちゃんに消されてしまったのかも、しれませんね。
目次
プロローグ>>1
一話>>2 十一話>>26-27
二話>>3 十二話>>28
三話>>6 十三話>>29-30
四話>>7
五話>>11
六話>>12-13
七話>>16
八話>>17-18
九話>>19
十話>>22>>25
- Re: くろこちゃん ( No.3 )
- 日時: 2013/07/21 20:27
- 名前: zorolove☆ ◆hy8R8Q8mII (ID: pVoFPF2t)
「ほんっとごめん明日香!!うるさくって勉強できなかったよね!?」
「ううん!大丈夫だよ!!賑やかでよかったよ!?逆に!!」
幸来は勉強が出来るほう。まあ運動はそこそこ?
今日は宿題見せてもらおうという目的で来たわけなんだけどさ・・・。
・・・実留ってヤツ。幸来の妹。
うるさ過ぎる。おかげで宿題が写せなかったじゃない!!!
ウザい。ウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザい
消したい。
「・・・・明日香?」
「・・・!!!何?」
「ボーっとしてたけど・・・。何かあった?」
ああ遭ったよ。実留という奴に邪魔されたという悲劇がね。
「別にぃ?何にもっ!!」
私はわざとらしく笑い飛ばした。そして、話題を変えた。
「ねえ・・・。実留が言ってた・・・。『くろこちゃん』ってさ、何?」
「え?ああ。おかしいよね、あれ。えーっと、私が聞いた話では・・・。」
くろこちゃん。
実留が言うには、全身が黒。黒。黒。すべてが黒。
くろこちゃんは、友達が実留しかいないらしい。
毎日、実留に会うのを楽しみにしているということ。
「・・・・気味悪いでしょ?しかも家に住んでるって言うんだよ?怖くて寝れないっっ!!!」
幸来はブルブル震えている。幸来は幽霊系が苦手だ。
私はこういうのは信じない主義。
何言ってんの?くろこちゃん?馬鹿らしい。そんなのいるわけないじゃない。何かの錯覚よ。
- Re: くろこちゃん ( No.4 )
- 日時: 2013/07/21 20:48
- 名前: みみぃ ◆xFy/V8wehE (ID: 8jXgF63k)
zorolove☆さーーん!!
やば、ちょーうまいんですけど(^-^)
え?くろこちゃんってあの
○子の○スケの?なわけないか(笑)
頑張って下さい!!
- Re: くろこちゃん ( No.5 )
- 日時: 2013/07/22 13:37
- 名前: zorolove☆ ◆hy8R8Q8mII (ID: OPVNjM8g)
こんにちは——!!
うまいですか!?ありがとうですm(__)m
違いますw
○英社の○ャ○プで連載中の○子の○スケとは全く関係ありませぬww
実をいうと私の幼いころの話が少し混ざっておるのです。
私には『くろこちゃん』という他の人には見えないお友達がいたそうですよw怖っっ!!
頑張ります!!
- Re: くろこちゃん ( No.6 )
- 日時: 2013/07/22 22:00
- 名前: zorolove☆ ◆hy8R8Q8mII (ID: fExWvc7P)
私は、思ったことは口には出さない。
けど、これは口にしていいと思った。
「・・・そんなの、いるわけないじゃない?」
「・・・・え?そうかな・・・。」
「・・ばからしいよ。」
別にそこまで言うつもりはなかったのに、私の口は気づいたらもうしゃべっていた。
まずい。どんどん幸来の表情が曇っていく。
「何も、そこまで貶すことないじゃない。」
「別に、貶したつもりは・・・。」
「・・なら、いいけど。」
そう幸来は言ったけれど、顔はまだ怒っている。バカだな、と私は親友にもかかわらずそう思っていた。
**********************************
「ただいま〜。」
誰もいない家に挨拶をする。
現在、私の両親は旅行中。
娘をおいて。
夏休みが取れたから、ゆっくりしたいらしい。
何なの?この家は。娘をおいて旅行?家族崩壊している。
一人で手を洗い、ご飯を食べ、風呂に入った。
パジャマに着替え、ベットに潜り込む。
一体、この怒りは誰にぶつけたらいいのだろう。
かかとでベットを一蹴りする。そのたびにベットがギシギシと音を立てた。
ふと、幸来と実留が言っていたくろこちゃんが頭をよぎった。
「くろこちゃん、か・・・。」
くろこちゃんがもし殺人鬼だったら。それほど好都合なことはない。
まず、実留を消してもらいたい。それから、幸来も。あんな鬱陶しい姉妹なんていなくても世界に何の屈辱も被害もない。
それから、両親。
ま、こんな家族崩壊してる家族も今のうちに縁切っておかないと。
ウザい。ウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザい
消したい。
- Re: くろこちゃん ( No.7 )
- 日時: 2013/07/24 22:40
- 名前: zorolove☆ ◆hy8R8Q8mII (ID: q4MzvCIN)
「っ〜!!!消したい!消したい!!けしたいけしたいけしたい!!!!!!」
明日香は何度もベットを蹴った。その度にベットが軋む。その音は、明日香の、怒り、絶望、憎しみを表しているようだった。
次の日。
明日香は、苛立ちを隠せなかった。
今まで、こんなに如月姉妹を、両親を憎く思ったことはなかっただろう。
重たい気持ちを抱え、教室に入った。
友達に挨拶をされると、気のない返事で返した。
鞄を机に下ろすと、椅子に腰を下ろし、深くため息をついた。と、肩に手が置かれた。
「よっす、紺野。」
「・・・弾。」
この男は弾晃尚(ただ あきなお)。私の隣の席の男だ。
こいつは何かと明日香に突っかかってくる。
「・・何の用?」
「へっ?いやぁ、別に・・・。声、かけただけ・・・。」
「・・そっ。」
ったく、何なのよ。こいつも消えてほしいなあ。
私は教科書を机に入れ始めた。と、斜め前の席が空いているのに気づく。
斜め前は幸来だ。なんだ、あれだけでへこんで学校来れなくなったの?如月家はうたれ弱いのね。
明日香はそう思いながら教師が入ってくるのを待った。
しばらくして、教室のざわめきが収まると、担任が入ってきて、HRが始まった。
「えー。今日は如月が妹を亡くしたため、欠席となる。皆、如月が学校に来るようになっても、この話は持ち込まないように。」
クラスでどよめきが走る。私だけが、気持ちが高まっていた。
実留が、死んだ・・・!!!