ダーク・ファンタジー小説
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- カラーズ （近日再スタート！）
- 日時： 2013/11/01 15:00
- 名前： ブラック太郎 （ID: tXtJgBFl）
〜プロローグ〜
その日、全ての人々が世界を呪った そして、世界が全ての人々を呪った
世界が人々であり、人々が世界だったからである
その日、世界の中から７人の人たちが言った
「世界を、全人類を賭けたゲームをしよう」
７人の人たちは全ての人々に[色]を与えた
赤 青 黄 緑 紫 白 黒
７人の人たちは一人一人に一つの色を与えた
「５年後の今日、この世界で最も多かった色だけがこの世界で生き続ける事を許される」
この世が、嘘と悲しみ、苦しみや絶望の世界に変わった瞬間だった
７人の人たちは言った
「裏切りや絶望の殺戮ゲーム[カラーズ]の始まりだ」と
〜プロローグ〜終わり
どうも！初めまして！ブラック太郎です。
ずっと頭の中だけの話だったこの物語をなぜ、今こうやって書いているのか自分でも謎です
登場人物
名前：如月 裂（キサラギ レツ）
あだ名：ラギ
年齢：17歳 高校2年
性別：男
性格：少し乱暴な所があるがそれ以外は普通並、喧嘩が強い たまに不
良に絡まれる
見た目：生まれつき濃い色の黒髪
髪型：朝起きた時、簡単に整えたような無造作ヘアー（悪く言えばおとなしいボサボサ）
顔：少し目つきが悪いがそれ以外は割と良い 中学生の頃まではモテた
特技：ピッキング、料理、喧嘩
与えられた色：黒
キャラ説：その日、意味も無く街中を歩いている時、電気屋のテレビ画面で放送された[カラーズ]を知った そして黒色を与えられた
1話で登場する主人公、如月 裂くんのキャラ説でした。
これから読んで下さる方々様へ、よろしくお願いします
お客様
カルメン様
うにどんぶり様
音羽様
蜜柑様
- Re: カラーズ 1話 ( No.1 )
- 日時： 2013/08/13 20:28
- 名前： ブラック太郎 （ID: 1z7c.Tqt）
- 参照： 1話「世界（人々）の色」
1話「世界（人々）の色」
「助けてくれー！！」
「やめろ！殺さないでくれ！」
「お前のせいで・・・」
俺は、苦しむ世界の中にいた
「殺してやる・・・」
俺に向かって包丁を突きつける人
「や、やめろ！うわぁぁ！！！！」
「うわぁぁぁ！！！！」
俺は布団を蹴とばした
「はぁ、はぁ、夢か・・・」
この頃、よく夢を見る。それも、タチの悪い夢ばかりだ
「ちょっと出かけるか・・・」
俺、如月 裂は着替えて外に出た
裂「と言っても、やる事無いな」
普段行ってるゲームショップも今日は休みだ
裂（仕方ない、適当にほっつき歩くか）
そんな時、たまたま通りかかった電気屋のテレビが目に入った
テレビ「本日の降水量は・・・」
そう、ここまでは何気ない日常だったんだ。あの放送が、世界中に流れるまでは・・・
テレビ「プツン」
突然テレビ画面が消えた。そして・・・
「ピンポンパンポーン♪番組の途中ですが、大切なお知らせがあります」
突然、なにかの実験施設のような背景がテレビに映った
「マイクOK?」
「うん、大丈夫」
「じゃあ本番5秒前・・・って、もう始まってるじゃん！」
テレビ画面の中で3人の人間がなんか言ってる
「そ、そうか、ならお知らせしないと」
いつの間にか電気屋のテレビの周りにたくさんの人だかりが出来ていた
「大切なお知らせ、それは・・・」
「世界を、全人類を賭けたゲームをしよう」
・・・新しいゲームのCMか？俺はそう思った
「今、これを何かのCMだと思われた方も多いと思われます。しかし・・・」
「あなた方の右手首を見て下さい」
俺や他の人たちは言われた通り右手首を見た、すると・・・
裂「なんだよ、これ・・・」
いつの間にか俺の右手首には、奇妙な黒い印がついていた
「今、あなた方の右手首にあるモノ、それは‘‘色’’です」
なんだか周りが騒がしくなる
「5年後、この世界で最も多かった色だけがこの世界で生き続ける事を許される」
俺の周囲の人のざわめきが大きくなる。そして、画面に7人の人の姿が現れて言う
「裏切りや絶望の殺戮ゲーム[カラーズ]の始まりだ」
その時、街はパニックになった。俺のように信じていない人もいた。だが・・・
「うわぁぁぁ！！！」
突然、道で叫び声と悲鳴が響きわたった
「違う色の奴を殺して・・・、助かるんだ！！」
俺が駆け付けた時、怯えた様子の人が女子高生に包丁を振り下ろしていた
裂「あぶない！」
俺は咄嗟に男を羽交い絞めにして止めた
裂「何やってんだ！あんた！」
「お前は見なかったにか！あの放送を！」
裂「あんなのデタラメに決まってるだろ！」
「じゃあ何で、右手首に変な模様があるんだ！？」
裂「そ、それは・・・」
「離せ！だったら・・・、お前を殺してやる！！」
周りの人も不安になってきたらしく、あちこちで電話をする人がいた
「死ねー！」
男が俺に包丁を突き出してくる
裂「うわっ！」
俺はなんとか包丁を避けた、そしてその場から急いで逃げた
路地裏
裂「はぁ、はぁ、なんなんだよ一体・・・」
そう言いながら俺は自分の模様、色を見る
裂（もし・・・、本当にあの放送の通りだとしたら・・・）
俺は考えられる事で最悪の状況を想像する
裂（いや、まさかな・・・）
俺は頭を整理する、念のため家族に連絡しようと携帯の電源をつけた。しかし、俺の目に携帯から流れるニュースがあった。その内容は
「[カラーズ]はすでに始まっている。さぁ、生き残りを賭けて君も戦おうではないか」
そんな事が書いてあった
裂「おい、嘘だろ・・・」
俺はそう呟いた。その瞬間、俺は息を呑んだ
「嘘では無い。その路地裏から出て、街を見たまえ」
ありえない、明らかにこの内容は俺宛てに流れている。俺は急いで路地裏を飛び出した、そこに広がっていた光景は・・・
裂「そんな・・・、嘘だろ、ありえない」
俺は街を見た
裂「そんな・・・」
街はパニックになっていた
裂（あれはただのCMかなんかだろ・・・、こんな事になるはず・・・）
俺はもう一度携帯を確認する
「きみは見ただろう？この状況を。さぁ、殺戮ゲーム[カラーズ]の始まりだ」
俺は無言で携帯を握りしめ家へと走って行った
裂（父さん、母さん、無事でいてくれ！）
俺は心の中で必死に叫び走っていた。途中、何が起こってるのか分からず泣きながら座ってる人や俺のように走ってる人、危険物を振り回している人がいた
そして、走り続けて、俺はなんとか家にたどりついた
裂（父さん、母さん）
俺はドアを開けた。そこには血まみれで倒れている母さんがいた
裂「そ、そんな・・・、なにが・・・」
俺は突然の出来事で何が起こったのか、まるで分からなかった
裂「そんな・・・、嘘だろ・・・」
俺は今まで何事も起こらずただ普通に暮らしていた。
しかしあのCMが流れてしまった。
そしてその普通な生活は終わりを告げた。
1話「世界（人々）の色」終
次回
2話「真実だった色」
- Re: カラーズ ( No.2 )
- 日時： 2013/08/14 05:19
- 名前： ブラック太郎 （ID: mz4TuiXV）
- 参照： 2話「真実だった色」
2話「真実だった色」
俺は家で携帯を傍らに置き、パソコンを操作している。今起こってる出来事の情報を少しでも多く集めるためだ。
裂（・・・）
俺は殺された母さんを庭に運び埋めた。誰が母さんを殺したのかは分からない
裂「ちくしょう！」
俺は怒りと苛立ちでおかしくなりそうだ。
裂（どこのサイトを回ってもロクな情報が無い）
そんな時、俺はふと携帯を見た。そこには
「そんな物では大した情報は得られないだろ？」
そう書いてあった
裂「なんで、これは民間に公開されてるニュース欄のはずなのに・・・」
「これは、君だけに送られている」
俺は息を呑んだ。まるで誰かが聞いてるみたいに言葉を返してくるからである。続けて携帯は語り続ける
「このように直接的に語っているのは与えられた色が[黒]、[白]の人間だけである」
裂「どういう事だ？」
「黒と白、その二色は約束された色、必ず生き残る色だ」
裂「なに！？」
「驚いただろう？与えられた色は全部で7色ある。そのうち5色は赤、青、黄、緑、紫である。そして、約束された色、このゲームの中、人数とは関係無く生き残りを約束された色。それが黒と白だ。」
裂（そういう事か）
俺は難しい話はよく分からない。けど、この携帯が重要な情報源である事に間違いはないようだ
「しかし、約束された色とは言え殺されてしまえば元も子もない。人々は黒と白の事を知った時、君を羨み、憎み、殺しにかかって来るだろう。」
裂「俺は救われているから無関係って訳でも無いんだな」
「その通りだ」
裂「じゃあ聞く、今、俺以外の黒、白はそれを知っているのか？」
「もうすでに半分の黒と白は知った」
裂「じゃあ黒と白が一番多く集まっている場所を教えてくれ」
同じ色が集まってるところに行けば少しは安全だと考えた。しかし
「黒と白は限りなく数が少ない。そして世界中に散らばっている。よって一番多く集まっているところを提示するのは不可能。」
裂「じゃあ、黒と白は今生きている合計で何人なんだ？」
「現在、生存している黒と白の数は10人まだ誰も死んでない」
それを聞いて、俺は絶望した。初期数から合計でたった10人だなんて・・・
「もう一度言う」
俺は再び息を呑む
「裏切りや絶望の殺戮ゲーム[カラーズ]はすでに始まっている」
2話「真実だった色」終
次回
3話「出会う色」
- Re: カラーズ ( No.3 )
- 日時： 2013/08/14 12:47
- 名前： カルメン （ID: FLOPlHzm）
凄いです！(◎_◎;)
凄くスゴイです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
イケメン。
ワクワクゾクゾクしてます
読みやすくて、伝わりやすい。
キャラもカッコよくて素敵です、
これから読ませてモライマス(‾^‾)ゞ
カルメンより
楽しみにしてます
- Re: カラーズ ( No.4 )
- 日時： 2013/08/14 16:29
- 名前： ブラック太郎 （ID: OG.Eam1W）
カルメンさん
初めましてですね、読んでくださって＆コメントありがとうございます！！
元々僕の妄想からできた話なので矛盾があちこちにあると思いますが、これからも読んでいただけるとは幸せです！
今後ともよろしくお願いします！