ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ありきたりな少女とロボのお話
- 日時: 2014/03/15 11:06
- 名前: バンビ ◆roN69p6/aA (ID: QxkFlg5H)
こんにちは。バンビというものです。
初投稿になります。文章が拙く見苦しいところもあるかと思いますが
温かく見守っていただけるとうれしいです。
[目次]
ここ ご挨拶&目次
>>1 プロローグ
>>2-3 >>6第一章
*お客様*
風死様
- Re: ありきたりな少女とロボのお話 ( No.3 )
- 日時: 2013/09/25 21:51
- 名前: バンビ ◆roN69p6/aA (ID: b9.2unG6)
戦闘ロボット……このロボットを見たことがあると思ったのは教科書で見たからか。
百年前、このフート国は隣のツカナ国と戦争をしていた。
もともと、この二国は仲が悪く、百年よりももっと前から争っていたのだ。先生は原因が貿易がどうのこうのいってたっけ。
長年の争いにより、両国の人口は年々減少し、人間の兵士は使うのが難しくなってきた。そこで造られたのがこの 359648号──長いのでヨンハチと呼ばせてもらうことにした──と同じ戦闘ロボットだ。
あれからヨンハチは色んなことを話してくれた。
まず、戦闘ロボットに心があったこと。心のない機械的な殺傷より、殺意や憎しみがこもった殺傷の方が敵国のロボットをより早く、より残酷に殺すことができる。そう上の人が考えたらしい。
最初はヨンハチのような優しさを持ったロボットもたくさんいた。みんな、戦争に自分が使われるのが嫌だと言っていた。しかし厳しい訓練や、上の人の洗脳により、次第にヨンハチの仲間は敵を殺すことしか考えない兵器と化した。 それでもヨンハチは優しい心を持ち続けた。どれだけ上の人から洗脳を受けようが、仲間が兵器と化そうが、これだけは大事にしたいと、必死に守った。
優しい心を持った兵器など、上の人からしたらただの不良品ロボットにすぎない。当然壊されそうになった。しかしヨンハチはこれまで訓練してきたことを使い、必死にここまで逃げてきた。逃げるまでの間、たくさんの人も殺した。ヨンハチはその時の罪悪感が百年たった今でも残っているという。
- Re: ありきたりな少女とロボのお話 ( No.4 )
- 日時: 2013/10/05 14:18
- 名前: 風死 ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)
初めましてバンビ様、風死と申します。
人間と機械の交流ですか。
ありがちに見えますが、何気にカキコじゃ少ないですよね(笑
もしロボットが意思を持ったら……どうなるのだろう実際。
頑張ってください♪
- Re: ありきたりな少女とロボのお話 ( No.5 )
- 日時: 2013/10/27 22:16
- 名前: バンビ ◆roN69p6/aA (ID: b9.2unG6)
風死様へ
足をお運びいただきありがとうございます!
只今事情により更新がストップしております。すいません(´・ω・`)
来年度には更新がスタート出来ると思いますので気長に待っていただけたらと思います
- Re: ありきたりな少女とロボのお話 ( No.6 )
- 日時: 2014/03/15 11:00
- 名前: バンビ ◆roN69p6/aA (ID: QxkFlg5H)
ようやく用事が終わりましたので久しぶりに投稿します!
すこぶる短いです(・_・;)生存確認という事で
戦争が終わり、ようやく二国は戦争を放棄した。
戦争が終わると共に、忌まわしい歴史の欠片が残らないように、国に残っている戦闘ロボットのすべてを処分する事になった。もちろんヨンハチも例外ではない。
逃亡したヨンハチを上の人は必死になって探した。しかしどこを探してもヨンハチは見つかることがなかった。 それは逃げ込んだ森の中で親しくなった動物たちのおかげだった。
- Re: ありきたりな少女とロボのお話 ( No.7 )
- 日時: 2014/03/21 10:32
- 名前: バンビ ◆roN69p6/aA (ID: QxkFlg5H)
<第二章>
洞窟の外では大地を潤す雨が優しく降り注いでいる。心地いい、さらさらした雨の音が、サナの心をすこしずつ、すこしずつ癒していく。しかしサナには、外の雨が涙を流せないヨンハチのかわりに泣いてくれているような気がした。
「そうだったの……」
この国の歴史の本当の姿を聞き、サナはただただ悲しかった。確かに、かつての国の偉い人がやったことは許されないことだ。ここは怒りがこみ上げることなのかもしれない。けれど、それ以上に自分と同じ国で、同じ人として生まれてきた人たちが、こんな過ちを犯してしまったという事が悲しかったのだ。
「ゴメンネ。コンナ話嫌ダッタヨネ……」
「ううん、そんなことない。」
外では、まだ雨が降っている。
「……ねぇ、今度は私の話を聞いてくれる?」
Page:1 2