ダーク・ファンタジー小説

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音もなく散りゆく花
日時: 2015/01/26 21:13
名前: いーくん (ID: Pk4hF4gE)

初めまして、いーくんと申します。

処女作なもので、とても緊張しておりますが、頑張っていきたいと思います。


では、諸注意申し上げます。

【コメントについて】

コメントをしてくださると喜んで、返信をさせていただきます。

ですが、悪口等マイナスなコメントは無視するかもしれませんのでご了承下さい。


【作品について】

作品の内容は全てオリジナルです。そして、フィクションです。


では、主要人物を紹介します。

主人公…四ツ木ハル【ヨツキハル】

人物1…阿波サキ【アワサキ】

人物2…賀田ユウ【カタユウ】

人物3…木島ナナ【キシマナナ】


それでは、スタートです。

プロローグ ( No.1 )
日時: 2015/01/26 21:17
名前: いーくん (ID: Pk4hF4gE)

アナタは花が好きですか?

コンクリートや土、地面のあらゆるところで花は生きています。

芽が出て葉っぱがつき、

蕾が膨らみ花が咲くと花は綺麗な花弁を露わにします。

なんと綺麗な事でしょう。

ですが、散りゆくときは


音もなく、独りぼっちで消えていくのです。

第1章 音もなく散りゆく花 ( No.2 )
日時: 2015/01/26 21:35
名前: いーくん (ID: Pk4hF4gE)

それは、酷く雨の降る日だった。

古本屋の前を走って通り過ぎ私は家へと向かう。

「ただいまぁ…っと。」

ずぶ濡れのまま、家の玄関を開ける。

誰もいない家は雨のせいでもあって酷く暗い。

電気をパチンとつけると、そこには汚い何時もの部屋があった。

「今日も晩飯カップラーメンだな…」

リモコンを持ちテレビをつける。するとコメディ番組とでも言うのだろうか。

人気の芸能人が、楽しそうに漫才を披露していた。

「つまんね…」

なぜか苛立ちを覚えてしまう。それは、今日1日の出来事。、

確かに今日は厄日だった。

朝の占いは最下位

出勤時に大雨洪水警報

会社へ行けば仕事の山

帰りも大雨

全く持って不運のお祭りだ。

今日だって残業をして、コンビニへ行って

やっとの思いで帰ってきたのだった。

彼氏がいるなら褒めてくれ、頭ポンポンとかしてくれと毒を吐く。

私はレジ袋から取り出した。カップラーメンを作り、缶ビールと共に胃に流し込んだ。

芸能人の笑い声がうるさく、適当に番組を変えた。

「昨夜、都内のマンションで女性の死体が刺し殺されている状態で、発見されました。警察は女性の名前を部屋に住んでいる阿波サキさんとみて、捜査を進めているようです。」

第1章 音もなく散りゆく花 ( No.3 )
日時: 2015/01/26 21:48
名前: いーくん (ID: Pk4hF4gE)

翌日、二日酔いの頭痛と共に目が覚めた。

「うぉ…ぇあ……気持ち悪っ…」

何時からだろう。全く持って記憶が無い。

フラフラとした足取りで缶ビールや、カップラーメンのゴミ、コンビニ弁当のゴミを袋に詰めていく。

休日だからこそ、片づけないといけないな。

「重たっ…なにこれ。」

全てを詰めるとゴミ袋はパンパンになった。一週間の間に私の胃袋に入っていく量には見えない。

片手では持てないので両手で持ちながらゴミ捨て場へと向かった。

起きたのは11時頃だっただろうか。外にでると太陽が真上にきている。

「んっしょぉ!」

女子力のカケラもない声を発する。彼氏の出来ない原因はここにあるのだろうかとか、悲しい事を考えてしまった。

「んぁ、なんだあれ」

ふと目の端に入ったものに視線を向ける。そこには数台のパトカーと野次馬、

そして見覚えのある大きなお屋敷が建っていた。


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