ダーク・ファンタジー小説
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- 狂ノ楽譜【オリキャラ募集中】
- 日時: 2015/05/10 14:58
- 名前: ノクト (ID: ksYmVYP2)
小説カキコでの小説投稿は初めてで御座います。
ノクトです。
拙い文章ですが、楽しんでいただけたら幸いで御座います。
なお、登場人物は物語が開始したら判明すると思います。
魔法名や登場するエリア、武器名などは本編を進めながら説明していきます。
荒らし、誹謗中傷、悪口等は禁止で御座います。
作品を閲覧する際のマナーはしっかり守りましょう。
何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。
【第一楽章——Prelude】>>1 >>9 >>13 >>27 >>29 >>30 >>35 >>37
【登場キャラクター】
【主人公】>>8
【月歌 黒奈】>>15
【雷炎 明日香】>>20
【冷麗 零】>>24
【ライ】>>31
【読者様投稿キャラクター】
流々様…>>3
マピオン様…>>4
亜季様…>>7
秋桜様…>>10
瑠璃様…>>11
はにわ様…>>14
黒い月様…>>32
【エリア説明】
>>36
ご協力、有難う御座いました。
オリキャラの方は、まだ募集中ですので、また投稿してくださると嬉しいです。
最終更新 …五月九日
全話修正完了。
誤字脱字は速やかにご指摘ください。
——————————————————————————————
———命尽きるまで続く、究極のデス・ゲーム。
さあ、そこの貴方も参加してみませんか?
『悲劇と狂気が渦巻く阿鼻叫喚の組曲。
流れ出す旋律はプレイヤーたちを恐怖に陥れ、狂気に染め上げていくことでしょう。
そして、そこに有るのはBADENDのみ。
何人たりとも、その呪縛からは逃れられないのです。
さて。貴方もゲームに参加したくてここに来たんですね?
参加したくない?そんなこと言っても無駄ですよ。
ここに来てしまったことで、貴方の運命は決まっているのです。
ゲームのプレイヤーとしての、貴方の運命が。
死が紡ぐ戦慄の先にあるものは、なんなのでしょうか。
貴方はそれを見届ける使命があります。
では、行きましょうか。
空間の、さらに奥深くへと———————』
- Re: 明鏡止水【オリキャラ募集中】 ( No.29 )
- 日時: 2015/04/23 20:00
- 名前: ノクト (ID: PST93anq)
「青」をそのまま具現化したような、凛とした少女。
少女が佇むはサーカステント。
二年前、両親を殺した場所だ。
少女の名前は、「津々」
津々はサーカステントをぐるりと見まわした。
火の輪をくぐる猛獣。それを「操作」している道化師。
テーブルに置かれたトランプを一つずつ客に見せ、手品を披露するマジシャン。
空中ブランコに乗って魚のように飛び跳ねるブランコ乗り。
物陰から客席を見て歓喜に渦巻く空気をめいっぱい吸い込む団長。
そして———俺を濁った眼で見つめる、両親の目。
なにもかもが「あの日」と同じだった。
両親に殺されかけた、「あの日」と。
俺は苦笑する。
楽し「かった」あの時の光景が広がっていたから。
『母さんっ!!あっちでポップコーン食べたい!!」
『良いわよ。でも、ちゃんと残さず食べるのよ?もったいないからね』
『分かってるって!ほら、早く行こっ』
『津々は元気だなぁ。浮かれすぎて転ぶなよ?』
『もう、ひどいなぁ、父さん。私はそんなドジなことしないって!』
『あらあら』
俺はにやりと笑う。
サーカスを初めて見た時の高揚した気持ちを思い出したからだ。
『わーいっ!サーカス!初めて見たぁーっ』
『こら。他のお客さんたちもいるのよ。もっと落ち着いて』
『だって、ライオンが日の輪をえーいってくぐるんだよ!?
空中ブランコとかどうやってやってるんだろ?
あっ!今の!見たっ!?マジシャンの手の中にあったトランプが一瞬で!!』
『本当にすごいわね…遠くから来たかいがあったわ、ねえ、あなた』
『ああ、本当だな。…というか、津々。お前、もうちょっと落ち着け』
俺は怒る。
俺を殺そうとした、あの両親がいるからだ。
『とうさ…ん?かあさん?…なんで…』
『悪いけど、貴方には死んでもらわなくちゃいけないの』
『お前のその命こそが、世界の調和を保つワクチンなのだから』
『…意味わかんないよぉっ!どうして…なんで…』
『あらあら。津々ちゃん。あなた、「なんで」しか言えないの?
母さんはそんな子に育てた覚えは無くってよ?』
何故。何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故。
何故、あの男と女がいる?
俺が殺した筈。
原形をとどめていないくらい包丁でめちゃくちゃに刺したからだ。
俺の隣で幸せそうに笑い、話していた両親が突然懐から包丁を取り出し、俺を殺そうとしたとき。
俺は母親の足に自分の足を引っかけ、躓かせて。
母親の手にあった包丁を奪い、容赦なく二人の男女に突き立てた。
両親と過ごした毎日は幸せだった。
優しい母親と、逞しい父親。
二人とも、娘である俺の誇りだった。
だからこそ、二人が自分を殺そうとしたことに憤りを感じた。
そして——怒りのままに包丁を突き立て——殺したのだ。
なのに。
何故、あの二人がいる?
俺は頭が悪いほうだ。だから、自分の本能のままに行動する。
だが、いくら本能に身を任せても——わからない。
当然だ。俺は考えることを放棄していたのだから。
俺はゆらゆらと両親に近づく。
両親の目が俺をとらえた瞬間、懐にあったナイフを突き立てた。
ぐしゃり。
肉がつぶれるような音が響く。
俺がナイフを両親に振り下ろす前に、両親の頭上から分厚くて巨大な鉄の塊が降ってきたのだ。
両親の体は鉄の塊につぶされ、腹からはまっかな果実がこぼれだしている。
飛び散った脳漿があたり一面に敷き詰められ、ごぽごぽと「なにか」の音が鳴る。
音のするほうを見てみると、母親の口からそれは発せられていた。
突然の出来事で肉体が「死」を実感できていないのだろう、母親は俺に向かって醜い声を出す。
つぶれたカエルのような声。
おかげで、何を言っているのかわからない。
まぁ、この女の言うことなんで分かりたくもないが。
母親——いや、この肉の塊は、喉に血が詰まったのかごほごほとせき込んでいる。
首だけを動かし、腹からはみ出した腸を見たとたん、顔がゆがむ。
そしてそのまま、動かなくなった。
俺はぷいっと顔を背ける。
俺を裏切った二人の姿なんて、見たくもない。
絶対に俺はもう二人の姿を見ないぞ、
と変な意地を張っていた俺だったが、それはすぐに打ち消さざるを得なかった。
背後からまぶしい光が放たれているのだ。
その光が敵だとしたら、背後を向けることは許されない。
俺はゆっくりと両親の死骸の方を向いた。
「…なんだ、これは」
さすがの俺も動揺するしかない。
なぜなら、両親の姿が、消えていくからだ。
手から腕、胸、と。
消えた個所からは文字化けした記号のようなものが表示され、なにが書いてあるのか判別できない。
そして、視界一杯に黄色い燐光が広がる。
光に包まれた俺の耳に、懐かしいメロディが流れる。
どこかで聞いたことのあるような歌声。
心地よい感覚にさいなまれながら、俺の意識は深い闇の中へ落ちていった——。
Next.
- Re: 明鏡止水【オリキャラ募集中】 ( No.30 )
- 日時: 2015/05/02 21:09
- 名前: ノクト (ID: b9w1N02U)
誰もいない夜のサーカス。
津々がここではない「どこか」へと転送されたのを見ていた人物がいた。
人物?人?いや、違う。
ヒトでもなく、「物」でもない———
生まれたばかりの「それ」は、無知な光をその目に宿し、無邪気に首をコテンと傾げた。
その手にはチェーンソーが月の光に照らされて輝いている。
ヒトではない「なにか」は、自らの手に握られているチェーンソーをみつめた。
その唇が三日月形に変わる。
まるで、自分の正体を思い出した、と言わんばかりの不気味な笑み。
「そうだ…ぼくの名前は———」
『ライ』
それが、このモノの名前だった。
ライは月の光で黄色に反射する黄緑色の瞳をきらりと光らせた。
狂気と殺意に満ちた眼光は、ゲームの参加者を確実に「捕食」していくことだろう。
「捕食」。それはプレイヤーがこの世界から抜け出せる可能性を一気に縮めるもの。
ライに課せられた義務はプレイヤーの殺害、妨害、そして、「捕食」
狂乱に満ちたゲームの、行く末はどうなるのか。
もはや誰にも、解らなかった。
ゲームの支配者ですら。
「でも、ぼくはきっといつか」
ライがそう独り言をこぼしたところで、世界は崩れていく。
「Remote」の文字を浮かばせながら、青い燐光に包まれて。
消えゆく世界のなかで、ひたすらに笑い続けているモノ。
それが、「ライ」だった。
Next.
- Re: 明鏡止水【オリキャラ募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2015/05/02 21:31
- 名前: ノクト (ID: b9w1N02U)
【名前/読み】ライ/らい
【性別】男
【容姿】
黄緑色の瞳。ショートカットにしたクリーム色の髪。
白いローブを羽織っている。
片耳にはクリスタルがはめ込まれたピアス。
靴は血まみれのローファー。
【性格】???
【使用武器】チェーンソー
【サンプルボイス】
特になし。
【過去】
???
【備考】
エリアを徘徊するモノ。
変幻自在。
他のプレイヤーに成りすまし、ターゲットに近づいて、仕留めるという戦法を用いて戦う。
プレイヤーとしてゲームに放り込まれたが、ゲームのプレイヤーを全員死に至らしめるための——いわゆる、妨害ギミックというモノ。
生まれついてのカニバリストで、プレイヤーたちを恐怖に至らしめる。
- Re: 明鏡止水【オリキャラ募集中】 ( No.32 )
- 日時: 2015/05/03 21:44
- 名前: 黒い月 (ID: T2uN9H3j)
はじめまして、コメディ・ライトで小説を連載させていただいている黒い月です。
すごく面白いです。僕にはこういうのは書けないので尊敬します。
そこで、以前から使い所を迷っているキャラを投稿しようかと。
【名前/読み】ジャック・ゾルダート/じゃっく・ぞるだーと
【性別】男
【容姿】切り揃えられた少し長めの黒い髪。黒い眼。アーミージャケット、カーゴパンツ、タクティカルブーツ。色は全部、黒。
【性格】冷静。いかなるときも冷静。
【使用武器】右手 ハンドガン(レーザーサイト搭載) 左手 ナイフ
【サンプルボイス】「名前か?聞いたところで何の得にもならないぞ?」
「Fuck…(死ね)」
【過去】昔、どっかの特殊部隊にいた。そして、彼の部隊は彼を残して爆撃で死んだ。結果、彼の感情はほとんど消えてしまった。
【備考】身体能力も非常に高く、10メートルほどの間合いを一秒ほどで詰めることができる。
直した方がいいところがあったら言ってください。
- Re: 明鏡止水【オリキャラ募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2015/05/06 14:12
- 名前: ノクト (ID: mYpnieC/)
黒い月s
オリキャラ投稿有難う御座います。
面白いと言って頂けて光栄で御座います。
オリキャラの方ですが、登場させられるのは当分先になる可能性があります。
それでも宜しいでしょうか?