ダーク・ファンタジー小説

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空白少女と首吊り少女
日時: 2017/05/28 17:10
名前: から紅のひろにい (ID: DJZUTpqa)

プロローグ

 私は何かを忘れている気がするでも何を忘れているのか分からない
それは二年前からだ何故か急に忘れてしまったのだ
突然に重要な物だったかどうでもいい物だったのかそれすら分からない
人なのか物なのかすらも分からない
それが分からないまま二年が経ち、私は高校一年生となった
志望校に無事合格し楽しい高校生活を送っている
忘れているのが何か分からないまま


 私はいつの間にか死んでいた学校の教室で首を吊って
自殺なのか他殺なのかすら分からないだって体が透けていないからだ
だいたい幽霊は体が透けていて何も触れないはずだ
なのに私は物に触れるし首を吊るロープははさみで何回も切ってきた
何年が経っただろう私はずっと教室にいた
いつの間にか教室は資料室という扱いになっていた
食べ物を食べなくたって辛くない
私は空き教室で一人悲しく過ごしている
どうして死んだのか分からないまま


この二人が出会った時に物語は始まる
    

        空白少女と首吊り少女



Re: 空白少女と首吊り少女 ( No.4 )
日時: 2017/05/30 18:24
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

うぉー続き気になるーw
なんで句読点が無いんですか?
まぁ良いのですが。私は脳奬炸裂ガール(のうしょうさくれつガール)!

Re: 空白少女と首吊り少女 ( No.5 )
日時: 2017/06/01 20:39
名前: から紅のひろにい (ID: DJZUTpqa)

楓松さん
ありがとうございます!句読点ですか!
何処に入れようかと悩んでいるうちに忘れてました!
ありがとうございます!

Re: 空白少女と首吊り少女 ( No.6 )
日時: 2017/06/01 21:07
名前: から紅のひろにい (ID: DJZUTpqa)

「え〜一年生なんだ!あっそっかこの階、一年生だもんね。
 私も生きてた時は一年生だったよ!同級生だね。」
いや明らかに先輩だろというツッコミは心の中に閉まっておく事にした
「んで貴方は自分の名前が分からないんですか?」
とりあえず首吊り少女といちいち言うのを止めたい
「ん〜覚えてないな〜じゃあ紅葉(くれは)でいいよ!」
紅葉か…私の名前に葉がついてるから関連づけたなと思った
「じゃあ紅葉ちゃんよろしく」
私は紅葉ちゃんと握手したが紅葉ちゃんの体が本棚にぶつかり本棚の上にあるダンボール箱が落ちてきた
ドサッ「きゃあああああっ!」ダンボール箱は逆さまだ
「はぁ〜何してんのよ〜」天然系ゾンビとか誰得だよ。
私は心の中で突っ込みつつダンボール箱を拾った
「えっ」それは想像もしてない物だったいや想像すら出来なかった
「何でこんなものがあるの…」信じられないいや信じたくない
「水葉ちゃん危ない!」「え?」後ろを振り向くと金属バットが顔まで近付いてきた
私は勢いよく後ろに避けただが運悪く本棚に頭をぶつけ私は床に倒れた
「‥‥うっ」頭が痛い視界が少し薄れていた誰かが私の見つけたものを拾い上げた
「…誰?」誰かはその声を無視して空き教室を出て行くガラリ
扉を開けて誰かはこっちを振り向きニヤリと笑った
「これはまだあなたが知らなくていい真実まだ物語は始まったばかり」
男性か女性かすら分からなかった「しん…じ…つ…?」
私の知らなくていい真実?それって…
「なん…な…の…?」視界は徐々に薄れていきそして私の意識は途切れた

Re: 空白少女と首吊り少女 ( No.7 )
日時: 2017/06/01 21:20
名前: から紅のひろにい (ID: DJZUTpqa)

硝子の少女

「は…ずは…水葉!」
私はゆっくりと目を開けた二人の女子生徒の足が見えた
体が起こしその女子生徒を見たそれは理恵と幹奈だった
理恵と幹奈は二人とも心配そうな表情で私を見ていた
やっぱりこの二人が友達で良かったと私は改めて思った
「大丈夫?水葉ちゃん」幹奈が心配そうに私の顔を覗き込む

Re: 空白少女と首吊り少女 ( No.8 )
日時: 2017/06/04 21:30
名前: から紅のひろにい (ID: DJZUTpqa)

知り合ったのはたった数か月前だけどでも友達
一期一会、まるで運命のように私は感じる
「ほらっ持って来たよ!」幹奈が私の前に教科書とリコーダーを差し出した
「ありがとう!」私は教科書とリコーダーを受け取った
「ねぇねぇ」後ろから声がする後ろを見ると紅葉ちゃんがいた
「ん?」「その子達、水葉ちゃんの知り合い?」
私は頷いたがそんな事をしている暇は無い
遅刻してしまう「早く行かなきゃ!」私達は急いで空き教室を出た
急いで階段を駈け下りる音楽室は三階にある
今日は随分と疲れたたった数分の出来事でどっと
今日は早く家に帰って寝たいそんな気分だった
パリーン窓ガラスが急に割れた割れた破片は私達を引き裂くかのように三人の間に飛んできた
「えっ」私は怖かったここは三階だ割れた場所は三階の教室近くの窓ガラス
破片が階段まで飛んでくるわけがない
なのになぜここまで飛んできたのだろう危ないこのままじゃ二人が危ない
私だけ危ない目に合えばいい
私は上に上がっていった「ちょっと水葉!」「水葉ちゃん!」
ごめん二人ともごめん私は心の中で謝りながら二階へ上がって行った
パリンパリン次々と私の近くにある窓ガラスが割れていく
やっぱり狙いは私だ


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