ダーク・ファンタジー小説
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- 灰娘 〜ループするシンデレラ〜
- 日時: 2017/06/24 12:54
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
こんにちはorこんばんは。
菊野 楓松です。今回はリア友にも協力してもらい、今まで私がかいてきたダメ作品とは違う感じにしてみました。
相変わらず文才は猫に食べられたまま、更新スピードはカメとすりかえられたままですが、完結は絶対にします。約束します。ですので、気長にお待ちください。
- 貴方のための計画です ( No.5 )
- 日時: 2017/07/01 17:46
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
今日もまた屋根裏で目覚める。
昨日はごめんなさい、王子様。
王子様なんて呼びたくない、私たちは結ばれていたから。でも、呼び捨てもできない。私は灰だらけの娘、貴方は王子様だから。ごめんなさい、ごめんなさい……
私は貴方と結ばれたい。本当の永遠の愛で。でも、結ばれても睨み付けられるのはわかってる。本当に幸せにはどうせなれないんだ。
だから、私は貴方を殺す。
ごめんなさい、闇が勝ちました。
今夜の舞踏会、誰もを殺す。
私に敵は居ないことを見せ付ける。
私と貴方が運命の人ということを。
それからは____
知らないわ
知らない。私と貴方の最後の道を決めるのは誰?
私じゃない
貴方でもない
誰かは、その時までわからない。
でも
貴方のための計画だから。
幸せは愛が全てじゃないと思うから__
- 更新ではないです ( No.6 )
- 日時: 2017/07/01 17:51
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
更新ではなくてすみません。
コメントが欲しいです。
欲張りですみません。一人だとやはりさみしくて。
お願いします。
- 計画実行 ( No.7 )
- 日時: 2017/07/02 19:02
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
満月の夜、シンデレラは南瓜の馬車で城へ向かった。0時までに全員を消す。過去と同じ未来も、一緒に消す。
大広間にワルツの音楽が流れた。
王子がシンデレラに近づき、手をとり微笑みかける。シンデレラは一瞬戸惑った顔をして、滑って転んだ。
「大丈夫?」
王子にこんなことを言われたのは初めてのシンデレラは、焦って裏へ逃げていった。0時までどれくらいあるか、時計を確認した。すると__
「時計が止まってる」
何もかもが狂った
想定外のことしか起こらない
計画も全て狂った
まだ何も起こしていないのに
最後の道を決めるのは
運命だったんだ
運命は全てを決めてきた
生まれたこと 出会ったこと
だけど 狂わせようとした
その運命が嫌だったから
どうしても幸せになれない
その運命が嫌だったから
でも
狂ったところで幸せにはなれない
過去は
人生の節目は
運命が決めてきたけれど
それ以外は
未来は
自分が決めるものなんだ
幸せを手に入れようか?
幸せを捨て消えようか?
幸せをつかんだほうが
良いよね?
シンデレラは大広間に戻った。
新たな決心をして、勇ましく、武器を片手に歩いた。
勝ち誇るためならなんでもする。
皆、踊っていた足を休め、男はシンデレラにみとれ、女はシンデレラを睨み、大広間は静まりかえっている。
バン、と一発 銃がうたれる。
『幸せになれなかった』
キラリ、と光り ナイフが輝く。
『全員消します』
ドン、と煙が大広間を包む。
『ハッピーエンド 幸せになる』
大広間に大きな悲鳴があがり、フォークやスプーンが落ちる音や走り回る足音が聞こえる。
銃が連発され、人々が倒れていき、床がみるみる紅く染まっていく。
シンデレラはバルコニーに飛び上がり、ナイフでバルコニーにいた人々を切りつける。怯えて飛び降りる人もいる。それを見てシンデレラはニヤリと笑い、大広間にナイフを投げ捨てた。数人の頭に刺さり、さらに人が減っていく。
残り数十人となったところで、シンデレラはマシンガンを力一杯持ち上げ、上に一発 うった。
城がみるみる崩れ、シャンデリアが床に落ちて行く。人々は城の外へ出ようと必死にもがき、コンクリートが頭にあたり倒れていった。バタバタと人が死んでいく中、シャンデリアが無惨な姿になっていく様を、立ちすくみ眺めるものがいた。
「シンデレラ___」
王子だった。
シンデレラは王子を城の外から眺めていた。悲しそうな瞳に、涙が浮かんでいるのがよく見えた。純粋で、潔白な、何一つ汚れていない清らかな涙だった。
城が全て崩れた。コンクリートや人の死体の山の上にシンデレラはのぼり、山をかき分け必死に探した。
「………………」
彼女の腕には、ぐったりと倒れ、紅く染まった王子がいた。
もう幸せはつかめない
幸せを手に入れようとして
永遠の愛をつかもうとして
全てを失った
運命のせいじゃない
自分が決めてしまった道
運命が幸せへ向かうとは限らない
だって
運命を決めるのは自分だから
後悔はしていない
自問自答はやめるんだ
運命が幸せを奪ったとは思わない
だって
自分が決めた最後だから
シンデレラの魔法は永遠に戻らない。
灰娘は王子の横でナイフを頭に刺し、
コンクリートと死体の山に埋もれて
自分の命を絶ったのだから__
END
- 完結した〜 ( No.8 )
- 日時: 2017/07/16 13:11
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
いぇーい、全部かけたぜー
で、遅れたけど反省かきまーす
今回は長編のつもりでかきはじめたのですが、下書きから要らない部分を取り除いてかきすすめていくと予想以上に短くなってしましました…
また、途中から怖さやドキドキが無くなっていきました(>_<”)
感想お待ちしています!
- Re: 灰娘 〜ループするシンデレラ〜 ( No.9 )
- 日時: 2017/09/22 21:09
- 名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)
お久しぶりです楓松です。
感想がない…まあ見ていただけるだけで光栄なのですが。
今、この灰娘の続編をかこうとしているのですが、どうでしょう。
『んなクズ作品要らねーよ』という人は要らないとコメントをお残しくださいませ。いらっしゃらないかと思いますが、『是非書いて!』という方がいらっしゃいましたら、コメントお願いいたします。何もない場合迷います。よろしくお願いします。
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