ダーク・ファンタジー小説
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- 少年・少女団
- 日時： 2017/08/16 18:52
- 名前： 花見月 （ID: 59nFPquI）
時和 光希
１３歳の少女で能力は不明。
明るく優しいので友達が多い。
雛月 大智
１３歳の少年でテレパシーを持つ。
頭の回転が速く、冷静。
夕凪 怜央
１３歳の少年、借力を扱う。
明るいムードメーカーで笑顔を絶やさない。
夢風 麗奈
１３歳の少女、透視を扱う。
どんなことにも協力的。
波野 桜
２３歳で団体のリーダー的存在。
予知能力を扱う。
彼女の能力でも光希の能力は分からなかった。
東海林 竜真
２５歳で桜のサポート役。
サイコメトラーを持つ。
優しいが頑固なこともある。
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プロローグ 小さな始まり
能力保護団体、十字団にある子どもが連れてこられた。
桜「・・・なるほど、お母さんは人形使いでお父さんは飛行能力を
なら彼女は能力は絶対持ちます。
預からせてもらいますね。」
母親は笑顔で「お願いします。」といい、彼女を桜に渡す。
彼女は光希だ。
竜真「・・・どうした？桜。」
桜「不思議なこともあるんですね。能力が分からない。」
ここから始まっていたのだ。
少年・少女たちの冒険が・・・。
- Re: 少年・少女団 ( No.1 )
- 日時： 2017/08/16 19:36
- 名前： 花見月 （ID: 59nFPquI）
第一話 冒険の始まり
６人乗りの車はある森を走っていた。
中には少年・少女が４人と男女の大人が２人いた。
竜真「・・・？」
桜「どうしたの？竜真。」
車は止まり、竜真が外に出る。
麗奈「どうされたんですか？竜真さん。」
竜真「・・・車がパンクしちまったな。
ちょっと俺、近くに村があるかどうか見てくるよ。」
桜「ちょっと！私も行くよ！みんな、待ってて。」
そういうと桜も森へと入っていってしまう。
時間は経って約１時間。
光希「・・・ねぇおかしいよ。この森・・・。」
光希が辺りをキョロキョロしながら言う。
４人「ッ！？」
足元にロープが絡みつき、強い衝撃を受けた。
光希は目を開けると、どこかの部屋にいることに気づく。
大智『・・・光希、起きたか？』
光希「大智君、ここは・・・。」
大智『どこかの館っぽい、４人全員が離れたみたいだ。
とりあえずどうにか合流できるよう頑張ろう。』
そこでテレパシーは切れた。
部屋には本が置いてあった。
ページをめくっていくと、薔薇の花に目が描かれた絵が
あった。
光希「なんだろう、これ？・・・あ！」
下から何かが落ちてしまった。
鍵だ。親切に『東 試料室の鍵』と書かれている。
部屋から出て、東へと進む。
西へ進みかけたことはここだけの話。
- Re: 少年・少女団 ( No.2 )
- 日時： 2017/08/16 20:39
- 名前： 花見月 （ID: 59nFPquI）
第二話 光希に迫る危機を予想
怜央視点
怜央は近くの机の引き出しを開ける。
『２Ｆ 子供部屋』と書かれた鍵と紙と一緒に向日葵の
髪飾りがあった。
怜央「うへぇー、子供部屋もあんのかよ。しかも髪飾りなんて
何に使うんだかな。」
部屋の窓からは木々しか見えない。
外に出て、さっそく部屋を探し、中に入る。
中には大きな色とりどりのブロックが積み上げられている。
そして白いウサギのぬいぐるみと、怜央ぐらいの大きさの
少女の人形があった。
怜央「この人形がなければカワイイ部屋なんだがな。」
人形の手に握られている紙を手に取る。
『時計＋鳩＝４：００』
怜央「・・・？一応、覚えておくか。」
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麗奈「・・・絵、ですかね？・・・！数字が書いてある。」
赤で３、青で７、黄色で４と書かれていた。
その数を近くにあった箱に当てはめるとカチャッと音がした。
麗奈「どこの音でしょうか？特に鍵がかかった扉も
なかったし・・・。」
？？？「麗奈！」
扉が開くと、ふんわりとした茶色の髪に前髪で編み込みをしている
女性が慌てた表情で立っていた。
麗奈「さ、桜さん！！よかったぁ〜。」
桜「ごめんなさい。私が残っていればよかったのに。
で、光希ちゃんたちは？」
麗奈「それが別々で別れちゃったみたいで・・・。」
桜の脳裏に光希に迫る危機が見えた。
桜「・・・まずいわ！麗奈ちゃん、急いでみんなと合流するわよ！」
慌てた様子に驚きつつ頷いた。
- Re: 少年・少女団 ( No.3 )
- 日時： 2017/08/16 20:59
- 名前： 花見月 （ID: 59nFPquI）
第三話 危機の始まり
大智『・・・麗奈、聞こえるか？』
麗奈「ちょうどよかったですよ、大智さん。」
大智『うん？』
麗奈「今、桜さんと合流できたんです！急いで合流しないと
光希ちゃんが危ないって！」
大智『ッ！！分かった、伝えておく。』
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光希視点
光希「・・・どうしよう、大智君から連絡が来ないと・・・。」
ある大きな部屋へとやってきた。
真ん中らへんはポッカリと穴が開いている。
？？？「・・・お前、時和 光希か？」
黒い髪に赤い羽根飾りを付けた青年が立っていた。
少し聞き取れた大智の言葉。
『・・・階の・・・・に集・・・だ。後、・・・に気を付けろ。』
光希「あ、貴方は・・・？」
麗夜「俺は麗夜だ。」
バタンと音がした。
麗夜「細かく説明してる暇はない！いいか、これから合図があるまで
動くな。」
ドアが開き、中性的な顔立ちに赤茶色の髪の青年が入ってきた。
？？？「どうだ？捕まえられたか？」
麗夜「お前の目は節穴か？まぁ、それぞれで分けることはできたし
順調だ。あの大人と子どもらは巻き添えだがな。」
？？？「そうか、じゃあ頑張れよ。」
手を振り、外に出ていく。
確認し指を鳴らした。
- Re: 少年・少女団 ( No.4 )
- 日時： 2017/08/16 21:22
- 名前： 花見月 （ID: 59nFPquI）
第四話 ２人
大智が息を切らす。
光希以外はどうにか合流できたが、大智の能力は体力なんかも
使うため疲れが出てきた。
竜真「大智、一旦休め。」
大智「だけど！」
竜真「休めと言っただろう！お前、余計光希に心配をかけさせたいの か？」
怜央「そうだぜ、大智。光希は心配性だから自分のせいだと
思っちまうぜ。」
桜「でもおかしいわね。こんなに探したのに合流できないなんて・・・。
もしかして彼女だけ別の建物にいるのかも？麗奈ちゃん、
見えそう？」
麗奈「・・・・・あっ！嘘・・・・。」
怜央「どうした？麗奈。」
麗奈「誰かが光希ちゃんを庇って撃たれて・・・。光希ちゃんが！」
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光希「麗夜さんっ！！」
響「・・・大人しく来てくれ。そうすれば下手なことはしない。」
響が一歩踏み出すとサッと立ち上がり走ろうとするも、
俊也「出させないよ、言うこと聞いてくれよ。」
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桜たちは入ってすぐ麗夜が落ちた場所へと向かった。
桜「・・・そうでしたか。ありがとうございます。」
安全は確保できたものの、早く行かなければならない。
麗夜「・・・桜、と言ったな？お前の幻を使って色々引き出そうと思う
いいか？彼女にはつらいことをさせてしまうが・・・。」
桜「彼女を助ける手がかりを見つけられるなら・・・。」