ダーク・ファンタジー小説
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ファンタジーストーリー
- 日時: 2017/09/02 19:02
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
初めましてサテライトです。
注意!
・語彙力、国語力の無さ
・キャラがごっちゃになりそう
神馳 千年(かみはせ ちとせ)
いわゆる精霊使いの人間。
親から青色のペンダントを受け取り、
精霊使いだと知る。
網風 風輝(あみかぜ ふうき)
彼自体が精霊なのだが現時点では自身も分かってない。
千年が精霊使いだと知っていて、サポートする。
百合野 美晴(ゆりの みはる)
千年の友だち。
千年ほどではないが少しだけ精霊を扱える。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
ある精霊使いの名は神馳と名乗りました。
そして今の世の中、悪魔と契約する者もいる。
- Re: ファンタジーストーリー ( No.5 )
- 日時: 2017/09/03 13:32
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
第五話 いざ、作戦実行
へクター「全員、聞こえるな?この通信は耳にある小型伝導イヤホンを通して
行っている。耳を気にしすぎたり、返答すれば怪しまれるから注意してくれ。」
リスティア、入り口前。
黒いタキシードのようなスーツ姿のイヴがいた。
イヴ「・・・まぁ作戦だから仕方ない。数の関係もあるし、ちょっと我慢してもらう
ところもあるけど。」
リスティアの中に入っていく。
ヘクター「俺が質問するときはYESかNOで答えられる質問をする。
YESの時は手を顎にNOの時は頭を掻け、いいな?」
全員が手を顎に当てた。
ヘクター「後、入るときはなるべくずらして入れ。団体で入ると怪しまれるだろう。
中に入ってもなるべく他人のフリをしろ。」
レオン「紺色のスーツか。まぁ仕方ないか・・・。」
スタスタと中に入っていく。
ブレンダ「あんまりドレスなんて着ないし、少し慣れないわね。」
ミルム「こんな服じゃないと入れないなんてな。まぁちゃっちゃと入るか・・・。」
風輝「こういうの小学校の卒業式以来だな。」
美晴「青いドレス、少し恥ずかしいかな〜///」
零「十分お似合いじゃないか。」
エリー「赤いドレス、ですね。でも頑張らなくては!」
千年「なんで美晴ちゃんたちはドレスなのに私だけはスーツなのか・・・。」
三龍「似合ってるな。」
中に入る。
華やかな店内にはいかにもセレブという感じな人たちがたくさんいた。
連絡するまでは好きにしていいと言われたもののこんなところに来たことはないので
どうすればいいのか。
一輝「・・・!おい、千年。ペンダントが光ってるぜ。」
千年「あ!ホントだ。・・・あそこの人たち、かな?」
明らかに人間ではない者たちが数人集まっていた。
背中の羽には何人か見覚えがある。
周りの人には見えてないらしい、となると・・・。
一輝「間違いねえな、鳥の精霊ってところか。話しかけてみるか?」
ふと見ると一人の青年と目が合う。
威圧感ともいえるものを感じ、背筋が凍る。
それを見た青年がニヤッと笑い、仲間に声をかけ去っていく。
???「・・・すまねえな精霊使い。」
耳元でそう呟き去っていく。
いつの間にか紙があった。
数時間は経っただろう。
ある程度チップも溜まり、ヘクターと二奈から連絡があった。
ヘクター「全員、聞こえるな?エリーは予定通りVIPルームへ向かってくれ。
それ以外はサポートだ、いいな?」
二奈「みんな、気を付けてね。無茶は禁物。」
レオン「ここが山場となりそうだな。」
四穂「でも目的を果たすためです!頑張りましょう!」
パチンと電気が消えた。
一輝「はぁっ!?電気消えやがった!!」
すぐに電気が付くと、辺りに人はいなくなり代わりに黒いスーツの男たちに囲まれていた。
ミルム「ッ!?リクト!!」
リクト「悪いがお前らのやってることはお見通しだ。最初から、な。」
風輝「なるほどな。やはりここが源だったようだな。そうでなきゃ、ここに来たり
しないもんな。」
???「そういうことだぜ、地球の精霊さん?」
一輝「あ!てめえら、さっきのっ!!!」
- Re: ファンタジーストーリー ( No.6 )
- 日時: 2017/09/03 17:20
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
第六話 一人の恐怖
千年「ハァ・・・ハァ・・・ど、どうしよう。道が・・・!!」
エリー「エリス、ここで勝たせてもらいますわ。」
各々の戦いの火蓋が切られた。
一輝「じゃああの時こいつに話しかけたのは橋元(はしもと)、だったのか?」
橋元と呼ばれた青年は口元を歪ませる。
橋元「クハハッ、意外だなそこまで覚えてるとはな。馬鹿だと思ってたぜ。」
一輝「うるせぇ!そんぐらい考えられるに決まってんだろ!!?」
千年「ちょ、ちょっと!!落ち着いて、一輝!!」
同じようにカラスの羽が生えている青年『茜』がため息をついた後、歩み寄る。
茜「橋元。・・・?おい、どうした?大丈夫か!?」
橋元が膝をつき胸元を抑えながらブツブツと何か言っている。
橋元「アハッ♪ネェナンニン殺せばボクノナカマはカエッテくるの?」
茜「!?」
反射的に腕を交差する。顔面を狙い橋元の拳が飛んできた。
ダメージは防げたものの反動により数メートル吹き飛んだ。
千年(急にどうしたんだろう。見た感じ仲間は大切にするタイプみたいだし、
こんなことはしなそうだったけど・・・。)
一輝「・・・橋元、だっけ?おめぇ、仲間を殺されたのか?」
橋元「!?」
一輝「やっぱりな。人を、いや誰かを殺せば生き返るとか思ってるようだな。
飛んだクソカラスだな!」
橋元「・・・・サイ。」
美晴「?」
橋元「ウルサイ、ウルサイ!!!ダマレェーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
オマエ二ナニガワカルンダッ!!?オマエニ、トモダチガイルオマエにナニガ
ワカルンダッ!!!?」
一輝の顔や腹を何度も何度も殴りながら言う。
一輝「がはっ・・・。」
茜「・・・なら俺は友だちじゃなかったんだな。」
一輝「は、ははっ。ざまぁ・・・みろよ。自分で・・・とも、だちを消してる、じゃねえか。
ざんねん、だった、なー・・・。」
橋元「ア、アァ、アアアアアアアアアアアアアアッ!!!!?イ、イヤだ!!
ヒトリ、コワい!!タ、タスケテ!!ナンデもするから!!!キモぢワルイ、ギモぢ
ワルイ・・・アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
尻餅をつき、その場で頭を抱える。
誰かが近づけばもっとひどい悲鳴を上げ、地面に額を何度もぶつける。
美晴「せ、洗脳の類かな・・・?可哀そうだよ・・・。」
茜「・・・・。」
茜は千年の前に立ち、その場に片膝をつく。
茜「襲っておいてなんだが、俺はあいつを助けたい。だが俺でどうにかできることでは
ないらしい。だから・・・ッ〜〜〜〜〜〜助けて、やってくれ!!」
下を俯いたままでも、泣いているのが分かった。
千年「うん、任せてよ!」
千年はそれだけ言うとゆっくりと橋元に近寄る。
橋元「ヒィ!!嫌ああアアアアアアアアアアアアアアッ!!!コロサナイデ、シニタクナイヨ!
アアアアアアアアアアアアアアッ!!!?・・・・ア・・・ア?」
千年「一人?違うね、いるじゃん茜っていう仲間がさ。」
橋元「アア、ア、アカ・・・ア・・・カ・・・ネ・・・?」
茜「橋元。」
橋元「アカ・・・ネ?アカ、ネ?アカネ、茜。」
茜「よかった、大丈夫か?橋元。礼を言うなら精霊使いに言えよ?」
橋元「お、おう。すまなかった、迷惑かけちまって・・・。そっちの奴にも。」
一輝「ははっ!気にすんなよ、橋元・・・って、今はそんな暇ないじゃねえか!!
早くあいつらを助けに!!」
千年「待て待て待て、その体で動いちゃダメでしょ?橋元さんも。
だから美晴ちゃんたち、お願いしていい?」
美晴「うん、大丈夫。千年ちゃんも気を付けてね?」
千年「うん。」
- Re: ファンタジーストーリー ( No.7 )
- 日時: 2017/09/03 19:23
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
第七話 助っ人
ミルム「ハァ・・・ハァ・・・クソッ。」
リクト「どうやら限界が来たようだな?おそらく精霊使いやお前の仲間も死にかけてるだろうな。
まぁ武器もないからな。」
ミルムもまた力を存分に使用できず苦戦を虐げられていた。
立ちたくても力が入らない。
ニャ〜ン。
ミルム「!?猫?」
いつの間にかミルムの前には白い猫がいた。
小さい猫だ、頭に包帯を巻き左目に眼帯をしている。
リクト「猫?なぜこんなところに・・・?」
リクトの目の前に何者かが飛び降りてきた。
リクト「何者っ!?」
???「ある奴に家と家族を焼かれ、バカな弟を守りに来た。
ミルム・バルドルの兄、ライリー・バルドルだ。」
ミルム「兄貴!?なんでここに・・・。」
ライリー「少々探すのに手間取った。だがその猫が案内してくれたようだ。」
ミルム「?」
白い猫が光に包まれ、段々と姿が変わっていく。
銀髪に白い毛の猫耳、水色の目に紺色のコートに口元を隠している。
ライリー「お前を探しながらあちこち歩いてたら偶然、猫を見つけ手当てをしたら
懐かれたようでな。」
ミルム「猫の恩返し、か?神馳 千年ってやつらが連れてるのと似た感じか・・・。」
???「・・・ご名答、名前はソルダ。以後よろしく・・・ミルム・・・。」
ミルム「お、おう・・・。」
ライリー「ミルム、立てるか?」
ミルム「誰に聞いてんだよ。当たり前だろ?」
ミルムはソルダの手を借りつつ立ち上がった。
リクト「ちっ、三対一か・・・。面倒だな。」
リクトの目にもソルダの姿が見えていた。
リクト「生憎、俺は無駄な戦闘は避ける方なんだ。帰らせてもらう。」
歩いてその場から撤退する。
ミルム「あ、おい!・・・逃げた、か。」
ソルダ「っ!?ぅぁ・・・!!」
ミルム「お、おい!」
ソルダが倒れ、ミルムの手の上で猫の姿になってしまった。
ライリー「・・・まだ完治してないからか。」
ライリーがソルダをそっと撫でる。
エリー「私の勝ちですよね?レイリー。」
レイリー「当たり前でしょう?で、ここからだ。ここは私が所有者でなくなったら
燃やすよう言われてしまってね。だが地下駐車場の私の車でなら逃げれる。
だが、座席は四つしかない。」
話し終わると何かが繋がる音がした。
ライリー「・・・このまま話せばいいのか?」
ヘクター「大丈夫だ、そのまま話してくれ。」
ライリー「あ、あぁヘクター、エリーまずはその・・・すまなかった。そして弟まで
助けてくれて感謝する・・・。」
エリー「お互い様よ。私もあなた方に助けられましたし。」
ライリー「あと、俺はここまでバイクで来たんだ。ミルムと俺はバイクで行かせてもらう。」
ヘクター「なるほどグッドタイミングだ。これでいいな?レイリー。」
レイリー「オーケー、じゃあ全員で地下駐車場に集合ね。」
- Re: ファンタジーストーリー ( No.8 )
- 日時: 2017/09/03 20:46
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
season1最終話 え、私だけ!?
エリー「・・・ふぅ、大変でしたけど作戦成功ですよね?」
ヘクター「あぁ、これでミクトも金の源がなくなって雇いにくくなっただろう。」
ミルム「・・・!!千年、携帯が鳴ってるみたいだが?」
千年はハッとして携帯を開く。
母『千年、緊急で悪いわね。どうだった?そっちには慣れた?』
千年『う、うん。エリーちゃんもミルムさんもみんな優しいし・・・。」
母『そう、よかったわ。そうね、二人には帰ってきてもらうけど千年はそこに
残ってみてはどうかしら?』
千年「ふぇっ!?わ、私だけ残るぅ?」
母『・・・そうね、エリーちゃんとミルムくん、ヘクターに変わってくれる?』
千年「え、うん・・・。」
と、言うことで三人に交代。
母『そう、千年たちがお世話になったわね。で、構わないかしら?』
エリー「・・・心強いし、私は構いませんよ?」
ヘクター「そうだな俺も賛成だ。復讐、それも町の市長に復讐となれば仲間が増えてくれるのは
有難い。」
ミルム「あーもう、仕方ねえな。」
母『ごめんなさいね、千年をお願いするわ。』
風輝「・・・じゃあね、千年。」
美晴「またね!」
千年「うん!」
三龍「いいのか?」
千年「うん、だって・・・エリーちゃんたちと仲良くやっていくからさ。」
二奈「さてと、大きい仕事の後も大きい仕事が入ってくるだろうしこれから頑張りましょう。」
一輝「当ったり前だ!」
エリー「千年、これからよろしくお願いします。」
千年「うん、こっちもよろしくね。」
season1 END
- Re: ファンタジーストーリー ( No.9 )
- 日時: 2017/09/04 17:59
- 名前: サテライト (ID: 59nFPquI)
season2Start 第九話
千年「・・・まさか私だけで残ることになるとはな〜・・・。
でも私だけのこしてどうするんだろう?」
一輝「運動もできないし勉強も平凡なのにな(笑)」
千年「うるさいよ!?まぁ事実だけど・・・・。」
二奈「認めちゃうんですね。」
???「・・・ミクト、だったか?俺らはお前を利用するだけだぜ。
用が済む、もしくは役に立たなくなったら俺が直々に殺す。」
ミクト「分かっている、お前たちが代わりに計画を進めてくれれば別に構わない。
そういう契約だったしな。」
???「ア八ッ、ならさぁ僕が君を完ぺきに消してあげるよ。美味しそうだしさ!!」
???「お前はそればっかだな・・・まぁいいか。」
ヘクター「・・・ふむ今回のことで色々分かったことがある。」
エリー「いったい、何なの?」
ヘクター「面倒な話だが、厄介な悪魔たちが事に絡んでるようだ。」
レオン「一体、どこでどうやってその情報を手に入れたんだ?」
ヘクター「難しいことじゃない、今回絡んでいたヤツに少し聞いたのさ。」
ヘイリー『そうねミクト市長は数人の悪魔どもを仲間にしている。』
ヘクター『悪魔!?』
ヘイリー『そう、色の悪魔って呼ばれてるね。詳しくは知らないがこの資料をあんたたちに
やるよ。』
片手である本を渡す。
ヘイリー『見た目は本だが私が調べたぶんはまとめてある。ゆっくり読みな。』
三龍「・・・ちょっとその資料、貸してくれないか?」
ヘクターの手にある資料を指さす。
ヘクターは「構わない。」と返し、資料を手渡す。
ぺらぺらとページをめくっていくうちに三龍や一輝、二奈やソルダの顔が青ざめていく。
ライリー「どうした?顔色が悪いぞ?」
ソルダ「・・・ヤバいな。」
二奈「え、えぇ・・・まさかね。」
一輝「俺らが大昔に倒した奴らじゃねえか!!!?」
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