ダーク・ファンタジー小説

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短編
日時: 2017/10/22 20:09
名前: 濡濡 (ID: OLpT7hrD)

──短編をふいに書きたくなるものだ、そんな時に書きに来る。
単なる短編、ありふれた短編、その集合体となりうるスレ。




Re: 【短編】崖に片手で掴まる男を放置して書く ( No.1 )
日時: 2017/09/10 20:24
名前: 濡濡 (ID: fE.voQXi)

「隠れ家レストランの秘密」


 美味しいものはみんな大好きだと思う。
美味しいものを食べると幸せな気分になるから。
鶏とか豚とか牛とか……あとは羊とか。
食べられることが当たり前となった動物を可哀想と思っていても、
やはり人間はそいつらを食べるだろう。美味しいのだから。
 そしてそんな俺が気になった店があった。
その名を「カバルニン」
隠れ家レストランだそうだ。
店名の意味はわからなかったがそこの肉料理が美味とサイトで見た覚えがある。
山奥にあって俺の住む所からは遠いため、週末を利用してそこへ行くことにした。



 いくら週末と言えど、山奥にあるレストラン。
渋滞もなくすんなりとそのレストランに着くことができた。
「カバルニン」の狭い駐車スペースのほとんどには車が止められていた。
サイトでも高評価を得ていたしそれには納得ができた。
自分の車を止め、さっさと店に入ろう。
店の外観は少し不気味で入りづらそうだったが、山奥まで来たんだし入るか、
そんな気持ちで扉を開いた。



 チリーーン



 扉を開くと扉上部に付いてた鈴が鳴る。その音に店員が気づき、すぐに席を案内された。
店内は趣のある古びたレストラン。客もそこそこいるようだ。
 みんなにっこりとして肉に食らいついていた。
その肉は遠目から見ても美味そうだった。
綺麗に焼き色が付いていて柔らかそうだ。
思わず、よだれが出てきてそれを飲み込んだ。



 「あれは当店でも一番人気の料理なんですよ」



 そう、店長らしきおじいさんが言うから驚いた。
いきなり話してきたのだから仕方あるまい。



 「そうなんですか。あ、メニュー貰っても良いですか?」



 「すみません、こちらメニューです。ご注文が決まり次第、お呼びください」



 あのおじいさんはとても優しそうだ。店長としてもしっかりしているな。
 そうして、貰ったメニューを開いた。
一番人気の料理「カバルニン焼き」。
何の肉とかは書かれていなかったが、その料理の写真の肉はとても美味そうだ。
他にもライスやパンなどの主食やサラダ、ピザなどのサイドメニューもあった。
山奥だけど料理の種類は豊富だな。
そして俺は一番人気の「カバルニン焼き」などを注文した。



 しばらくすると料理が出てきた。
「カバルニン焼き」だけはだいぶ遅れて出てきたが、
店長曰くそれは一から調理しているのでだそう。
それならば仕方ないか。
実際、食べてみたら美味しかったし文句なんてない。
いろんな部位があるらしくそれぞれ食感も異なり、
食べていて楽しかった。
結局、何の肉かはわからなかったが美味かった。
そして会計をした。そしたら店長がこんなことを言い出した。



 「当店の一番人気を食べてくれたようですね。ありがとうございます」



 「いえいえ。とても美味しかったです」



 「満足していただき、嬉しいです。それと、あの肉の正体、わかりました?」



 「え?いや、わかりませんでした……食べたことない感じでした」



 「ふっ、そうでしょうね。ヒントは『アナグラム』です。
今度は素敵な友人様といらっしゃってくださいね?」



 あの肉の正体がわかり、ゾッとした。




ーーーーーーーーーーーー

意味がわかると怖いシリーズを書くのは難しい。
非常に簡単な謎でしたね。
美味しいのなら食べてみたいものです。
あぁ、これはゲーム実況の影響で書いただけです。
実際に食べたらいろいろ問題がありますし。



暇になったら書きます。


Re: 【短編】崖に片手で掴まる男を放置して書く ( No.2 )
日時: 2017/09/19 03:50
名前: 濡濡 (ID: 9RGzBqtH)

こんなの、解説しなくても良いですよね。
まぁ、カンニバルってことです。
Google先生かYahoo!に聞いてくださいね。



続いては殺人鬼のお話です。
まぁ、そこまでグロい描写はないと思いますが、
少し身構えて読んでください。



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「仕事」



 どんな世界でも殺人は起こってしまうものだ。
怒り、憎み、妬みが故に殺してしまったり、強盗するために殺してしまったり。
きっと、ほとんどはこんなものなのかもしれない。
が、稀に殺人を快楽としてしていることもあるだろう。
被害者の悲鳴や歪んだ顔、怯える姿。
凶器で被害者の体を壊していく喜び。
もしかしたら、それ以外かもしれないが。
まぁ、私には関係ないが。



ーーーーーーーーーーーー



 「今朝のニュースです。8日の殺人事件の容疑者として警察が取り調べしていた、
村山勇樹容疑者ですが取り調べ後に何者かに殺されていたことが判明しました。
凶器はまだ調べているとのことです」



 最近は殺人の容疑者が殺されるニュースが増えている。
殺人マニアの仕事仲間によると捜査線上に上がっていない殺人者も殺されているとか。
その殺人者の家は調べられて殺人の証拠も見つかっているそうだが。
仕事仲間いわく、「殺人鬼殺し」が増えているという。
殺されているのは全て何件も殺人を犯している人間、つまり殺人鬼ばかりだ。
不運なことに仕事仲間の一人も最近殺されてしまった。とんでもない不運だ。



プルルルルル、プルルルルル



 ん?電話がなっている。
誰かを見ると……殺人マニアの仕事仲間だった。



 「もしもし。朝っぱらからなんなんだよ 」



 現在、朝の6時。7時起きにとってこれはツラい。仕事があるから仕方ないのだが。



 「あのさ、千歳の仕事相手消えたから仕事なしだってさ」



 「マジかよ、あの人死んじゃったのかよ!
まぁ、寝られるからいいかー」



  マジで眠い、寝てもいいかな……。



 「その代わり、僕と一緒に仕事だってさ。まぁ、経験豊富なお前がいると僕も安心だけど」



 「はぁ?お前が処理してこいよ。睡眠こそ俺の命なんだからさ」



 「ま、千歳は最近よくやってるし信頼されちゃってんだよ。まぁ、お迎えに行くよ」



 「……飯とか作っといて」



 「カンバニルでも良い? 」



 「それはマジでやめろ! 」



 「じゃ、今からそちらに向かいますねー」



 そんな訳で同僚の侑李に飯を作ってもらった。普通にこいつの飯は美味い。
仕事も出来るし人も良いし顔もなかなか良いが……趣味は理解できん。
だからモテないんだろうな。



ーーーーーーーーーーーー



 「千歳、そろそろ行くよ」



 侑李の運転に揺られて仕事場に向かった。
あぁ、ちゃんと服は着替えた。予備も持ってきた。
仕事道具達も……うん、ちゃんとある。



 「じゃあ、一発殺りますか……」



 俺達は殺人鬼を殺す「殺人鬼殺し」を仕事にしている。
一部の遺族から依頼を貰ったりする。
それで金をもらって生計を立てている。
もちろん、俺達が殺ったと疑われないように証拠は出さないようにするし
それなりの頭もあるから何とかなっている。
こんなことが仕事であるから殺人をそれほど悪事だとは思っていないが
仕事なんだから仕方ないと思う。



 あぁ、侑李はそういうマニアだから仕事をしているとか。
カンバニルを持っているのは本当である。
最近は俺達のように殺人鬼殺しが増えているから困っている。



 「っあ……」



 仕事中、隣の侑李が狙撃されてた。かろうじて生きていた。
最近は「殺人鬼殺し」を殺すまでいる。
世の中、物騒になったものだ。
殺されないようにしないとな。




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こういう話を書くのは難しいです。










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