ダーク・ファンタジー小説
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- crossroads 【完】
- 日時: 2018/03/24 13:17
- 名前: カコ (ID: 8zRCentP)
crossroads
【目次】
プロローグ >>1
第1話 >>2-5
第2話 >>6-10
第3話 >>11-12
第4話 >>13-16
最終話 >>17-18
エピローグ >>19
登場人物 >>21
※読了してから読んでください
あとがき >>20
完結しました。
文才なし語彙力欠如感が否めませんが、よかったら読んでください(´-`).。oO
- crossroads ( No.17 )
- 日時: 2018/03/21 23:02
- 名前: カコ (ID: hzDRnUrf)
【最終話】
公園で話をした後、2人で警察や私の親に話をしに行った。
警察にはお姉ちゃんは自殺ではなく、不慮の事故だった、ということで処理してもらった。
私はそれ以上のことは何も望まなかった。
親にもずっとノートのことを黙っていた。
お姉ちゃんがいじめに関与してたなんて知られたくなかったから。
本当のことを知った親は泣いていた。
そして、彼を抱きしめた。
ここにいる彼はもう孤独じゃない、そう感じた。
さっきこれでもかというほど涙を流した彼の目がまた潤んでいた。
「ごめんなさい…」
この言葉と一緒に、一粒の涙が彼の頬を伝っていった。
- crossroads ( No.18 )
- 日時: 2018/03/21 23:00
- 名前: カコ (ID: hzDRnUrf)
「ありがとう、来てくれて」
私たちはお姉ちゃんのお墓参りに来ていた。
「俺なんかが来て良かったのかな…」
「お姉ちゃんは喜んでると思うよ。…そういう人だから」
新しい花に替え、水をかけ、お線香をたいた。
二人で手を合わせる。
「いつ私がお姉ちゃんの妹だって分かったの?」
「…初めて会った時、かな。その時はなんとなくだったけど…雰囲気で、もしかしてって…」
まっすぐ前を見つめた彼は、もう一度手を合わせ目を瞑った。
「君が助けてくれた下山拓也は、今こうして元気にやってます。君がくれた命を大切に生きます。ありがとう…本当にありがとう」
運命は残酷だって何度も思った。
だけど違った。
運命が私たちを引き合わせたのは、私たちが正しい道を歩むためだった。
「…ねえ、拓也くん。拓也くんはもう、独りじゃないよ」
風が、私たちの間を通り過ぎた。
- crossroads ( No.19 )
- 日時: 2018/03/21 23:04
- 名前: カコ (ID: hzDRnUrf)
【エピローグ】
私たちは本当は
何が正しいかなんて
最初からわかっていた。
それでも人間は
悲しいぐらい弱い生き物で
間違っているとわかっていても
自分を守るための選択してしまう。
だけどいつか気づく。
間違った選択は
誰のためにもならないのだと。
それでもいい。
もう一度正しい選択をし直せばいい。
自分が
誰かが
幸せになれるまで一一。
- crossroads ( No.20 )
- 日時: 2018/03/24 12:33
- 名前: カコ (ID: 8zRCentP)
【あとがき】
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
思いつきで書き始め、どんなストーリー展開にするかを忘れないうちに一気に書き上げたって感じです。
なのでだいぶ大雑把な仕上がりになりました(笑)
これからちょこちょこ修正を入れていこうと思います( .. )
crossroads
岐路、分かれ道、分岐点
どちらに進めばいいか分かってるのに保身に走ってしまう、そんなお話でした。
- crossroads ( No.21 )
- 日時: 2018/03/24 13:18
- 名前: カコ (ID: 8zRCentP)
このページは内容を全て読み終わってから見ることをおすすめします(´-`).。oO
【登場人物】
島田 律花 シマダリツカ
高校1年生
杉原(下山) 拓也 スギハラ(シモヤマ)タクヤ
高校2年生
お姉ちゃん
律花のひとつ上の姉
中1の時に学校の屋上から転落して死亡