ダーク・ファンタジー小説

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survive -5日間のデスゲーム-
日時: 2018/12/12 20:28
名前: かめのて (ID: zKALihrN)

目が覚めると、そこは廃校だった。



南高校の三年二組の23名は、この悪意と殺意に満ちた学校で、5日間生き残ることができるのか?


その先に待つものは、果たして、





希望か。





絶望か。





〜〜〜



四年ほど前に書いていた作品のリメイクです。


若干グロ表現を含みます。ご注意下さい。



人物名簿

>>1


一日目

【7:30】>>2
【7:50】>>3 >>4
【7:55】>>5
【8:00】>>10
【11:20】>>11
【12:00】>>16
【12:50】>>17 >>18
【13:00】>>19
【13:30】>>21

Re: survive -5日間のデスゲーム- ( No.7 )
日時: 2018/07/22 10:02
名前: もやし定食 (ID: O7xH2wYh)

続きが楽しみです!!!

Re: survive -5日間のデスゲーム- ( No.8 )
日時: 2018/07/25 01:30
名前: かめのて (ID: zKALihrN)

>>6
猫宮白猫様

ありがとうございます!
最近更新遅れぎみですが、なるべく早くできるように頑張ります!

Re: survive -5日間のデスゲーム- ( No.9 )
日時: 2018/07/25 01:31
名前: かめのて (ID: zKALihrN)

>>7
もやし定食様

ありがとうございます!
ストーリーだけは浮かんでるんで、面白くできるよう頑張っていきます!

Re: survive -5日間のデスゲーム- ( No.10 )
日時: 2018/07/25 22:25
名前: かめのて (ID: zKALihrN)

【一日目〜8:00〜】

まひると涼介は、一回の探索をしていた。
外の通路へ通じているらしい扉の前で、二人は座り込み、話す。

「…別館への扉は開かないみたいだな」
「うん。…ここを出ても、校舎から出た扱いになるのかな?」

不安げに呟くまひるに、涼介は言う。

「いや、犯人は『本校舎のみ』とは言ってなかったはずだ。それに、別館への通路が通れないなら、体育館と本校舎を繋ぐ通路にだって出られないはずだろう。…きっと、鍵かなにかが必要なんだ」
「鍵…職員室にあるかな?」
「多分な。まだ時間もあるし、行ってみるか」
「うん…!」

__訳がわからなくて恐ろしい状況だけど、戸沢君がいてくれて良かった。
すごく、心強い。

そう思いながら、まひるが涼介と共に立ち上がった瞬間だった。











「きゃああああああああああああああああああああっっっっっっっっっ!!!!」


「!?」


突然校内に悲鳴が轟いた。

「何今の!?」
「二階の方からだ!」

涼介とまひるは二階へ急ぐ。

「ねえ、今の…小川さんの声じゃなかった…?」

階段を登りながら問うが、涼介には「わからない」と言うことしか出来なかった。









「な…っ!?」
「嘘だろ…こんな…」

二階にはすでにみんなが集まっていた。
まひると涼介も人混みをかき分けて様子を見る。



__嫌な予感は、的中した。



「っ…い、いやああああああああああああっっ!!」




















そこにあったのは、脇腹を切り裂かれた正治と、首に大きなナイフが刺さった麻衣の遺体だった。

Re: survive -5日間のデスゲーム- ( No.11 )
日時: 2018/08/13 00:41
名前: かめのて (ID: zKALihrN)

【一日目〜11:20〜】


「…おい…大丈夫か、七瀬…」
「………ん…」

まひるが目を覚ますと目の前に涼介がいた。
部屋の構造や置いてあるものから察するに、どうやらここは保健室らしく、自分はベッドに寝かされていたらしい。

「…ここは…?」
「覚えてないの?」

ふと見ると、涼介の隣に天満がおり、まひるを心配そうに見ていて、
もうひとつのベッドには意識のない状態の信一が寝かされていた。

「アンタ、死体を見た後ぶっ倒れて、それであたしが運んできたんだよ」

信一の寝かされているベッドのふちに座っていた美々が、ため息をつきながら言う。
腕組みをする彼女は、男勝りな性格に合わずなかなかの美少女だ。

まひるはしばらく呆然としていたが、バッと起き上がり、涼介の肩を掴んで揺らした。

「戸沢君!!小川さんたちは…っ!」
「…七瀬」

涼介が悲しそうに目を伏せ、まひるの手を自身の肩からそっと退ける。
まひるは、その態度ですべてを悟った。

「…やっぱり」

夢じゃなかったんだ、と呟く。

「ひどい…あんな、酷いこと…」

天満が口元を抑え涙を浮かべる。いつも元気な彼女からは想像できない姿に、まひるは改めて、ここが非日常空間であることを確認した。

「悲鳴が聞こえたとき、もっと早くたどり着けていれば…!」

涼介も、拳を握りしめうつ向く。



「…ごめん、七瀬さん」

その声に横を見ると、いつの間にか起きていた信一が辛そうな顔をしてこちらを見ていた。

「僕が不甲斐無いばかりに…。…ごめん、笠原君なら、力も強いし、きっと平気だって思ってたんだ……だけど、こんな……っ」

僕のせいだ、と呟き、信一は涙を流す。


「バカ言ってんじゃねーよ」

まひる達が慰める前に落ち込む信一を一喝したのは美々だった。

「あんなん、予測できるわけねーだろ。放送でもなんも言ってなかったじゃんよ。誰も悪くねえ。…こんなときだからこそ、クラス委員長のあんたがまとめてくんねーと」

言って、美々は信一の頬を両手で包み、無理やり上を向かせる。
涙が一筋だけ頬を伝った。

「これ以上死なないために。あんたが生きて帰るために」
「そうだよ、信一君!」

天満が信一のもとへ駆け寄り、微笑む。

「みんな一緒に帰ろう!…麻衣ちゃん達のこと、二人の保護者さん達に伝えなきゃだし、何より犯人ぶん殴らないと気がすまないよ!」
「おー!言うじゃん野々宮!」

美々が天満の肩に腕を回し、笑う。

「絶対帰ろうぜ!」
「うんっ!」


まひるはそれを微笑ましく見つめていたが、不意に涼介の顔が暗いことに気付いて、小声で聞いた。

「戸沢君、どうしたの?」
「…この件で、みんなが変な気を起こさなきゃ良いけどな」

その言葉にまひるは首をかしげる。






しかし、涼介の思った通り、






一部の生徒は、すでに計画を始めていた。









『魔女狩り』ならぬ、『ウラギリモノ狩り』、の。


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