ダーク・ファンタジー小説
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- 雫くんは殺人鬼!?
- 日時: 2018/06/09 21:59
- 名前: 光音。 (ID: TM1He8zT)
人は助けを求める____。
だが、殺人鬼はどうだ?
助けなんて、誰もこないだろう。
俺は今日も、この“リスト”に書いてある殺人鬼を____
殺すんだ___。
−−−−−−−
メインキャラクター
音崎雫 オトザキ シズク
男、20歳、銀髪
殺人鬼。武器は斧。
仕事は殺人鬼を殺すこと。
殺人鬼の時は髪を縛る。
普通の時は鼠色のパーカーに赤いピンを2つ付けている。
双子の兄がいる。
リストとは
いわゆる手帳だ。
手帳に書いてある殺人鬼の名前を上から順に
倒していくことである。
−−−−−−−
初めまして!!
作者の光音(ひかね)です。
雫くんシリーズ第三弾。
詳しくは、『雫くんは男の娘!?』をご覧ください。
殺人鬼のことがちょこっと書いてありますので…。
雫くんの元相棒も…!?
以上、光音でした。
今回は真面目に書きます。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.4 )
- 日時: 2018/06/10 17:18
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
「……?」
目が覚めた。
白い壁に見覚えのある部屋。目の前には俺の親友が座っていた。
「目が覚めたか、雫。」
いつもの低い声で俺の名前を呼ぶ。
「…また俺を見ていてくれたのか?」
はぁ…と溜め息をつく親友に、俺はただ黙って見ていた。
「今までのこと、覚えているか?」
そう聞かれ、俺は今までのことを思い出そうとした。
手帳に書いてある殺人鬼を殺し、表ではいつもの二人と一緒に遊んだことは覚えている。
あれ…?何か忘れているような気がする。数時間前…俺は何をしていたんだ…?
思い出せない、どうしても。
「…彼方、俺…数時間前、何してたんだ…?」
「…どうしても知りたいか?」
そんなに言えない用なことをしたのか、少し悩んでしまった。
「……教えてくれ。」
嫌な予感はしたが、どうしても知りたかった。
「…お前は数時間前……
殺人鬼の死体をバラバラにして、遊んでたんだ。」
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.5 )
- 日時: 2018/06/10 18:24
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
「俺が……そんなことをしてたのか…?」
「あぁ…本当に何も覚えてないんだな…。」
雫は覚えていないんだ。数時間前のことだけ。
「…そっか。そんなことしていたんだ、俺。なんでだろうな…たまに胸が苦しくなるんだ…。
俺は他の殺人鬼と違って、一人じゃないんだ。双子の全然顔が似てない兄と、いつも元気で優しい友達がいて…本当に俺、このままでいいのかなって…。」
こんな雫初めて見た。聞いていて声が少し震えているのが分かった。
「…ごめんな、こんな話して。今日は戻っていいぞ。俺のせいで疲れたよな。」
「…あぁ、そうする。あと…あまり自分を追い詰めるなよ。」
「!!……ふふっ、ありがと。」
最後まで雫は俺を見送った。
「…全く、相変わらずのイケメン何だから…w」
と、俺は一人でつぶやいた。
−−−−−−−
この話、誰か見てんのかなwwww
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.6 )
- 日時: 2018/06/10 19:41
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
「…また逃がしたのですか。」
「も、申し訳ごさいません!!今回は邪魔者がたくさんいまして…」
とある場所に、“ダギー”という連合が集まっていた。
「チッ、言い訳はいらん!こいつらを死刑にしろっ!!」
「そ、そんなっ…!!」
周りの奴らはただ立っていることしか出来なかった。
自分が止めると、自分も死刑にされるのだから。
「…音崎雫…なんて言う悪魔だ…。」
大勢で倒しに行っても、傷一つもつけられんとは‥。
「さすがは前説の殺人鬼ですね、王。」
「‥そうだな、…次はお前が行け。
……絶対に逃がすな。」
「…当たり前ですよ、全力で倒しに行きます。」
また、何かが動きだそうとしている…。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.7 )
- 日時: 2018/06/11 19:41
- 名前: 光音。 (ID: CNF3NCLC)
自分は悪魔だと思われている。
それもそうだ、俺は有名な殺人鬼なんだから。
「…今日も頼むな、相棒…。」
俺の大切な斧に今日も挨拶をする。
「さて…仕事の時間だ…。」
今回のターゲットは、最近連続殺人事件を騒がせている殺人鬼だ。
「…いた…って、女目当ての殺人鬼かよ、気色悪ぃな。」
女なんて俺は大嫌いだ。良くあんなおっさんと歩いてるな。
それもそれでどうだと思うが…。あれってついてくのが悪いんじゃないか?
「…しばらく見てみるか。」
仕事のためにあの女、一人犠牲になってもらうぞ。
「ねぇ、次はなにして遊ぶ‥?」
「そうだなぁ‥あ、そうだ!りかちゃんにはちょっと来てほしいところがあるんだ♪」
イラッ、なんかイラつくなぁ…早くあの殺人鬼殺したくなってきたんだけど。
…あ、やべ、ついていかないと。一体どこに行くつもりだ…?
…多分あのりかって女、もうすぐあの殺人鬼に殺されるな。馬鹿な女だ。
「ね、ねぇ…どこに連れて行くつもり…?」
「ん?それはね……ここに連れて行くんだよっ!!」
グサッ!!
…うわっ、派手にやられたな…。
…まあ、仕事を始めるか。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.8 )
- 日時: 2018/06/11 18:45
- 名前: 光音。 (ID: CNF3NCLC)
「ははっ、はははは!!!」
男は笑っていた。
「美しいよ…こんなに綺麗に死ねるなんて…女は最高だな!!」
りかと言う女は、目にナイフを刺され、その場で死んでいる。
それを興奮しているのか、殺人鬼はその場で甲高く笑っていた。
「ハァ、ハァ…さあ、りかちゃん…僕の部屋まで案内してあげるよ。
…きっと喜ぶさ!りかちゃんだけじゃなくて"他の子"もいるからね!」
殺人鬼はりかを自分の部屋まで連れて行くつもりだ。
しかも一人ではない。今までに何十人も人を殺してきたのだろう。
「さあ行こう!皆が待っているよ!」
完全に頭がイカれてやがる。
その前に…片付けなければ。
「ねぇ、おじさん。私も連れて行ってくれない?」
「!?…あぁ…なんと美しい女性だ。こんな女性、見たこともないよ。」
死体を持っているのにも関わらず、動揺しないとは…対した殺人鬼だな。
「では、君も連れて行ってあげよう。こっちに来ておくれ。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
…まだ殺さないつもりか?まあいい、部屋と言うものも気になるしな。
元々顔付きが女で良かったよ、今回だけは…。髪も縛っているし、大抵の奴らは
俺のことを女だと思う。…それにしても、ずいぶんと距離が長いんだな。
「あ、あの…おじさん、どこにお部屋があるの?」
殺人鬼が振り向く。
「(…来る……!!!)」
殺人鬼がニヤリと笑いながら、
「お姉ちゃん、おじさんと……
アソビマショ?」
その瞬間、俺の方にナイフが数本飛んでくるのが見えた。