ダーク・ファンタジー小説
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- 雫くんは殺人鬼!?
- 日時: 2018/06/09 21:59
- 名前: 光音。 (ID: TM1He8zT)
人は助けを求める____。
だが、殺人鬼はどうだ?
助けなんて、誰もこないだろう。
俺は今日も、この“リスト”に書いてある殺人鬼を____
殺すんだ___。
−−−−−−−
メインキャラクター
音崎雫 オトザキ シズク
男、20歳、銀髪
殺人鬼。武器は斧。
仕事は殺人鬼を殺すこと。
殺人鬼の時は髪を縛る。
普通の時は鼠色のパーカーに赤いピンを2つ付けている。
双子の兄がいる。
リストとは
いわゆる手帳だ。
手帳に書いてある殺人鬼の名前を上から順に
倒していくことである。
−−−−−−−
初めまして!!
作者の光音(ひかね)です。
雫くんシリーズ第三弾。
詳しくは、『雫くんは男の娘!?』をご覧ください。
殺人鬼のことがちょこっと書いてありますので…。
雫くんの元相棒も…!?
以上、光音でした。
今回は真面目に書きます。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.1 )
- 日時: 2018/06/10 09:59
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
グチャッ…
鈍い音が外に響き渡る。
グチャッグチャッ…
彼は笑っていた。
不思議な笑みを浮かばせて…
殺人鬼が殺人鬼を殺すことが仕事だった彼は、その場で一人笑っていた__。
「はは、ハハハハハハハッ!!」
グチャッ、グチャッ、グチャッ
死んでいるにも関わらず狂った用にナイフで死体を刺していく。
その時だった____
バタッ
雫が倒れた。
そこには、メガネをかけた男が注射器持って立っていた。
「もう、仕事は終わったよ…雫。
今日はもう休んでおくれ……。」
そう、少し悲しそうに言った彼の名は、彼方(カナタ)と言う少年。
雫の友人であり、雫の管理をしている殺人鬼だ。
彼方は雫を殺さない、雫が殺そうとしても。
絶対に……。
「可哀想なお姫様。」
寝ている雫にそうつぶやいて、ベットに運んだ。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.2 )
- 日時: 2018/06/10 10:27
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
***
彼方は昔から雫のことを見ていた。
楽しそうにはしゃいでいる雫を見ると、何だか元気がもらえた気がした。
「ねぇ、これ見て!!格好いいでしょ!新しい服買って貰ったんだ!!」
初めて雫と会った時は、正直"殺してやろう"って思ったんだ。
子供みたいで生意気だったから。
でも築いたんだ、それは"無理"なんだと___。
「(…こいつ、もしかして…あの…!?)」
あの…リスト殺しか!?
リスト殺しとは、昔から有名な殺人鬼だ。幼いころから殺人を起こし、
今でも人を殺し続ける"悪魔"の用な殺人鬼だ。
信じられなかった。こんな奴がリスト殺しだと。
「(くそ…なんでこんな危険な奴がここに…)」
まさか俺を殺しに来たのか?と思っていると
「それは違うよ。」
と、後ろから声が聞こえた。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.3 )
- 日時: 2018/06/10 13:27
- 名前: 光音。 (ID: t7y4Iwob)
「なっ…お前…!?」
一体どこから…っ!?
彼方は後ろに持っているナイフを取り出そうとした。
「…待てよ、俺はお前を殺す気はないし、お前と殺し合いする気もないぞ。」
良く見ると、こいつは何も武器を持っていなかった。
「…ハッ、さっきと人が全然違うじゃねぇか。」
そう答えると、リスト殺しは言った。
「良く小さい頃から言われるよ、『人が変わってるみたい』ってね。」
…彼は一体何物なのか、彼は何が目的なのかが分からなかった。
謎だ。こいつが何を思っているのかが分からない。全てがとにかく分からなかった。
普通の人間みたいで、逆に"怖かった"
「…何が…目的だよ。」
睨みながら言う。だが、リスト殺しは笑顔で
「目的なんかないよ、ただ通ってたら君がいたから。」
……。
その時思ったんだ。
もしリストに俺が書いてあったら……
今頃、こいつに殺されていたのかもしれない。