ダーク・ファンタジー小説
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- 青の眼で何を見るか
- 日時: 2020/01/09 19:45
- 名前: ルカ (ID: 6hC8ApqV)
☆。.:*:・'°☆.:*:・'°☆
プロローグ
どこにいるのよ、お母さん。
なぜ私の眼は真っ黒なの?
お母さんみたいな真っ青な瞳がよかったわ──
☆。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆
はい、初めてお邪魔させていただきますルカです。
いつもは二次創作の方にいます。低浮上です。
満足できる小説を書けないかもしれませんが、ご了承ください。
応援よろしくお願いします。
- Re: 青の眼で何を見るか ( No.3 )
- 日時: 2020/01/10 19:44
- 名前: ルカ (ID: 6hC8ApqV)
大理石の冷たい床をペタペタと歩く。
お父さんは昨日から帰っていないみたいで、お母さんはキッチンにはいなかった。
お母さんの寝室のドアをキイッ、と開けた。
「お母さん、おはよ…」
そう言いかけたが、その部屋は──冷たかった。
人の暖かみなんて、なかった。
寝室は、カラッポになっていた。
カラッポと言っても──家具はそのまま、お母さんだけが、いなかった。
「お母さん?寝てる…の?」
ふわふわの羽毛布団をめくった。
ベッドは──空だった。
「トイレかなぁ…?シャワールームにいるの?」
と広い家の中を歩き回った。
お母さんは、トイレにも…シャワールームにもいなかった。
ダイニングにも行ったけど──姿はなかった。
(いつか──朝ごはん、出してくれるよね)
お母さんは、帰ってこなかった。
昼を告げる鐘が鳴っても──5時を告げる鐘が鳴っても。
「お母さん…おなかすいたよぉ…会いたいよ…」
涙がカーペットに染みていた。
- Re: 青の眼で何を見るか ( No.4 )
- 日時: 2020/01/10 20:51
- 名前: ルカ (ID: 6hC8ApqV)
それからは──棒漠とした毎日だった。
そして、お父さんが帰ってきた。お母さんがいないことを話すと、すぐにお母さんに電話をかけた。でも──お母さんの部屋から、着信音が聞こえた。
お父さんは
- Re: 青の眼で何を見るか ( No.5 )
- 日時: 2020/01/10 20:53
- 名前: ルカ (ID: 6hC8ApqV)
上のは操作ミスです💦ごめんなさいm(_ _)m
- Re: 青の眼で何を見るか ( No.6 )
- 日時: 2020/01/10 23:25
- 名前: ルカ (ID: 6hC8ApqV)
※書き直し
それからは──あっという間だった。
夜になり、不苦労が鳴く頃。
お父さんが帰ってきて、お母さんが朝からいないことを話すと、すぐに通信魔法を使った。
「だめだ…通信が切れてしまう…これは…誰かが俺の魔法を遮っているのか…?」
と言った。
私は魔術に興味があり、一応やってみたが、
「お父さん、やっぱりむり」
ぎゅるる〜。
「もしかして…ルビー、お腹空いてるんだろう?
黙ってなくていいのに…さ、キッチンに行こう。」
お父さんは料理ができないはずなのに、私のために精一杯作ってくれた。
ちょっと…焦げ臭かったけど。
「はい、焼きイモリ。」
「お父さん…黒焼き作ったの?」
というほど焦げていたけど。
魔界警察にも相談したが、「家出だ」「別居中なんじゃ?」と信じてもらえなかった。
そのまま、お母さんは帰ってきていない。
- 第一章 旅立ち ( No.7 )
- 日時: 2020/01/13 19:34
- 名前: ルカ (ID: jJ9F5GeG)
1 何処
それから──数年後。
私はクロロブレードウィッチアカデミー一年生。
17歳になった今でも、目の色は真っ黒だ。
「ルビー!おはよ!」
「おはよう!試験勉強、どう?」
「あはは、全然してないよ〜」
と話しかけてきたのは、同じクラスのカリン。
元気なのはいいけど、勉強に対しての概念が全く無い。
そして留年するのでは、と先生たちが頭を抱えている、まさに
【問題児】である。
「おはよ、二人とも。」
「アリシア!バレッタ可愛いね!」
このアリシアと呼ばれた可憐な少女は、大富豪ザルツブルク家の礼状、
すなわちお嬢様だ。
文武両道、顔も性格も◎なカンペキ少女。
「うふふ、ありがとう。」
「アリシアは、どう?試験勉強」
「ほぼしてないよ〜。ちょっとだけ。」
「ちょっとだけって、どのくらい?」
「え?10時間だけど…」
「「ちょっとじゃないじゃーーん!!!」」
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