ダーク・ファンタジー小説

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桜印の鳥
日時: 2020/04/13 21:02
名前: ミカン (ID: lQjP23yG)

こんにちは、ミカンです。

昔ここで別名で小説を書いていましたが、現実の忙しさに追われ途中で終わってしまいました笑
最近は家にいることが多くなったので、心機一転も兼ねて一小説を書こうと思います。

即興でかつ現実でまた忙しくなったら更新遅気味or終わっちゃうかもしれませんが……

それでもよろしいという心優しい方は、どうぞよろしくお願いします*´∀`)ノ♪



第1話 >>1-6

登場人物紹介 >>6

Re: 桜印の鳥 ( No.1 )
日時: 2020/04/09 11:40
名前: ミカン (ID: lQjP23yG)

昔々、あるところに黄金に輝き銀色に揺らめく1つの指輪がありました。
その指輪は代々烏の羽をもつ人間のような姿形をした一族によって守られていました。
その指輪は世界を平和にも恐ろしくしてしまう力をも持っており、世界の均衡はその指輪で成り立っていると言われても過言ではありませんでした。

だからこそ、指輪を狙い我が物にしようと企む奴がいても、不思議ではありませんでした。
指輪を狙う"奴"と"一族"の闘いは千年にも渡り、幾度となく繰り広げられていきました。
しかし、封印する度に復活し、日に日に強さを増していく"奴"の力を恐れ、一族は指輪に対しある能力を施します。
それは奴を封印した後、指輪を"金と銀"、2つに分散させること。
そうすることで、奴の封印をもってして各々の力を蓄え、2つの指輪で世界の均衡を保つ—————……それが一族の狙いでした。

こうして、奴を封印した彼らは指輪を金と銀2つに分け、奴の封印に力を注ぐことで各々の指輪の力を蓄えていきました。
そして今、20XX年、指輪はある少年のもとに嵌められていました。これがすべての始まり—————……





第1話 終わりの始まり

「ねぇまた出たらしいよ。"血塗れ仮面"」
「えぇこっわ……この前もニュースになってなかった?」
「なってたなってた。確か隣町の女子高生襲ったらしいんでしょ」
「その女子高生は軽傷で済んだらしいけど、襲われたそれ以外の人は皆病院送りでしょ、怖いよね」
「しかも段々この町に近づいてきてない?もしかしたら今日、この学校の誰かが襲われ…」
「ちょやめてよ!」
「そうよ!帰りにス◯バ寄れなくなるじゃない!」
「なんでアンタは自分の命よりス◯バなの……」
「ホントそれ…少しは自分の命大切にしなさいよね」
「全くこれだからアンタは…」
「ジョーダンよ!冗談!…ねぇねぇ早紀はどう思う?」
「……っぬわ!?」

お団子頭の1つ縛りに星型のヘアゴム。ちょっとキツイ印象に見られがちの目元。
如何にも寝起きと思われる跳ね上がった寝癖が妙に可愛らしく、大人びた彼女がまだ子供だと思い知らされる。

「「……っぬわっ!?」じゃないわよ、アンタ、またさっきの授業寝てたでしょ」
「……えっあー……ごめんごめん。昨夜も課題に追われててさ、寝るの遅かったんだよ」

「許して」と言わんばかりに、手をこすりつけて軽い上目遣いをする。
少女の名は"西野早紀"。ここ、櫻木中学に通う15歳だ。

「課題に追われてって……アンタ、また辻本君に課題手伝ってもらってたんでしょ」
「ゲゲッ…なんでそれを…」
「なんでって、さっき辻本君。青白い顔してアンタの愚痴零してたわよ。早紀はすぐ面倒くさがるサボり魔だーって」
「えぇ…そんな…」
「誰もそんなこと言ってねーよ」


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