ダーク・ファンタジー小説

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白と黒の魔法戦争
日時: 2021/02/24 18:06
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

 知っていますか? ある預言者のお話。その人は、こんな預言をしたんだそうです。

 ”白き勇者、白と黒の戦に終わりを誘われん”

 でも、預言者の言葉は信じられることがありませんでした。今、その預言を知るすべは、田舎にある書庫にある、埃をかぶった預言者の日記だけだそうですよ。

―――――――――――――――――――――――

☾主な登場人物

 レイヴィー・フリーザメイズ‐この物語の主人公。白い髪に紫の瞳をもつ少女。

 エマ・アフター・ハイ‐白の魔法騎士団団長。金髪で赤と青の瞳をもつ女性。

 サーミリ・???‐黒の魔法騎士団団長。苗字、容姿共々不明。

 ジェイラル・アヴェーランス‐この世界と、ラジャリスの世界を繋ぐ扉の管理人兼案内人。

☾注意事項
・流血表現、暴力表現、死ネタがあります。ハッピーな展開とは程遠いです。
・作者が掛け持ち魔なため更新がかなり遅いかもしれませんが、暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。
・この小説は作者が真面目に書く初めての小説です。下手くそなとこもあるかと思われますがよろしくお願いいたします。
・コメント(感想やアドバイス)頂けると凄く嬉しいです。お気軽にどうぞ。

☾目次

最新話              >>1

・序章
【扉を開けて】          >>1

・第一章 
【大図書館】           >>2-

第一話「朝ですよ」           >>2
第二話「」
第三話「」

Re: 白と黒の魔法戦争 ( No.1 )
日時: 2021/02/20 21:14
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

 序章【扉を開けて】

 昔々……っえ? 急に語りだしたお前は誰、ですか? そうですね、自己紹介も無しに、失礼しました。ごほん、私は、ジェイラル・アヴェーランス。これから説明するラジャリスの世界。それと、こちらの世界……あぁ、貴方方が今、これを読み、存在している世界を繋ぐ扉の管理人兼案内人です。以後、お見知りおきを。まぁ私の役目はここで説明し、皆様方をご案内し終わりですが。
 え、早く説明を? あぁ、長々とお話してしまい申し訳ございません。生憎、喋りだすと止まらないもので。
 さて、先程の話に戻りましょう。
 昔々、ラジャリスの世界では、たくさんの魔物であふれていました。
 魔物は、人のような姿をしたものから、化け物のように恐ろしい見た目の者もいます。魔物は人間を襲い、人間を食べたり、殺したり……。だんだんと、人間は減っていきました。
 このままでは、人間は絶滅してしまう。そんな不安が飛び交うようになったあるとき、ある一国の王が、こう言った発言をしました。
「魔物に立ち向かう勇気を集めて、軍を作ってはどうだろう」
 この発言には多くの賛成を集め、数年のときが過ぎたとき、ついに現実のものとなりました。結成された軍は、白の魔法騎士団と名付けられました。その中には、魔物に含まれる部類の種族の者もいましたが、彼らは人間に協力する、ワイトと呼ばれる者でした。
 しかし、やられっぱなしで黙っている魔物ではありません。魔物の国、ラックレースの王は魔物を集め、軍を結成しました。なお、白の魔法騎士団に対となるよう、黒の魔法騎士団と名付けられました。
 それから、千年ほどの月日が流れました。今もなお、その戦いは続いています。
 ――物語にはいつか終わりが訪れます。この戦いにも、いずれ。この戦いに、終止符をうつかもしれない少女が、白軍の寮で生活しています。その生活を案内人のこの私、ジェイラルと覗いてみませんか?
 ……快い返事が聞けて、私は嬉しいです。
 さぁ、世界と世界を繋ぐ扉は開かれた。それでは、よき旅を。ボンボヤージュ!




 序章【扉を開けて】‐終‐

Re: 白と黒の魔法戦争 ( No.2 )
日時: 2021/02/24 20:08
名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ (ID: 0bK5qw/.)

 第一章【大図書館】‐第一話「朝ですよ」‐

 リーンゴーン……リーンゴーン……
 教会の鐘が鳴り響く。朝の六時を知らせる鐘の音だ。
 猫の耳と尾をもつ、メイド服を着た眼鏡をかけた女性が、白軍の寮の一部屋一部屋、団員を起こしてまわっていた。次で最後の部屋だ。いや、正確に言えば、まだ我が白の魔法騎士団、通称白団団長、エマ・アフター・ハイの自室がまだ残っているが、相部屋の中では、最後の部屋だ。
 目覚まし時計のアラーム代わりに、お玉とフライパンを持って部屋に入る。
 カンカンカンカン……!
「皆さーん、朝ですよ! 起きてくださーい!」
 お玉とフライパンを打ち付けながら、大声で言う。
 この部屋には、まだ幼い少女や、大人の女性が混在していた。
 眠そうにゆっくりと体を起こすものや、まだ眠っているものが多いが、一人だけ、ベッドから飛び起きる、犬耳と尾をもった茶髪の少女がいた。少女は猫耳の女性に駆け寄る。なんなら、押し倒さんばかりの勢いだ。
「マイさん! 今日の朝ごはんはなんですか⁉」
「メイヴェルさん落ち着いて……。今日の朝ごはんは、サラダとパン、それから生ハムですよ」
 崩れかけた体制を元に戻しながら、朝ごはんの献立を伝える。
 朝から元気だな……と心の中で思っていると、耳を塞ぎたくなるほどの大声が部屋に響く。
「生ハム⁉」
「うるさっ、そうですよ。ってエマ様⁉ 何故ここに⁉」
 我らが団長、エマは先ほども言ったが自室……団長室が与えられている。ここは相部屋だ。
 エマは先ほどまで眠そうにしていたにも関わらず、勢い良くベッドから飛び起きるとマイと呼ばれた女性に駆け寄った。
「そんなことは後だ! マイ、朝食に生ハムがあるって本当⁉」
 と食い気味に聞く。
「本当ですよ! ていうか、団長なら献立くらい把握しといてください!」
 そして、この部屋に居る理由を聞こうと思ったが、大体理由は検討がついている。
 エマは、たまに相部屋を訪れては、カードゲームやらまくら投げやらをして、泊まっていくことがある。それに戸惑わなくなっている団員もいる。というか毎回歓迎ムードだ。
「まったく……自分は団長だということを自覚してくださいよ」
「してますー! 団長として、団のみんなとの仲を深めてるの!」
 と小言に口をとがらせるエマ。
 いや、エマ様はもうすでにとっっっっっっても仲いいじゃないですか。これ以上どう深めるというんですか。地球貫通しちゃいますよ。と言いたくなったが、それをそっと心の奥にしまう。
「ふんふんふふーん」
 鼻歌を歌いながらマイの横を通り抜け、部屋を出るエマ。
「え、ちょっとエマ様、お着替えは⁉ ってしてる!」
 自身の大好物をいち早く食べるため、脅威のスピードで着換えを終わらせたエマに、マイは呆れを通り越して感嘆の声を漏らした。
 大きなため息をついた後、再度部屋の中に体を向ける。そして、未だスヤスヤと寝息をたて、気持ち良さそうに寝ている白髪の少女に目を向けた。
「……今日も起こすの大変そうですね」
 独り言を呟いて、少女が寝ているベッドに歩み寄る。
「レイヴィーさーん。起きてください、朝ですよ!」
 と小さく体を揺らしながら声をかける。しかし、少女――レイヴィーは、顔を歪めることもなく寝ている。レイヴィーは、白団一といっていいほど寝起きが悪い。毎日、起こすのに苦労する。
「駄目ですね、こりゃ。誰か手伝ってください」
「あいよ……ふわぁ」
 羽が生えている朱色の髪の高身長な女性が、あくびをしながら、よたよたとした歩きでレイヴィーが寝ているベッドに向かう。
「あだっ」
 背中から生えている大きな羽が、マイに当たる。
「あー、ごめん。今しまう」
 シュルルルッと音を立てて羽が背中に吸収される。
 パジャマの背中に、羽が生えていたであろう場所にぽっかりと空いた大きな穴を見て、マイは絶句する。そして、声を張り上げた。
「またですかーーーーー⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉」
「ん、敵襲?」
 急な大声に、流石のレイヴィーも目を開けた。そして、少し様子を見ると、またベッドにもぐりこんだ。
 レイヴィーが一瞬でも目を開けたことに気付かず、マイはパジャマに空いた穴を指さしながら、朱色の髪の女性を大声で𠮟りつけていた。
「またあなたはこんなに大きな穴空けてっ!」
「悪かった、悪かったって」
「反省が見えません!!!!」
 そんな二人のやりとりをベッドの上から見つめている紫色の髪の女性がいた。目の下には、酷いくまがある。
 視線を感じ、マイはそちらへ目を向ける。そして、目の下のくまを見ると、その女性に駆け寄った。
「また夜更かしして研究したんですか⁉」
 怒ったような口調で聞く。しかし、女性は力なく微笑む。
「うん、もうすぐ新しいのできるよ」
「はぁぁぁぁ……いいですか。あなた自身が倒れたらその研究だって元も子もなくなるんですよ」
 二人まとめて説教してやろうか。と考えていると、犬耳の少女……メイヴェルが話しかけた。
「あの、マイさん、そろそろレイヴィーちゃん起こした方が……」
「あっ、そうですね、すいません」
 そう言って再度レイヴィーを起こしにかかる。
 マイは大声でレイヴィーに呼びかけ、メイヴェルは尻尾でレイヴィーの鼻をくすぐった。二人で協力してやっと、レイヴィーは薄く目を開けた。
「……なんですか?」
「なんですかじゃありません。もう起床時間過ぎてますよ」
 と時計を指さすマイ。レイヴィーは指さされた先を見て、ゆっくり布団から出ると、朝の支度を始めた。
「はぁ……干してた洗濯物回収しにいきますか」
 そう呟いて、マイは部屋を出た。

 ‐第一話「朝ですよ」終‐


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