ダーク・ファンタジー小説
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- 人狼は貴方のそばに
- 日時: 2024/11/30 09:39
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
1話「最初の犠牲者」
「ハアハア、」
なんだ。こいつずっと追いかけてくる。あれ?そもそも私はなにから逃げてるんだっけなぁ、、?
そう思ったのが間違いだった。ザシュッッ耳元でナイフの音がした。
「えっ」
ドサッ そ、そうだ。私は学校で仕事をしていたら襲われて逃げていたのだ。顔を恐る恐るあげようとしたが、もう力が残っていなかった。 嗚呼、人生ってこんなもの、、?
「嘘っだあ。。」
うちは目の前の光景をみて口を開けた。うちの担任の先生が倒れてるねん。一体どう言う事だ。現実を飲み込む事ができなかった。
そこへ仲良しの若泉カナがやってきた。
「ああ、おはよーっ!あれ、どうしたの?」
「ッ、、これ見てよカナ」
うちは先生を指さした。
「ッ、、!こ、これは一体、、」
「それに、、おはようじゃないねん。さっきからずっとくらい、、、」
「あれ?本当だ!あれ?あたし、家に帰ったんだけどなぁ?」
カナの言う通りだった。うちも帰ったはずだ。なのに、いつのまにか自分のクラスにいた。なにがおこっとる?うちにもカナにも状況が飲み込めなかった。そこへ足音が近づいてきた。
「誰だあ!」
カナが振り向くとそこには、茶髪の女の子がいた。その子の顔は真っ青だった。
「わ、私、、、」
人物紹介
主人公 山月 紗奈 容姿 桃色のストレートの髪 瞳の色は黄色少しツリ目 弱気 一人称 うち 関西出身
若泉カナ 容姿 水色の髪をしていておさげ。瞳の色は少し濃い黄色。悪戯好き 一人称 あたし 自分のことより、相手が大事。
光山愛菜 容姿 ツインテールで茶髪。瞳の色はブルー。おとなしい。 一人称私 尊敬している人がいるようだが、、?
天野莉央 容姿 ボブで緑色の髪の毛。赤とピンクのオッドアイ。一人称ボク 元気なムードーメーカーだが、裏は、、?
雲鏡るの 容姿 少し長めのボブで、黄色の髪の毛。オレンジのメッシュがかかっている。一人称私 瞳の色はオレンジ。 監禁されているようだ。その理由は、、?
夜野ひまり 容姿 二つお団子で、赤毛。瞳の色はバイオレット。一人称ひまり 愛菜の尊敬している人は、貴方なの?
恵乃雪利 容姿 ボブで、エメラルドグリーンの髪色。一人称私 空手を習っている。
雨月麻呂 容姿 三つ編みで紫色の髪色。スカーレットの瞳。妹がいるらしい。一人称私
天音りりあ容姿 短めのボブで桃色髪色。紫の瞳。一人称俺 少し男前
??? 紗奈にそっくり。前髪で隠された瞳はさなと同じ黄色でつり目。その瞳は爛々と光っている!
鵜澤 心 容姿 クリーム色の髪の毛で、癖毛がピンク色が入ったアホ毛が特徴な子。桃色の瞳。うさぎが大好きなんだけどそれにはとある理由があって、、?
雨月魔穂 容姿 姉の麻呂と同じの髪色と髪型。しかし瞳の色は黄緑色。姉とは違くてネガディブ。でも姉を一番に愛している。
どんどん追加してきます!
- Re: 人狼は貴方のそばに ( No.16 )
- 日時: 2024/11/19 17:28
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
会議が始まった。というか増えた4人はなんなん?この4人の中に人狼がいたりして、、。
「さっき、るのが言ってた通りさ、莉央ちゃんば人狼だったぽいね?」
「その人が、、愛菜ちゃんを殺ったのかな、、?」
「そうじゃないかな。でもさ、、紗奈、莉央は、、ナイフで刺されて死んでたんだよね?」
「そうやな」
ん?待てよ、おかしくないか、、?だって、、莉央が人狼だとしたら、、なんで莉央が刺されてるんや。
「莉央さんが刺されているのはおかしいですよね」
るのさんが言った。うんうん。同意見や。
「人狼どうしで殺りあうのはおかしいもんな!」
「じゃあ、、人狼じゃない、誰かが、、その子を殺したんじゃない、、?」
「麻呂の言うとおりだな!でも、、人狼以外に誰が殺したんだ?¿」
「本当に、、関係のない人が、、殺したんだね、、。きっとその子に恨みを持ってたりしてさ、、」
待って、、莉央の刺されているところは、手首、足、腹、、。うちと似ている。うちも最初に足に刺されたもんな、、!
よし、言う自信がなかったけど、、あの子について話してみよう。
「実は、、うち変な子に会ったんや」
「え!???」
みんなの視線がうちに向かった。
「屋上に行った時、、本当にうちにそっくりな奴がいて、、そいつに足を刺されてたんや」
「紗奈にそっくり?そんな子居たっけ?」
「居ないよ。だからさ、、」
うちが、『そいつに殺されたんじゃない?』って言おうとした時だった。ガラッ
ドアが開いた。
- Re: 人狼は貴方のそばに ( No.17 )
- 日時: 2024/11/20 16:31
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
「ハアハァ」
みんなその子に目を向けた。不思議なことに、足と手首にナイフが刺さっていた。
そしてその子は倒れてしまった。
「だ、大丈夫!?」
麻呂と言う子が立ち上がった。う、うち何しとるんや。心臓マッサージとかしなきゃやん。
その子は力なく顔を上げた。まだかすかに息をしている。
「AEDだ、、AED!」
「ちょ、でも息とかしてるからやっちゃダメやん」
「そ、そっか、、おい、お前!大丈夫か?」
「、、、だ、大丈夫、、ただ、、走りすぎて疲れちゃったんだ」
その子は座り込んだ。
ナイフを抜いてあげるとその子は落ち着いて話し始めた。
「実は、、目が覚めると、、何故か屋上にいたの。その時目の前に映ったのは死んでいる隣のクラスの女の子だった」
その子の桃色の瞳が潤んだ。
「あの時は怖かったんだ。それで屋上から逃げたの。逃げている間、、なんだか、不思議なところに行ってしまったの」
「不思議なところってどこ?」
「わからない。校内ではない。そして、この学園にいるはずのない、女の子がいたの。でもその子に見覚えがあった、、なんでだろうか、。その子は急に、襲いかかってきたの。それでもがいてたら急にここの近くに倒れ込んでいたってわけ」
「その不思議な子って誰?」
「なんか、、黒色の髪の毛。目にも光が宿ってないし。それに傷がついてた。」
「そっか、、怖かったね。でももう安心して。ここは平気だから」
カナ、優しいなぁ、、
「君はなんていう名前なの?」
「鵜澤 心。よろしくね」
- Re: 人狼は貴方のそばに ( No.18 )
- 日時: 2024/11/21 16:32
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
🧡るの視点
心という仲間が増え、また探索の時が始まった。さっき、紗奈さんが何か言いたそうだったけど、なんだろ、,?
まあ良いか。
「結構人数も増えたし、1人ずつにした方が良いよ」
カナさんが提案した。
「そうやな!じゃあ集合時間は,ーーな。それまでに戻ってくるんや。」
「OK!じゃあ俺は、プール行ってみる」
「私は、会議室行ってくるね!」
みんなそれぞれの場所に向かった。
私は,誰も 行かなかった,武道場に行った。ちょうど近かったし。それに,人狼が出る気配もなさそうだ。
念の為ケータイをこっそりとポケットに入れた。もしも人狼が来た時,すぐ連絡できる。
武道場だ。いつもと変わらない、部屋。どこも変わっていない。手がかりがあるかもだし,行ってみなきゃ。
「え?」
「うう,,」
目が覚めると武道場の壁に寄りかかっていた。
なんだろう?体が軽いや,。まぁ良いか。
「あ,もう集合時間じゃないの。行かないと心配されちゃう」
私は武道場を出た。
教室にはもうみんな集まっていた。
「皆さんお待たせしまってすみません,」
いつも通りの声を出したはずだった。なのにみんな振り向かない。声が聞こえてないようだった。
「皆さん?」
「。。。。」
無視されている?いや,,無視じゃない。私の存在すら確認されていないようだった,。
- Re: 人狼は貴方のそばに ( No.19 )
- 日時: 2024/11/24 18:22
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
🧡るのしてん
「みな,さん?」
やっぱり聞こえてない。,。なんで?
「るのさん遅いね,,」
「ね,,どうしたんろう,,まさか,,殺されたとか?」
やっぱり。私の存在すら確認されてないんだ。
「やめてよ。きっと帰ってくるよ!あたしだって前誰かと会って少し遅くなった時あるでしょ?きっと誰かと会ったんだよ!」
「…そ,そうやな,,」
ふわふわしているし,誰からも見えていないって,,もうこれ,,
私,,
死んでるようなもん?
「私,,死んでたのかな,,?あの時,,?」
「ソウデスヨ」
「え?」
私は振り向いた。そこにはいるはずのない少女がいた。みんな気づいてない,,,ということはこの人は今私にしか見えてない,,?
「貴方は死んだんですよ」
クラクラしてきた。あの時,,武道場に入ろうとした時,確か意識が薄れた。そうか。あの時に刺されてたんだ,,。
それにしても,,この少女,心さんが言ってた子に似てる,,。
「貴方一体誰なんですか,?心さんを襲いましたよね,,?」
「はい。あの子を襲いましたよ」
なんで,,?この子,,まだ小学生じゃない,,?
「貴方,,一体誰なんですか!?この学園じゃないですよね?」
「はい。私は,小学生’’でした’’。」
でした?どういうこと?
「貴方にはわかりませんよね。」
そういうとその子は消えた。
「そっか,,私死んだんだ」
脱落者 雲境るの
- Re: 人狼は貴方のそばに ( No.20 )
- 日時: 2024/11/30 09:36
- 名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)
🌙雨月麻呂視点
「るのさん、来ないね、、?」
「やっぱり死んだんじゃないん、、?」
「やめようよ、暗い話するの。…それより、探索、する、?」
「そう,だね…。」
みんな表情が暗い。私もそうだ。
「じゃぁ、、あたしは…一回に行くよ。まだ行ってないしさ」
「じゃあ、、今回も1人ずつってこと?」
「いや、2人にしないか?だって1人が死にそうな時、もう1人が助けを呼べるし」
私も紗奈さんの意見に同意。
「…でもさ、2人そこで脱落したら大変じゃん?だから1人にしようよ」
心さんが言った。まあそれもそう。
「じゃぁ1人にするよ?もしもそれでまた脱落者が出たら、、今度こそ2人にしよう」
カナさんがそう言った。
そしてみんなは四方八方に散らばった。
私は2階に降りた。妹のクラスがあるところだ。
「妹大丈夫かな、?」
やっぱり心配だ。妹も来てるはずなのだが、、。
2階には何もなさそうだったし、別の階に行こうとした時。
「お姉ちゃん?」
声をかけられた。この声は、、
「魔穂!」
そう,妹がいたのだ。妹はいつも雰囲気が暗いが今の妹は少し顔が明るくなった。
「お姉ちゃんだ、、!やった。ずっと探してたんだよ」
「私もだよ、、!さあ、安全なところに行こう」
「安全なところ?」
「うん。私たちの仲間がいるよ。」
「そっか、、お姉ちゃんを見つけられて元気が出たよ」
こんな嬉しそうな妹を見たのは、初めてだった。