二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll
- 日時: 2010/08/03 23:35
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
- 初めまして、慧智瑠と言います。 
 この小説は心霊探偵八雲と名探偵コナンのコラボ小説です。
 原作を知らない方は、是非読んでみて下さい。
 ということで、敢えてキャラ紹介はしません。
 〜注意〜
 ・内容はあまり明るい物ではありません。
 ・原作のイメージと少し違うかもしれません。その時は助言頂けると嬉しいです。
 ・更新は不定期です。
 ・コメントを残して行って下さるとうれしいです。
 あとは、ネット上のマナーをわきまえましょう。
 下手ですが、楽しんで行って下されば本望です。
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- Re: 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll ( No.12 )
- 日時: 2010/08/08 11:14
- 名前: 銀雅 (ID: Ytr7tgpe)
- ▼慧智瑠様 
 どーも、おはようございます。
 本格的な調査開始ですね。
 八雲は寝ちゃったみたいですけど……(笑) 虫刺され煮気をつけてもらおう。
 まずは晴香が頑張ってるようで。
 壷の中に入っていた白いもの……まさか!←
 いろいろとコレかな、アレかな、と予想しています。
 今のところ主力候補は二つですね……あえて公開はしませんけど、ふふ←黙
 外出するそうで……!
 夏休みに遊び(?)に行くのは羨ましい限りです。
 怪我に気をつけてくださいね。
 ◎/銀雅
- Re: 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll ( No.13 )
- 日時: 2010/08/09 09:45
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
- 初めまして。 
 とってもおもしろいです!本格的ですね・・・ボクもがんばろ。
 八雲さんと晴香さんの会話が本物すぎて・・・!どうやったらそんなに書けるのかが謎です。
 慧智瑠さんに感服しつつ、読ませてもらいました。
 頑張ってください!応援してます!
- Re: 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll ( No.14 )
- 日時: 2010/08/10 22:30
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
- >>銀雅さん 
 ただいま帰ってまいりました☆
 八雲君はぐっすり就寝タイムでございます。(笑)
 白い物は……やっぱり想像付きました?(笑)
 あとで更新するので、しばしお待ちをwww
 >>吉瀬来駕さん
 初めまして♪外出中で返信遅れました……。orz
 本格的じゃないですよ、へなちょこです☆(^^;)
 八雲と晴香の会話、自然ですか?良かった……キャラ崩壊が一番怖いので(笑)
 八雲君達に呪われますから。(爆)
 どうやったらかけるのか……頭の中で実際にキャラを動かせばいい
 と神永さん(八雲の作者&神)が言ってたよ!(他人任せwww
 感服?マジですか??……嬉しすぎて目から何か出てきましたよ……。
 応援ありがとうございます!頑張ります!!
- Re: 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll ( No.15 )
- 日時: 2010/08/10 22:59
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
- 「何だろ、これ?」 
 壷の中に更に頭を突っ込むと、強烈な腐臭が鼻を突いた。
 「……!」
 壷の中の闇から、恐怖に引き攣った顔をした骸が、こちらを見上げていた。
 壷の中には腐敗した死体が入っていたのだ。
 「いやぁぁああああっっ!!!!」
 悲鳴が虚ろな闇に呑まれていく。
 「どうした!?」
 八雲が駆けつけてくる足音が、近づいてきた。
 「こ、ここに……死体が…………。」
 「……とにかくここを出よう。」
 目の前に差し出された八雲の手を握り、導かれるままに歩く。
 「うっ……。」
 突然吐き気がして、そのまま意識が途切れた。
 『お雛、こっちにおいで。』
 『お爺ちゃん!今行くよー!』
 お雛と呼ばれた幼い女の子が、目の前に流れる川をヨタヨタと、危なっかしく渡り始めた。
 『お雛、足元に気を付けるんだよ。』
 『うん!』
 その時、女の子の足が深みに捉われ、身体が水の中に沈んだ。
 『お爺ちゃん!助けて!!』
 『お雛!』
 お爺さんがこちらへ来ようとしている間にも、女の子の身体は沈み、既に頭も水に浸かり始めた。
 『死ぬな、死なないでくれ!』
 お爺さんの手が女の子の元へと延びる頃には、女の子の息は止まっていた。
 『お雛!!』
 『死にたく……ないよ…………。』
 女の子の目が恐怖に見開かれ、彼女の手から力が抜けた。
 そして、ノイズの走るテレビ画面のように、視界が暗くぼやけていった。
 「……さん、晴香さん!」
 身体を揺すられ薄らと目を開くと、陽菜乃さんが私を不安そうな顔で見ていた。
 「うっ……ここは?」
 「ここは母屋だ、君が気絶したから僕が運んだ。」
 八雲がどら焼きを頬張りながら、そっぽを向く。
 「そっか……。」
 ありがとうと言おうとしたが、再び吐き気がして言えなかった。
 「では、大学まであなた方をお送り致しますので、付いてきて下さい。」
 「大丈夫です、僕がこいつを連れて行きますから。」
 そう言いながら私が立ち上がるのを手伝うと、さっさと行ってしまった。
 「あっ、ご迷惑をおかけしました、ごめんなさい。」
 「大丈夫ですよ、体調にお気をつけて……。」
 別れの挨拶もそこそこにやけに大きな屋敷を飛び出した。
 「体調はどうだ?」
 「もう平気、それよりも早く帰ろう!」
 暗い顔をした陽菜乃さんの事も気になったが、早くこの屋敷から離れたかった。
 それに、さっき見た女の子の夢に関しても、ゆっくりと考えてみたかった。
 「……何も起きないと良いんだけどな。」
 八雲がポツリと呟いた。
 (悪い意味で)予想を裏切らない展開。orz
 次はコナンのターンです。(一応予告)
- Re: 心霊探偵八雲×名探偵コナン 呪われたphantom doll ( No.16 )
- 日時: 2010/08/11 21:52
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
- —二章— 迫りくる影 
 「コナンくーん!準備できた?」
 「今行く!」
 蘭の声に急かされ玄関に走り、靴を履いて外に出る。
 「じゃ、いこっか!」
 蘭の差し出した手を握り、駅まで向かう。
 「ねぇ、蘭姉ちゃん。これからどこに行くの?」
 「あれ、昨日言わなかったっけ?」
 「博物館に行く、とは聞いてるけど……?」
 「ほら、最近テレビで話題になってる米花博物館よ。」
 そう言えば、前にやってたテレビの夏休み特集でそんなこと言ってたな。
 「で、そこのチケットを園子から貰ったから、コナン君と一緒に今日行く事にしたのよ!」
 なるほど、園子が一枚噛んでいるとなると、もしかして……。
 「そのチケット、どれぐらいするの?」
 「園子が言うには、これは一般の人には買えないらしいのよ、招待された人とそのお友達しか、手に入らないんだって。だから、博物館はかなり空いてて回りやすいんだって!」
 「あっ、もしかしてあの建物の事?」
 黒っぽい色をした石壁に何個も窓がある、近代的な建物だ。まだ新しいのか、さほど汚れてはいない。
 「園子!!」
 エントランスの辺りに、小奇麗な格好をした人が何人も集まっていた。
 その中の一人が、くるりと振り返る。
 「あっ、蘭!……って、メガネのガキンチョ連れて来たの?」
 「あれ、子供って連れて来ちゃ駄目だった?」
 蘭が小首を傾げると、園子が呆れたように溜息を吐き、首を横に振る。
 「そう言う訳じゃなくってさ……ほんとに蘭はそのガキンチョがお気に入りなんだね。」
 「べ、別にお気に入りって訳じゃないけど……!」
 蘭の顔がみるみる赤くなり、その様子が面白く、笑いだしたくなるのを必死に堪えた。
 「た、ただ、コナン君は他の子より大人しいし、良い子だからよ!」
 「じゃあ、おじさまを連れてこれば良いじゃない?」
 「お父さんは仕事があるから来れなかったの!」
 「ふーん……まぁ、良いや。それより早く中に入ろうよ、外じゃ暑いし!」
 エントランスの自動扉が開くと、中にはたくさんの陶器や壷が壁に沿って展示されていた。
 そして、それらの中心には、たくさんの人が談笑を楽しんでいた。
 「うわぁ、有名人がいっぱいいる……。」
 最近テレビでよく見る芸人もいれば、産業界で名を馳せている大手メーカーの社長まで、いろんなジャンルの人がいた。
 「じゃあ、私達は展覧会回ってるね?」
 「ちょ、ちょっと待った!ねぇ、お願いだから、挨拶ぐらいしていってよ、ね?お願いっ!!」
 「でも……。」
 挨拶?何の話だろうか?俺はそこら辺に関しては詳しく聞いてないので、よく分からない。
 「ねぇ、蘭姉ちゃん。どうしたの?」
 蘭の服の裾を引っ張ると、一応説明してくれた。
 どうやらチケットを貰う時に、ここにいる人達と挨拶していく事が条件だったらしい。
 そこで、最初は嫌がったのだが、園子の口車に乗せられ、貰う破目になったらしい。
 「ねぇ、お願いだからさ……。」
 園子が手を合わせ、必死に蘭に言い寄る。
 もし園子が男だったら、求婚のプロポーズと勘違いしてもおかしくない程だ。
 「ねぇ、園子姉ちゃんも必死だし、行ってあげたら?」
 「もう、コナン君まで……分かったわよ、行けばいいのね?」
 渋々と言った感じだったが、溜息を一つ吐くと人群れの方へ歩いていった。
 「ありがと!後でジュースでも奢るね。」
 園子が小声で囁くと、蘭を追いかけて行ってしまった。
 ———ジュースねぇ……。
 毎度のことだが、小学生の身体でいると、餓鬼扱いされるからウンザリする。
 ———まぁ、気にした所で始まんねぇもんな。早く元の身体に戻りてえなぁ……。
 蘭の元へ行くと、早速話が弾んでいるようだった。
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