二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Dear Girl〜Stories〜&響 依頼&コメ来て!
- 日時: 2012/01/07 09:28
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- 秘密組織『響』 
 ラジオDear Girl〜Stories〜
 それは迷える乙女の為に道を切り開き、どんな困難に手助けする組織であった。
 いわば乙女の為に存在する組織。
 その『響』のメンバーがパーソナリティーを務めるラジオがあった。それは『Dear Girl〜Stories〜』。
 迷える少女の為に声優業の傍らに『響』の活動をする二人の男達が居る。
 声優『小野大輔』(通称:オノD)
 声優『神谷浩史』(通称:ヒロC)
 そんな男達の元へ新たなメンバーがやって来たのである。
 そのメンバーは『響』に新たな旋律を付け足した二人の人物であった。
 Dear Girl〜Stories〜響の新たな活動が始まるーーーー。
- Re: Dear Girl〜Stories〜響 【夢小説】 ( No.7 )
- 日時: 2011/12/17 14:05
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- 002 『乙女を思っていれば女でも良い程自由なのは『響』だけ』 
 「え……!?ちょっ、それ本当!?」
 驚きの声をあげるヒロCにオノDは首を縦に素早いスピードで振った。
 唖然とする二人に、影山を脇形は顔を見合わせて一気に制服を脱ぎ去るとそこには『響』のピンバッチと『響』のつなぎを着ていた。
 「バレちゃったのはしょうがありませんね!!」
 「つーか、誰のせいだと思ってんだよ……」
 「だって、せっかく真田君の本性を出せそうなんだよ?」
 「ていうか、アンタ達自己紹介くらいしてください…」
 「………響」
 影山と脇形の正体を知って、驚いたのは池田さん。
 目を丸くして二人の姿を見つめている。
 確かにいきなり知らない生徒が「文芸部部員」とか言って入って来て、いきなり自分に恋してるのだから(それは影山の演技と知っても)可笑しいとは思っていたが、まさか『響』とは思わなかっただろう。
 そんな池田さんを細い目で見つめながら、騒いでいる脇形にツッコみを入れる影山は一息ついてから、言葉を発した。
 「影山空、響の新メンバーであの司令官から“カゲS”って名前貰ったんだけど…声優で性別は『女』年は二十四で登馬の姉」
 「脇形登馬!あのアホ司令官から“ワーK”って名前を貰った男性声優です!空のいも…違った、弟です!!」
- Re: Dear Girl〜Stories〜響 【夢小説】 ( No.8 )
- 日時: 2011/12/25 17:07
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- 文芸部にいた時は眼鏡を掛けており、かなり男っぽかった影山(これからはカゲS)はつなぎを来ていると女らしさが少し見えて来る。逆に脇形(ワーK)は女っぽさが消えて男の子に見えて来ているが、二人とも似過ぎである。 
 「本当に、新メンバー来たんだね」
 「あのクソ司令官から来た時は本当に殺そうかと思いました」
 男装を止めたので、声に少し高みがかかったカゲSが黒い笑みでヒロCの質問に答えていると、いきなり池田さんがカゲSの腕の袖を引っ張って少し涙目混じりに
 「あの…さっき“真田君の本性”とか言ってましたよね…あれ…どういう意味ですか?」
 「……真田君は確かに皆にとって憧れで、勿論女子にも人気だけど僕達は見つけたんだよ…真田君の裏の性格を」
 「……え?」
 「それで登馬が女に扮して真田と疑似恋愛をし、その間をお前に気づかれないように俺がお前をオトす演技をしてたって訳だが、まさか先輩方に見つかるとは思ってなかったけどな」
 カゲSがそう言いながらチラッと、ヒロC達の方を見てこう言った。
 「先輩、真田の本性を見てみませんか?」
 にやりとした笑みで、眼鏡を掛けノーパソを持つカゲSに二人は頷く。
 そして「私も見たいですっ」と池田さんまでノーパソに寄って来た。
 そこにはーー
 「あの…真田君……この女の子、誰?」
 女に扮したワーKがケータイを広げながら真田に何か見せて来る。そのケータイに写されていた物は沢山の女性の写真。
 それを見た真田は戸惑いもせずに
 「俺の彼女達だよ、可愛いだろ?お前で九股…あと一人、池田をオトせば十人目なんだよ」
 「……真田君」
 「あ?」
 「女子をナメんじゃねーよ!!」
 そうしてガッとカメラを止める音がした。そして池田さんは驚きを隠せずに呆然としている。
 それを見たヒロCとオノDは
 「こいつは、乙女の“敵”だな」
 「ですね、どうします?」
 「引っ張り出すに決まってんだろ?乙女の敵は俺達の敵、無論『女』としての立場上許せないがな」
 「………真田……君…!!」
 池田さんが立ち上がる、その瞳には涙と決心が見えていた。
 「私にやらせて下さい!」
- Re: 【夢小説】Dear Girl〜Stories〜響 依頼募集中 ( No.9 )
- 日時: 2012/01/02 16:55
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- 池田さんが提案したのは、こうだった。 
 まずは実際池田さんが真田君に告白し、恋愛をしている間をヒロCとオノDがビデオカメラで二人の恋愛模様を撮影する。
 絶対に真田は自分が九股をかけている事を自慢して来る。それを逆に使いワーKの情報能力で、真田がかけている女子達を特定する。そしてカゲSはその間に真田がかけていると思われている女子を口説き落とす。(しかし、この事に対してカゲSは酷く動揺したが)
 そして最終的にその女子達を真田の前に集めて、奴をどん底に突き落とす。
 「でも…いいのか?麻子、お前の好きな相手だろ??」
 「逆に腹が立ちました、こんな男子好きじゃありません!!」
 「ありゃりゃ」
 「でも、よくカゲSもワーKも高校の服着てバレなかったな……いくつ?」
 「「24」」
 「若っ!!」
 作戦に対して「いいのか?」と池田さんに質問するカゲSに「逆に腹が立つ」と怒りの表情を見せている池田さん。それを苦笑するオノDだったが、ヒロCがこの二人は何故バレなかったのか年齢を問うと、若すぎる答えが帰ってきた。
 それに驚くオノDは、ひっくり帰った。
 馬鹿でしょうね。
- Re: Dear Girl〜Stories〜&響 依頼来て! ( No.10 )
- 日時: 2012/01/07 07:39
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- そして、各自役割を果たす為に動き始めた。 
 カゲSはもう一度眼鏡を掛け、制服を着て“男”に成り済ます、そして弟の方も制服(女子用)を着て少し長い髪を後ろに束ねてポニーテイルにする。
 オノDとヒロCと池田さんは真田を探す事から始める為、バラバラになって行動した。
 そしてカゲSとヒロCは同じ道を通っていた。
 何故か、何となく一緒の道を歩いていた。
 隣に歩いているのは女で、驚く程女だと分かると意識する様になってしまう。
 「あ……」
 カゲS……いや影山は、良く知る女子を見つけていた。
 その女子はほわほわしたオーラを纏う可愛い子、影山は「さっそく」と言わんばかりに走って行き
 「南、ちょっと良いか?」
 「ほぇ?……カゲちゃん??どうしたの?」
 ほわ〜としたオーラで影山に話しかけるが、彼女は少女ではない。着ている服が制服ではなく、教師用のスーツ。
 (…オイィィ!何教師に話しかけてるんだよ!?しかもため口!)
 「いや、真田龍の事なんだけど…南さ、真田と仲良いだろ?ちょっと彼女事情を教えてくれないかな……?」
 「ん、良いよー!カゲちゃんとは友達だもん、当たり前でしょ??」
 「さんきゅっ!お前高校の時から変わらねーな、やっぱ」
 「あはは、若いって言ってくれて結構だよ」
 (………は?)
 実は“南”と呼ばれた教師、影山のクラスメイト。現在教師として働いている人だったのだ!割と友達が多いらしい影山は、次々と南先生から聞き込み的な事をして行く。
 迅速な所と話し方に女性らしさが加わっている為、“話し上手”とヒロCは考えた。
- Re: Dear Girl〜Stories〜&響 依頼&コメ来て! ( No.11 )
- 日時: 2012/01/27 15:29
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
- 「じゃね、南!」 
 「うん、じゃーね!!」
 カゲSが南先生の元をパッと離れ、ヒロCの方へと近づいて来た。手にはメモを持ってそれをじぃ…と見つめていた。
 ヒロCの近くを通り過ぎようとした瞬間、ヒロCはメモの中身が見えた。メモにはぎっしり女の子の情報が書かれており、一番下に
 『女を守る!』
 と丸く囲んであった。ヒロCはそれを見て「こいつ…女なのに」と小さな笑いが混み上げて来る。
 ヒロCは、手を拳にし通り過ぎようとしているカゲSの腕をポンを叩いて
 「頑張れよ、空」
 と言うと分かった様にカゲSが頷いている様に見えた。するとカゲSは走り去って行った。
 ………廊下は走ってはいけません。
 またヒロCが後ろを振り返るとカゲSの耳がほんのり赤くなっていたのである。
 「やっぱ女子だな」
 とヒロCは呟いて、階段を下ろうとすると
 「おい!何でだ!?」
 と女に激怒している真田を見つけてしまったのだーー。
 一方ヒロCと別れたカゲSは、三年生教室前の廊下で真田龍と付き合っている女を見つけた。勿論、これは南先生から得た情報。
 金髪のロングの女の子。カゲSは眼鏡を直して「影山空」へと戻った。
 そしてーー
 「君、学内の風紀を乱してはいけないよ?」
 風紀委員の様な口ぶりで女子に話しかけたのである。
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